ネット証券を利用して証拠金をフレキシブルに利用するという方法

FX業者には実に多彩なプレーヤーが揃っているのが日本の特徴ですが、FXを提供しているネット証券会社にはリアルタイムで入金した証拠金を移動させて、現物株かCFDでの株の先物、コモディティの売買に利用していくという方法がとれるところが増えています。

例えばGMOクリック証券は、FXの会社というイメージが強いですが、実際には証券会社ですから、株もCFDの売買もできるのです。一度同社に預託した証拠金はネット上で移行させることによってFX以外の売買にも利用することができるわけですから、ヘッジファンドが実際の市場で行っているように金融商品で儲けがでそうなところにどんどん投資先を変えて資金をシフトさせて売買をしていくといった方法を個人でも実現することができるということになります。

もちろんCFDとFXとでは国内では掛けられるレバレッジが異なりますから、そもそもの資金レベルについてはよく考えておかなくてはならない部分もありますが、最近のような動かない特定通貨ペアだけにこだわらずにフレキシブルに投資するといった異なる視点を大事にしていくこともネットを使った金融投資では十分に考えておいていいものだということができます。NYSEを含めた海外株のCFDに投資できるところも増えていますし、新興国通貨ペアで売買するといった新手の手法を繰り出すということも考えられるというわけです。

ありがたいことに日本国内では、2012年の1月から税制が大幅に見直され、FXは一律申告分離課税となるとともに、こうしたCFDを含めた先物商品とFXの損益は通算が認められていますので、益々こうしたフレキシブル投資の機会を与えられているということができます。

ただ、どこの市場に資金を移動させても儲からなければ意味はありませんので、参入タイミングをよく勘案することは必要です。海外でもネット証券というのは結構ありますが、FXを絡めて日本のようにハイブリッド的に資金を移動させて軌道力をもった投資ができるのはかなり珍しいということができそうです。とくにリアルタイム入金を含めた資金管理方法は国内業者が実に秀逸な状況にありますので、これを超えるサービスをしてくれる業者は他国には見当たらないのが実情です。

したがって、我々はこうしたアドバンティジをもっと有効に利用していくことが利益を確保していくためには大きな力になっていくと言えるのではないでしょうか。