スパンモデルって何だ?
スパンモデルという名前を最近よく聞きます。相場が動かないので皆さん四苦八苦していろいろなチャートでの分析を試みているのだろうと思いますが、このスパンモデルはマーフィーこと柾木利彦氏が考案したテクニカル手法で、一目均衡表をベースにアレンジを加えたものといわれています。
このマーフィー氏の弁によれば、一目均衡表をいじっていたらたまたま発見したそうで、えらい時間をかけて作られた一目をいじっているうちに直ぐできてしまったというのはなんとも言いようのない話ですが、まあ早い話が一目均衡表の応用ということができるのでしょう。一目均衡表はご存知の通り25期先まであるのに対して、こちらのスパンモデルの雲というのは直近の足に雲があるという形態になっています。
したがって一目のほうは一応先まで見通せることになるのですが、スパンモデルのほうは、どんどん変化していく雲が表示されているので、まさに今を把握しやすいモデルということができます。したがって押し目、戻り目、サポート、レジスタンスといった機能はこちらを利用するとより鮮明に確認することができるというメリットを享受することができます。
ただ、一方でスパンモデルの雲はまさにリアルタイムであるため、将来予測には向かないチャートであるということもできます。このスパンモデルはヒロセがいち早くチャートに取り込んでいますので、こちらで口座開設すればすぐに利用することが可能になります。スキャルやデイトレをされている方にはなかなか使いやすいものといえるでしょう。
まあ人によっては平均足(こま足)だけみていても十分に勝負できると考える方もいらっしゃるでしょうし、移動平均線を丹念にチェックすることでも売買タイミングを読み込むことは可能とされている方もいらっしゃるはずです。こうしたチャートはあくまで個別のトレーダーとの親和性が最大のポイントとなりますので、どれが秀逸であるといった言い方はなかなかできないものですが、使いこなしてみて成果がでるものは大切に継続して使い続けることが重要になります。
それぞれのチャートには得意不得意の領域があるものですから、特性をよく理解して使い続けることが利益を享受するためには非常に重要になるということができるのです。すべては使う側の心がけ次第で、大きな効果を出すこともできますし、陳腐な結果に甘んじることにもなりますので、とにかく長く見ていることが大きな利益チャンスを呼び込むことになるのです。