転職というものは、年齢が若ければ若い程有利になる事は多くの方々の周知の事実でしょう。
求人先企業にとっても、多くのところが表ざって表記は出来ませんが30歳までの若年労働層を欲しがっている事は明らかです。
そんな状況下にあって、なんとこの私、57歳にしてまたまた転職を成し遂げてしまいました。
(参考:50代でも転職を成功できたのか?転職サイトのリクナビからスカウトメールが届く)
これが通算16度目の転職です。
まあ、この数の多さについての賛否は別にして、今回の転職活動において改めて気づかされたことをいくつかピックアップしてご紹介しておこうと思いました。
まあ、私のような無謀とも思える転職をこの歳になって行おうと思う人も少ないとは思いますが、もし何らかのお役に立てれば幸いという気持ちを込めて書かささせておもらいますね。
Contents
求人先企業は今の仕事の延長であること 50代転職のコツ
まず真っ先に申し上げたいのが、求人先企業の業界や業種、職種のことです。
私は縁あって50歳から役員運転手の仕事に取り組むようになりました。
恐らくこのような仕事、20代や30代の時には目もくれなかった仕事だと思うのです。しかし、ものの見事にこの仕事は私にマッチしました。
このように一旦、自分にピシッとはまった仕事が見つかったなら、雇用される会社が変わってもいいですから、その職種なり業界なりを変えない事ですね。
これを50歳台の中高年層になってからコロコロ変えてしまうと若い時のような順応性が発揮されなくなってしまい、気持ちが大いに焦る結果になってしまうのです。
転職というものは、なかなか自分にベストマッチした会社と巡り合う機会というものはそうそうありません。
それでも若いうちならば、何とか順応力もありますので何とか対応できると思うのですが、歳が50歳台になってくると今までの人生経験が邪魔をして新しい業種に対応できなくなってしまうのです。
そういった意味では中高年層の転職は極力、今まで自分が得意だった分野の仕事を探して求人先を選ぶようにした方が、入社してからの定着率は良くなることでしょう。
ましてや60歳を目前にした転職ならば尚更です。この年齢になって他業種に挑戦するというのは非常にリスクを高めてしまう事を肝に銘じましょう。
履歴書や職務経歴書の再度の見直しを!
転職をあまり経験されておられない方ならば、履歴書の職歴欄が不足するという事はないでしょう。
ところが私のように16回も転職をやってしまうと1枚の履歴書では全職歴を書ききれないという異常事態が勃発してしまいます。
こんな時は年金の支払い期間が長かった企業を優先して書いて行けばいいのですが、その際、注意したいのが年金記録での支払い記録上の期間とあなたが転職した際の入社・退社の日付のずれです。
まあ、転職回数の少ない人ならばあまりその辺を間違える事はないと思うのですが、私のように数が増えてしまいますと、細かく照らし合わせてチェックするのがややこしくなる、というくらい数字の間違いが起こってしまうのです。
今回の面接、1時面接が終了した段階で私の年金記録の控えを次の2次面接までに送ってください、と言われました。
あまり深く考えていなかった私は指示通り、社会保険事務所で控えを取り、それを今回仲介してくれていた転職サイトのエージェントの方に送ったのですが、なんと履歴書や職務経歴書に書いていた入社日付が年金支払い記録の日付と違っていたのです。
エージェントの方が事前に気付かれて履歴書や職務経歴書を訂正してくださったので助かったのですが、うっかりすると履歴書や職務経歴書の詐称ともとられかねない事態になってしまう可能性もあったのです。
よって、特に転職回数の多い方に申し上げたいのですが、履歴書や職務経歴書を提出する前にもう一度、数字にじっくり目を通してケアレスミスがないかどうか、チェックしておきましょう。
志望理由の再チェック
今回の転職において、書類選考に当たる時期での志望理由についてかなり真剣に考えました。
それは今界の転職先よりも前の段階において何度も書類選考が通過できない事態が続いていたからです。
そこでそのときの志望理由をもう一度読み直してみたのですが、書いている内容は自身の60歳以降の生活ベースの不安や給与に対する不満等ばかりが書かれていました。
ううーん、これではなあ、という気持ちになったのは当然でしょう。
数か月前に自分で書いた文章に対して自分自身がNGを付けているのです。
そりゃあ、これでは書類選考、通過できないなあ、とつくづく思いました。
志望理由というのはあなたが次の会社で何をしたいか、どれだけの働きをしたいか、という事をアピールするものです。
決して「自分がいくら欲しい」、という事ばかりを訴えるものではないということなのです。
よって今回は練りに練った志望理由を考えました。無事に面接にたどり着けたのは、そのかげだったかもしれませんね。
ピントさえ外れていなければ60歳前の転職も怖くない!
今回は60歳を前にしての転職ということで、
- 求人先企業は今の仕事の延長であること
- 履歴書や職務経歴書の再度の見直しを!
- 志望理由の再チェック
という3点をご紹介させていただきました。
転職というのは、前向きに働いているからこそ与えられる権利だと私は思っています。今のステージで実現できない夢や希望を次のステージで実現させよう、という強い意志があって初めて軸のぶれていない転職が成立すると考えています。
まあ、とは言え、私自身の転職活動はもう本当にこれでおしまいになるでしょう。これ以上やったら次に履歴書や職務経歴書を作る際に本当に困ってしまいます。
今回の私の転職体験談、お役に立てたかどうかは分かりませんが、皆さまのより良き人生の一助にでもなれたら本当に本望でございます。悔いのない人生を歩きましょうね。
(※今までの転職についてはこちらのサイトで⇒40代で10回転職を成功させた男の体験記録)
中高年者の転職には転職エージェントがおすすめ
私は57歳にして無事転職をすることができました。
そして、以前の記事にも書きましたが、利用した転職サイトは「リクルートエージェント」です。
やはり、中高年者の転職には仲介者のエージェントがついてくれる転職エージェントを利用するのがおすすめですね。
参考:転職エージェントは中高年の転職にとっておすすめなのか?
自分のキャリアにあった職を探してくれますし、エージェント側も成果報酬がありますので、できるだけ年収の高い企業に転職させようと頑張ってくれます。
もちろん、こちらも本気で取り組まなければ、筋が悪いと思われてしまったら、相手されなくなっていまいますが、その点からも上述した転職成功のポイントを押さえて真摯に取り組めば転職成功へ近づきますよ。
転職エージェントで評判が高い会社は以下です。
中高年者は確かに不利ですが、あきらめずにやれば必ず転職は成功できます。粘り強くいきましょう。
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