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FX投資テクニック 通貨の旬

為替の通貨には常に旬がある

2016/11/18

FXの証拠金取引では実に様々な通貨ペアを利用した取引が行われますが、その時々に応じて、市場の取引では実は旬の通貨というものが存在するのです。これは年間を通じてかなり変化しながら推移していくこととなります。

たとえば2013年を考えて見ますと、1月から5月の中盤までは完全にが主体の取引となり、あらゆる通貨ペアで円安が進行する相場となりました。これは国をあげてデフレ対策に取り組むとした政府と未曾有の金融緩和を連動して実施した日銀によるものですが、年明けからはっきりとしたトレンドを示しながら円は売られていくこととなりました。

一方、5月の中盤からは、米国FRBが本格的に量的金融緩和の終焉を示唆したため、市場は大きく揺れ動くこととなり、一転してドルが主役通貨として市場をドライブしていくこととなったのです。この動きはかなり長く続くこととなり、年末に向けてはユーロが強含むこととなったため一時はユーロ主体の相場状況を見ることができました。

そして直近では長らく低迷していた資源国通貨である豪ドル、NZドルなどが利上げ期待を伴って大幅に復調しており、高値が続く状況となっています。

このように常に相場には市場を牽引していく通貨というものが存在し、それを中心に市場が動いていくことになります。したがって、旬の通貨をいかに扱ってトレードしていくかが投資家の腕の見せ所となるのです。

年間を通じて機軸通貨のドルは常に市場に影響を与え続ける存在ですから、ある意味ではドルストレートでの取引をしてみますと非常にわかりやすいトレードができることになります。逆にクロス円、たとえばユーロ円や、ポンド円などは、本来ドル円、ユーロドル、ユーロ・ポンドの影響をうける通貨となっていますので、複数の通貨の動きに影響を受けることとなり、はっきりとして方向感がつかめなくなることもあるのです。したがって旬の通貨との関係性の高い通貨ペアを選択することが大変重要であるということがいえます。