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高金利通貨ペアのスプレッドを狭くする業者が登場

動かないドル円やユーロドルといったこれまでの主軸通貨ペアの取引から高金利通貨とユーロやドルの通貨ペアの動きに着目してこうした通貨ペアのスプレッドを下げる業者が登場しはじめて注目を浴びるようになっています。

YJFXは期間限定ですが、JFXやヒロセ通商は積極的にカバー先の銀行と交渉してスプレッドを原則固定で狭くするようになっています。こうした背景には最近のドル円やユーロドルなどのボラティリティの猛烈な低下が1つの原因になっているようです。

つまりNDD方式などで売買ボリュームが増えるとそれに伴う口銭が稼げる方式のFX業者では、基本的に取引ボリュームが増えることが利益を大きくすることになるわけですが、動かない通貨を前に殆どのトレーダーが売買をしなくなってしまいますと、結果として利益が出なくなる状況に陥ってしまうからなのです。

こうしたことから比較的大きな動きを見せるポンドや資源国通貨である豪ドル、NZドルとユーロ、ドルなどの通貨の組み合わせについてスプレッドを狭くすることで取引しやすい環境を作り出すFX業者が増えてきているわけです。それぐらい取引が鈍っているのが最近の現状であり、この先溜まったエネルギーが一定方向に動き出すのかどうかが非常に注目される状況となってきています。

日本では円を中心としてドルとクロス円通貨ペアが取引の主体となってきましたが、ドルストレートやそれ以外の通貨とキャリー通貨となってきているユーロとの組み合わせなどをもっと研究してみる必要がありそうな状況です。考えてみれば2013年はかなり大きく動きましたが、それまではドル円というのは結構動きのない通貨であり、必ず上げても戻ってくる通貨というイメージが強かったのがすっかり忘れ去られている状況です。

実はFXにはそれほど向いた通貨ペアではないというも事実なのです。むしろほかの通貨ペアやスワップ金利の高い通貨に着目していくことが重要であるということもできるのです。FXもつねにその相場状況が変化していますので、その時々でもっとも旬の通貨を組み入れて動く通貨の売買をしてくことがとても重要となってきています。

個人投資家の場合、特にこうしたことに注目しながらトレードをしていくことが重要となってきているのです。ある意味で、市場状況に応じて色々な通貨の動きというものを取引をしなくても関心をもって常にウオッチしておくことが大きなチャンスをつかむ可能性を秘めているということがいえるのではないでしょうか。