「寒い時期に溜め込んだ脂肪を、何とか温かい時期のうちに落としたい。」と思って、ダイエットを考えている人はいませんか。ただ、実際に効果が期待できそうなダイエットを始めてみても、思うような効果が実感できないこともありますよね。こんな時にお勧めのダイエットが、最近人気のアルカリ性ダイエットです。では、アルカリ性ダイエットとは、一体どういうダイエットなのでしょうか。
アルカリ性ダイエットのメリットとは?:むくみ、冷え性を改善
「アルカリ性ダイエット」と言う名前から、アルカリ性ダイエットの内容について、大体想像が付いている人もいるのではないでしょうか。
簡単に言うと、アルカリ性ダイエットはアルカリ性食品を意識的に摂取して、体のpHを適正に保つダイエット法です。
実は、私たちが食事で摂取する食べ物にはミネラルが含まれていて、ミネラルに応じて酸性食品、アルカリ性食品があるのです。
酸性の食品の過剰摂取で体内を酸性にしてしまうと、代謝が落ちて体内に老廃物が蓄積しやすくなり、むくみや冷え性などの原因になります。しかも、酸性と言うことは細胞の酸化にも繋がり、病気や肌の老化の原因にもなります。
一方、アルカリ性食品を積極的に摂取すれば、内臓の働きを活発にして内臓への負担を軽減することが可能です。もちろん、腸の働きも良くなって、便通を良くする効果にも繋がります。
どういう食品ならアルカリ性ダイエットが可能?:食品PH
「アルカリ性ダイエットでは、アルカリ性の食品を意識的に摂取すれば良い。」と言われても、具体的にはどういう食品がアルカリ性なのか、分からない人が多いでしょう。
まず、アルカリ性食品としてもっとも身近なものに、野菜やキノコ類、果物、大豆食品、ナッツ類などがあります。それから、亜麻仁油やココナッツオイルなどの植物系のオイル、自然のスパイス、ハーブティなどもアルカリ性食品に該当します。
逆に、酸性食品には、肉や魚などの動物性タンパク質、米、白砂糖などがあります。また、「アルコールはアルカリ性。」と思っている人も多いのですが、実は酸性食品なので誤って飲み過ぎないように注意しましょう。
酸性食品はどのくらいまでなら摂取して良い?【理想の割合は7:3】
「アルカリ性ダイエット」と言うと、ひたすらアルカリ性食品ばかりを摂取したくなるかも知れません。
でも、酸性食品が全く必要ない食品だと言う訳でなく、私たちの体内に必要な栄養には、酸性食品でなければ摂取することのできない栄養もあります。なので、栄養バランスの偏りを防ぐためには、アルカリ性食品も酸性食品もバランス良く摂取する必要があります。
割合にするとアルカリ性食品を1日の食事の70%、酸性食品を30%にするのが理想的です。何となくで「アルカリ性食品:酸性食品=7:3」を意識するのも難しいので、食事メニューをノートに記録してみると良いかも知れませんね。
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