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FXブログ ワールドカップの為替への影響

ワールドカップ時期はボラティリティが下がる?

2014/06/22

いよいよブラジルワールドカップが開催ですが、開催の週になっても会場の工事をやっているあたりが、なんともBRICSという感じでもあります。

毎回このシーズンは試合がはじまりますと、株も為替もボラティリティ(値幅)が下がるといわれています。特に米国というよりは欧州系のトレーダーが相場よりも試合に集中するためボラは下がり勝ちで、米国は6月に株価が一巡することも手伝って結構これまでと異なる動きがでる可能性も残されているようです。

いずれにしてもワールドカップが少なからず相場に影響するのは間違いないようで、この数週間の動きは注意して見守る必要がありそうです。ツワモノの金融系トレーダーはこの時期に休暇をとるひともいるほどだそうですから、サッカーに対する思い入れの強さは尋常ではありません。

一般的にですが、夏休みを早くとるためにも利益の確定を急ぐ動きがでるのが6月ということになります。米国をはじめドイツのDAXも軒並み高水準で高値を更新するのが最近の株相場の動きになっていますので、この一服感に為替相場が付き合うことになる可能性は結構高い状況といえます。たまたま開催されるワールドカップを堺にして相場の流れが大きく変化することも一応頭の中には入れておいたほうがよさそうな状況です。

ブラジルはサッカーのことだけが取りざたされていますが、実は経済としてはピークアウトが警戒されており、米国の東海岸からサンパウロに向かう飛行機などもこうしたイベントがないとすでにがらがらという結構お寒い状況が続いているようです。

あいかわらず政策金利は高いので為替にとっても面白い通貨であることは間違いありませんが、米国のテーパリングが始まった時期に資金の引き上げなどで騒ぎになった状況は一息ついているとしてもファンダメンタルズの状況として新興国経済は一部の国を除いてかなり一段落してしまっていることが伺われます。

この機会にサッカーだけではなく、こうした新興国の状況にも目を向けてみるというのはいい機会になるかもしれません。ブラジル開催のワールドカップの場合、日本では早朝の開催が多くなるようですが、欧州勢も当然興味を持っていますのでロンドンタイムからニューヨークタイムあたりに相場の異変がでてくることになるのかも知れません。UKもドイツもフランスもサッカーにかけてはお互い譲れない国ばかりだけにこうした国が絡む試合がある日や時間帯はボラティリティの低下には注意が必要になりそうです。

 

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