早いもので今の職場を去る日が刻一刻と近づいてきました。
12月に転職先を決めてから今日のここまで。長かったような短かったような、何とも言えない気分です。
(※50代で転職することになった経緯はこちら⇒50代の転職活動日記(2017年11月)~転職してやる!と決定づける事件が発生~)
特に私の年齢が今年で58歳である事を考えると、今までやって来たどの転職よりもどこかもの寂しく、かと言ってこのまま何もしていなかったらますますイライラが募り、早く行動を起こしてこれからの人生を立て直したい、という思いが一層募っていた事でしょう。
さて、何はともあれ2月からようやく引き継ぎが開始されました。退職の意向を告げてからかれこれ約50日が経過してしまいました。
この間の気持ちの持ちようと実際の引き継ぎに当たっての注意点を振り返ってみたいと思います。
引き継ぎの連絡が入るまでの身の置き方について
自分自身は会社に対して退職の旨を申し出てそれを受け入れてもらい、後は実際の引き継ぎが始まるのを待つのみ。実はこの単純で簡単な日常が非常に辛いのです。
そこで引き継ぎの連絡が正式に入るまでのあなたの身の置き方について少々、述べておきましょう。
何があっても秘密の漏洩の防止を
退職の旨を告げて会社に了承されると、もう全てが終わったような錯覚を覚える方はいらっしゃいませんか?
実際は、会社にとったらすべての手続きや引き継ぎ業務はこれから始まるのです。だから退職していく人間が勇み足を起こして口外してはならない事柄が結構あるのです。
まずは当然ながら、自分が辞める、という事は会社から了解を得るまでは周囲の人間には口外禁止です。
これは会社がいかにして退職する人間の後任者を選び出すかの作業に大きな影響を与えてしまうからです。
人事の仕事というのは「秘密裏」というのが鉄則です。人事情報が事前に漏れてしまっていては円滑な人選という作業に大きな障害を引き起こしてしまいます。
退職する人間が勇み足をしてしまって「俺、この会社を辞めることに決まった」なんていうことを、得意顔になって周囲の人間に言いふらしてごらんなさい。
それもある事ない事、会社の悪口や不平・不満を一緒にぶつけて喋ってしまったらもうアウトです。
誰もその退職者の後釜を受け入れる人間はいなくなるかも分かりません。これでは人事の業務が大きく立ち遅れるばかりです。
いえ、それ以上に退職するあなたに非が向けられるかも分かりません。会社の業務を妨害した、という理由で。そうなってしまうと円満退職には程遠い結果になってしまうのは明らかですからね。
よって退職者は何があっても自らの退職に関する情報を、周囲の誰に対しても軽々しく口外してはならないのです。これが引き継ぎ連絡が正式に入るまでの最初の鉄則だと思ってください。
同僚と飲みに行ってつい気が緩んでしまって、退職の事をベラベラ喋ってしまうような愚かな行為だけは絶対に起こさないようにしましょうね。
ひたすら現状の業務に没頭すべし
もう一つの引き継ぎの連絡が入るまでの身の置き方。それは「ひたすら現状の業務に没頭する」ことなのです。
あなたは転職を決めて心もウキウキ、飛ぶ鳥を落とす勢いで気持ちが高揚している事でしょう。こうなってくると普段の気持ちが失われてしまいいつもの冷静さも失われミスや失敗を頻発してしまう事もあり得るのです。
また、気が緩むからか、余計な事を言ったりして周囲から浮くような言動や行動をとってしまいかねません。
ここはグッと自分の気持ちを更に引き締めましょう。引き継ぎ連絡は間違いなく来ます。それまで自分のペースを崩さずじっと静かにその日を迎えるようにしましょう。
現状の業務をいつものペースで冷静に処理していくことは、この時期、非常に大事な事なのです。あなたのちょっとした言動やミスは周囲の人間にあらぬ波風を立てぬとも言い切れません。
せっかくここまでいい感じでやってきたのです。それを自分の軽はずみな振る舞いでご和算にしかねない事態になってしまったら身も蓋もありませんからね。
とにかくこの時期は会社からの正式な連絡が入ってくるまでジッと我慢しましょう。私は正式な連絡が来るまで約50日かかりました。こうも待たされるとやはりいい気分はしません。しかしそこを我慢してこそ、今までの努力も報われるというものです。
万全な円満退職は、大人しく冷静にその時を待つより仕方ありません。ひたすら現状の業務に没頭してその日が来るのを待ちましょう。
まとめ ~引き継ぎの連絡が入るまでの身の置き方~
今回は私の引き継ぎ開始前の状況を2つのポイントで解説致しました。
それは
- 何があっても秘密の漏洩の防止をする…それは人事の業務を妨げてしまい、円満退職の道が遠のいてしまうから
- ひたすら現状の業務に没頭する…余計な言動や行動は周囲に波風を立てる恐れがあるので
です。
とにかく調子に乗って大事な情報をベラベラ喋るという愚かな行為だけは慎みましょう。会社は決してあなたの転職をいい加減に扱おうとは思っていません。
双方が気持ちよくそれぞれの道を進めるように計っているのです。
正式な引き継ぎ連絡が来ないからといってイライラして余計なトラブルを引き起こしたらそれこそ「あほ」な行いです。ここは大人の人間の底力を見せるべく皆の模範となるような行動を取りましょうね。
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