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FXブログ 南アフリカランドVSトルコリラ

南アフリカランドとトルコリラのFXを徹底比較【リスク、スワップ加味するとどちらが有利?】

2017/08/10

ランドは最近トルコリラより良く急落してリスクが高いが、トルコリラよりスワップが低い

日本の報道ではどうしても、為替といえば米ドル/円が絶対です。

最近ではイギリスのEU離脱からポンド/円やユーロ/円が取り上げられる事が多くなりましたが、それでも他の通貨情勢はほとんど無視されているのが、現実となっています。

面白いのは、外国の国際問題やニュース、世界各地の面白動画などを取り上げる事はあっても、通貨や単純に貨幣としては、まったく相手にしていません。

その国を興味もってもらうなら、少しは"お金"を正面から扱っても良いと思います。

南アフリカのランドは、イギリスのEU離脱問題の影響をモロに受けて、ランド/円は円高の気配が一向に収まる気配がありません。これは、世界的な流れであり、また致し方ないのかも知れません。

一方で、トルコリラも同じくマイナー通貨であり、この世界的な流れや影響を受けて円高方向に動いています。

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この表から単純に判明する事は、トルコリラは金利がとても高いという事です。

10倍から60倍ほど違うので、スプレッドの違いを考慮しても、トルコリラの方がお得と考えてしまいますよね。

それでは、なぜここまでの違いがあるのでしょうか?

日本の立場で考えると、どちらもマイナー通貨であり、リスクが高い、何よりも長期投資では不安を頭を過ぎります。

それでも歴史的な背景や世界的な信用度から見ると、南アフリカの方が若干ですがリードしていると言えます。信用度があり世界の格付け会社からも、トルコよりは安定している資産とみなされているのです。

南アフリカとトルコを比較すると、最近ではトルコのテロが特に目立ち増す。これは近年問題になっていますが、イスラム系過激派はますます活動を活発にして、大胆な行動を引き起こすと予想出来ます。

これらの点からも日本のFX会社も、トルコ通過を扱うのに消極的なのです。

一方で、FX特有の業界の流れというのもあるのでしょう。このスワップ金利は、各通貨の金利差で決定しますが、政策金利的には両国とも7%前後です。

それなのに、これだけ違いがあるのは、今までの習慣や常識、そして取引量の違いがあるからです。

スプレッドを加味するとどちらがいいのか?

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(引用元:楽天証券)

上記チャートは、直近3ヶ月における、トルコリラ/円と南アフリカランド/円の日足チャートです。

6月後半の一際目立つ大陰線が、イギリスのEU離脱開票日となります。前後の値動きから、南アフリカランドの方が、値動きが急激だと思えます。

参考:南アフリカランド/円の下落はいつまで続くか?2016年予想

その理由としては、正直に言って分かりません。様々な理由を述べて、後付けで説明できますが、それは今回だけに限った動きなのかは、誰にも正確な説明をお願いしても無理でしょう。

ここで、面白いデータを見つけました。「くりっく365」の取引数量によると、南アフリカランドもトルコリラも、マイナーどころかユーロ/円より取引量が多く、米ドル、ポンド、豪ドルに次いで人気のメジャー通貨なのです。

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これは、スワップ金利の魅力もありますが、南アフリカランドはそこまで高くないので、何かしらの魅力ある通貨と認めざるを得ません。

くりっく365は普通に考えると法人向けであり、一般の個人投資家はそれぞれのFX会社の店頭取引をしているはずですが、この法人という巨大な力がFXの値動きに重要な意味を与えているのは、理解できると思います。

短絡的に考えると、長期投資ならスプレッドの広さを併殺できスワップ金利が高いトルコリラ/円、そして短期なら南アフリカランド/円が取引に向いている事になります。

それでも、スワップ目的のトルコリラは理解できますが、スワップ金利が低く危険な印象がある南アフリカのスプレッドがどうしてここまで狭いのか、理解ができません。そんな悪条件なのに、取引量が多い人気通貨になっている事も、不可思議なものです。

トルコリラはヒロセ通商のスワップが高い

南アフリカランドとトルコリラは、どちらもマイナー通貨だと思い込んでいましたが、実はそんな事はなく、法人をメインにした「くりっく365」などでは、取引量ではメジャー通貨に引けを取らない人気通貨だという事がわかりました。

それでは、スワップポイントが高いとされるトルコリラは、どこのFX会社を利用すると、最もお得なのでしょうか?ザット調べても、トルコリラ/円に関しては、先ほど紹介したヒロセ通商のスワップ金利 115円が抜きん出ています。

次いで外為どっとコムや楽天証券、セントラル短資FXやFXトレードフィナンシャルが続きますが、どうしてもヒロセ通商の良さに目がいってしまいます。

次に調査を米ドル/トルコリラ、ユーロ/トルコリラにまで広げると、サクソバンクFXやOANDA JapanなどのFX会社では、売り建てで200円~300円という超高額なスワップ金利も現実的に可能となっています。

話を戻して、ヒロセ通商はトルコリラ/円以外にも、ユーロ/円、豪ドル/円、NZドル/円でも有名な国内FX会社の中では最もスワップ金利が高い事で知られています。

会社の方針として、スワップの高金利に重点を置いていると予想できます。そうなると、口座を開設しておくのが、今後の為にも良いのではないでしょうか?

ヒロセ通商でトルコリラFXを実践するなら「トルコリラFXで堅実にスワップ金利収入を稼ぐ方法を検証しました。」の記事が参考になります。

南アフリカランドはSBI FXのスワップが高い

南アフリカランドを調べてみると、前記した表のようにSBI FXトレードのスワップ金利が他社を含めて群を抜いて高いです。

それ以上高い会社はありますが、SBIの13円に対して1円だけ高い14円で、それらは全てくりっく365の取扱となっています。これらを考慮すると、現時点ではSBIが最も南アフリカランド/円取引に向いているFX会社と言えます。

SBIに続いて、インヴァスト証券やサクソバンク証券なども比較的に条件が良く、おススメの業者となっていますが、FXで他の通貨も取引する事や総合的な信用度や条件などを考えると、どうしてもSBIが一歩リードしているのは否めません。

SBI FXトレードで南アフリカランド円FXを投資するなら「南アフリカランドのFX投資で少しずつスワップ収入を得ています」の記事は要チェックです。

最近の情勢、今後のリスクを加味するとどちらがいいか?

ニュースの報道から、感覚的に感じるのはトルコの方がイスラム勢力によるテロが頻発していて、政治的に不安定なイメージがあります。実際はどうなんでしょうか?

総務省における外国の危険度情報によると、南アフリカは「レベル1 十分注意」と注意喚起されています。一方でトルコは、シリアとの国境地帯は「レベル4 退避勧告」という最も危険と渡航禁止がされています。

また、トルコ国土の東側はレベル1~レベル3という危険状態になっています。これらはイスラム国など武装勢力との問題があるからです。

また、ウィキペディアの国債格付けによると、南アフリカは23位でトルコは28位となっています。

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この格付けだけでは一概に決められませんが、南アフリカがスワップ金利では大きく差が付けられ負けていますが、危険度を隣り合わせた投資という面から考えるとトルコよりも勝っていると思えてきます。

まとめ ランドとリラ、結局どちらが良いのか?

個人的な考えとなると、これだけテロが頻発しているトルコがよく現状を維持できているのか不思議で仕方ありません。逆に考えると、どんな困難でも耐えうる地盤があるのでは、とさえ思えてなりません。

また数年後は難しいと思いますが、10年単位で考えると、将来の大国はトルコと述べている経済関係者やエコノミストも多いです。テロ組織の脅威をどこまで捉えるかによって、まったく答えが変わってきますが、将来的な可能性という面でなら、面白い投資対象なのかもしれません。

まとめると、短期的には両国とも不安な面もありますが、やや南アフリカが有利。長期的な展望なら、トルコにかけても良いと思います。テロ問題が一段落して、イギリスの変わりにEU加盟などのウルトラCの可能性もあり、南アフリカよりも期待が持てます。そこにはスワップ金利という魅力もあるからです。

南アフリカランドFXをするなら⇒SBI FXトレード

トルコリラFXをするなら⇒ヒロセ通商