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国内FX業者に新たな手数料外だし時代到来か?

FXCMジャパン証券株式会社は9月2日に今後全ての通貨ペア取引において、自社のマージンを上乗せしないインターネットバンクのレートをそのまま顧客に提示するNDD方式のサービスを提供することとし、マージンは新たに取引手数料として1万通貨20円を請求する方針であることを発表しています。

実はこうしたやり方は既にセントラル短資FXがウルトラFXのスプレッドのマージンとして外出し請求をしはじめており、特にインターバンク直結のNDD方式の売買サービスの場合にはこうした動きが顕在化しそうな状況となっています。確かに原則スプレッド固定といってもここ一番の指標発表時やオセアニアタイムの取引が少ない時間帯はスプレッドが広がりますし、マージンはオントップになっていたわけですからこうしたインターバンク直結のマージンなしスプレッドというものが定着すれば新たな取引手数料外出しが定着する時代がやってきそうな気配です。

実際問題として、手数料は手数料として外に定額ででているほうが、かなり判りやすいですし、手数料自体の比較もできるのでユーザーにとってはありがたい面が多いということが言えます。特に今回こうしたやり方で注目されるのは手数料は確定申告時に経費として引き落とすことができる、つまり業者の手数料は経費扱いになるということです。これはなかなか面白い情報ではないかと思います。

しかもこうした改めて手数料となってみるとえらく高い手数料をとっているところが一目瞭然となってしまいます。たとえばM2Jはトラリピを無料で提供しているとはいえ1万通貨で300円の手数料を支払うことを余儀なくされています。これではスキャルピングどころの騒ぎではないわけで、こうした手数料の差というものもかなりこれからははっきりとしてくる時代がFX取引にもやってきそうな状況となっているのです。こうして全てのコストというものが詳らかになってくると、どの業者と付き合うことが本質的な意味で利用者のコスト負担を減らすことになるのかもかなり明確になることが予想され、業界の流れもまた変わっていくことが考えられます。

おそらくDD方式という反対売買を入れた業者の顧客からの売買に対するカバー方式は廃れることになると思われますし、セントラル短資FXが行っているようなゼロスプレッドやマイナススプレッドといったサービスを導入するFX業者も増えてくることが予想されます。まさに新しい動きが生まれそうな状況となってきているわけで、今後の業界の動きが期待されるところです。