トライオートのデモ取引が可能に

なにかと話題を呼んでいるインヴァスト証券のトライオートにデモ取引のできる口座が誕生しました。2014年6月9日からスタートしたサービスですが、とにかくこれでAP（つまりオートパイロット）注文をしてみるとどうすれば利益を最大化できるかがかなりわかるようになってきます。

このトライオートの面白いのは設定自体は人間が裁量で決定するのですが、実際の売買における決済などはオートパイロットが行ってくれますので、裁量取引の甘さといってものを一切排除して冷徹に売買できるところが大きなメリットとなっているのです今回仕組みとして新しく導入されたのが、クイック仕掛けと呼ばれるもので、三つの仕掛けの中から選択することができます。

1つはヒットアンドウエイと呼ばれるもので、小幅な値動きで売買を繰り返していくもの、さらにもう1つが買いゲリラというもので、買いを20Pips下から順に設定して100Pipsの幅で10pipsずつ取れれば決済していくというもの、さらに売りゲリラで買いゲリラと同じような仕組みで100Pipsを売りで攻めていくもののとなっています。

こうした仕掛けはカスタマイジングすることもできるため、うまく設定できればかなりの利益を確保していくことができるようになるのです。EAを使った自動売買というのは、たしかに面白い仕組みですが、結局市場状況にあわせてEAを選択することを求められますし、ドローダウンが激しすぎると結局調整をしなければならず、完全自動売買でお任せというわけにはいかないのが実際に使ってみたときの率直な印象となります。

恐らく市場にぴったりなEAが見つかればこうしたことはなくなるのだと思いますが、現状ではかなり難しいのが実情で、逆にトライオートのように設定は裁量ベース、取引はオートパイロットというのは、かなり面白い取引の仕方であるといえます。

これが普及しますとトラリピを超える人気システムになる可能性が高く、今後の利用者の動向が気になるところです。また今回デモバージョンができたことで、この機能がどこまで利用できるかをまずバーチャルに試してみることもできるようになりましたから、益々人気が高くなることが予想されます。いまのところこうしたサービスを始めているのはインヴァスト証券だけですが、今後似たようなサービスが登場することも期待されるところで、自動売買とは異なる新しい流れができそうな状況となってきています。

参考：インヴァスト証券トライオートFXの評判について【メリット・デメリットを分析】