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FX基礎知識 経済指標

経済指標や各国中央銀行の政策金利発表時はポジション保有要注意【米国雇用統計に注意】

2016/11/18

FX取引をしていますと、常に気になるのが先進主要国の経済指標の発表中央銀行の政策決定会合を受けての金利の発表やその後の総裁、議長などの記者会見での発言ということになります。

有名なのはなんといっても月に一回、月初の第一週の金曜日の日本時間午後9時半に発表になる米国の雇用統計で、非農業者雇用指数と失業率は非常に注目されるデータとなっています。各金融機関の第一線のアナリストが数値の予想を行っていますが、なかなか数字が当たることはなく、しかも大きくぶれることからその後のドル円を中心とした為替の動きが大きく変わることもあり、毎月大変注目されるようになっています。またこの数字結果を元にして米国FRBが量的金融緩和の実施ボリュームを調整したりすることになるため、経済的指標としての注目度は極めて高い状況が続いています。

また、このFRBや欧州ECB,そして日本ではBOJの政策決定会合の結果も主要通貨に大きな影響を与えることとなり、円ベースで言いますと1円以上動くことすらあるため非常に注意が必要となります。とくにポジションを持っているときにこうした発表がありますと、それまでのセンチメントとはまったく逆の方向に動いてしまうといったこともありますし、事前の思惑買いや売りに巻き込まれてストップロスをつけてしまうといったリスクもあることから、あらかじめこうした経済指標や発表があるときにはポジションを少なくしておくとか、事前に手仕舞いをしておくといった用意が必要になります。

特に最近ではFRB議長とECBの総裁の発言で市場の動きが大きく変わることがあるため要注意です。経済指標の場合は結果だけですが、こうした中央銀行の総裁の発言は意図的に行っているものも多いため、発言の内容をめぐって大きく為替が動き始めることもありますので、まず内容をチェックしてからポジションをもっていくことが安全な取引になるといえるでしょうし、思惑で指値をしてポジションを待ち構えるといった方法も考えられるのです。