57歳で最後の転職となるか?どうして40代で10社以上転職を繰り返してしまったのか?

こんにちは。役員運転手のひでちちです。

57歳にして転職成功しました!50代の仕事探しのコツとは?」等の記事で書いていますが、57歳にして生涯14社目の転職を果たしました。

今回は私の転職人生を振り返り、本当に57歳で行った転職が正真正銘、最後の転職になるかどうか、自分なりに検証してみたいと思います。

思えば40代になった時から怒涛のように転職を繰り返し、40代の時の10年間で10回もの転職を繰り返す「愚」の骨頂を実行してしまった私。人に自慢できるような経歴では全くないですが、そんな愚かな経歴だけに他の人にとったら大いに参考になる事もあったかも分かりません。

私の転職人生、40代以降をクローズアップして書いて参りますね。

40代の時は1年に1回ペースで転職を繰り返す

私の転職履歴。40代になってから狂ったかのように転職ペースが上がってしまいました。

ではどうしてそこまで転職ペースが上がってしまったのか?思い当たる原因をサッと挙げてみますね。

転職を繰り返した理由①:年収への焦り

転職する原因の大部分がこの原因でしょう。年収というか「実入り」ですよね。1ヶ月というより年ベースでみてどれくらい年収を得ることができるのか。それがない事には転職しようなどとは思いません。

ただ、いきなり思ったような年収は獲得できるはずがありません。よっぽど条件のいい歩合制の給与ならば最初の1年目からでもチャンスはあるでしょうが、通常の会社であれば1年目から破格の給与を与える会社なんて、まず存在しません。

その事を当時の私はしっかり理解できていなかったのでしょう。いえ、頭では分かっていたのです。例え自分が年収1000万円を目指そうと思っていたとしても自分如きの人間が年収1000万円なんて額、取れるはずがないということを。

1000万円という年収は大手の企業に入って勤続20年以上経って、それなりの昇格を果たしていれば獲得することは出来ます。「我慢」さえすれば出来るのです。その事を50代になってやっとわかったのです。

しかし、40代当時はそれが分かりませんでした。理想と現実のギャップに自分を追い込んでしまってもがき焦ってばかりでした。

この気持ちの繰り返しが40代での愚かな転職の繰り返しを起こしていたのはまちがいないでしょう。

転職を繰り返した理由②:自分のプライドを捨てきれなかった故の人間関係の失敗

実はこの原因が40代での転職を頻発させてしまった原因だったと、今の時点で悟ることが出来ました。

要は自分の能力を過大評価してしまい図に乗っていたのです。

金銭面の事は働いている間はさほど気にしていませんでした。妻の顔つきが納得さえしてくれていたらそれでよかったのです。(相当、妻を怒らせていましたからね。転職のやり過ぎで…)

結局、自分のプライドがその新しい職場で馴染まなかったのです。自分の事を最後に考えその職場のルールやマニュアルを最優先にしなければならなかったのに、今までの自分の成功体験がそれを受け入れることを拒否していたのでしょうね。

40代のこの時期、仕事に慣れ始めてきた半年以降の頃から意見衝突する上司が必ずや現れるようになっていたのです。それが知らず知らず、自分のストレスになってゆき「働きにくい職場環境やなあ」という思いが募っていってしまったのです。

参考:9社目の転職先:ホテル宴席補助業者

だから45歳以降は、会社を辞める際、結構人間関係面でのトラブルが起こりましたね。上司や店長に立てついたり露骨に不満な表情を出したり、と。

しかし、それは結局、自分の本当の適職への挑戦に無理があったからだったのだと、今つくづく思っています。

やはり「適材適所」の法則を無視して無理やり自分の能力に見合わない職場に入れたとしても、長くは続かないという事のようなのですね。

58歳の今にして40歳の時を振り返る~まとめにかえて~

40代で転職を繰り返してしまった原因は

  • 年収への焦り…転職すれば年収1000万円も可能かと思っていた
  • 人間関係作りの失敗…自分のプライドがことごとく裏目に出てしまった

という事になりそうです。

そして50代を迎えた時にようやく

  • それまで守り貫いてきた精神との決別を決心できた

のです。

人間、自分の過去は変えられません。いい経験も悪い経験も全部含めて変えようがないのが全ての人間の過去なのです。

今、58歳。(2018年現在において)40代という時期はかなり昔の事となってしまいました。

57歳に行った転職が果たして人生最後の転職となるかどうかは自分では決められません。ただ、もはや40代の時のような妙な焦りはありません。それが40代と50代との違いなのでしょうか?

もうこの歳になって昇格や昇進はいりません。そんな事になってしまったら「係長」とか「課長」などという役職がついてしまいます。もうそんな煩わしい事に関わるのはまっぴらごめんの心境です。

でも、40代の時はそういった「役職」を求めていました。でも今は求めていません。時間や月日というものが人間の考えを大きく変えてしまう事に、今更ながら「驚き」を感じる今の私です。

※私の40代での転職はこちらのサイトにまとめています。
⇒40代で10回転職を成功させた男の体験記録 ~中高年者の転職成功のコツ~

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