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アメリカ 各国の情勢 米大統領選挙

1週間後に迫った米大統領選挙の行方と2017年の株価・為替経済予想

米大統領選挙とダウ、米ドル/円の関係性とは!

今年もそろそろ終わりを迎えています。あっという間に師走の時期がスグ其処まで迫ってきていて、皆さんのFX状況は如何でしょうか? 私は相変わらずのジリ貧で、このまま取引を終えたら結果的にマイナス2万円ほどで終了となります。

ラッキーとみるべきか、それとも根性無しの嘘つき野郎と判断するかは、読者に委ねます。

大統領選挙の行方 やはりヒラリーで決まりか?

閑話休題、今年が終わるという事は米大統領選挙もいい加減に決着をするという事です。

当初は、トランプが面白くて話題を独占していました。私ももしかしたら本当に大統領になるのでは、と本当に期待をしたほどです。しかし、徐々にメッキが剥がれて結局はヒラリークリントンで決着しそうですね?

現在、10月末の時点ではクリントンのメール問題が再燃しつつありますが、多分クリントンで決定でしょう!

そうなると、ここでも読者を裏切った事になります。まず、このブログではトランプ優勢を長く書いてきたと思うので、予想が外れた事になります。

参考:米大統領選挙が正念場!テレビ討論会第一ラウンドはクリントン優勢!?

次に、肝心の為替相場についても長期トレンドで円高と終始声高に語ってきました。

また、6月のイギリスのEU離脱騒動以降は、さらなるもう一段の円高に動くと思っていましたが、その後は動きが鈍化して、何とも相場観のない退屈な方向に進んでいます。

まだ二カ月あるので、円高に動く可能性も捨てきれませんが、クリントンに完全に決定したら大きく円安に動くかも知れません。逆に言うと、不気味な相場とも言えます。

~完全なる閑話休題~

ここからは、米大統領選挙とダウ、日経平均についてです。

まず、私がなぜ今年は円高に動くと予想したのかと言うと、米大統領選挙がある年というのは、過去の経験から相場の転換点になる事が大きいのです。

参考記事:11月8日がアメリカ大統領選挙の投開票日!為替はどう動く?過去の傾向を検証

それは、相場が大きく動くという意味の他にトレンド転換する事でもあり、ダウが動けばそれは日経平均を始め世界の株価にも大きな影響となります。

しかし最近はその傾向にも疑問符が頭を過ります。以前ほど、米大統領選挙とダウ、日経平均や米ドル/円など為替相場に比例や反比例関係が見られないからです。

これは偶然なのか、今後も続くのか、それとも一過性で再び関係性が強固になるのか、まったく判断が付きません。経済の専門家などは、よく米大統領の任期は4年あるので前半2年は本人のカラーを出そうと躍起になり、後半2年は再選を目指して実質的な経済対策や人気回復に努める事が多いです。

簡単に言うと、前半2年は株価の下落もあり得るがそれよりも大統領だからこそ出来る政策に挑み、後半2年は株価を上げる為の現実的な政策にシフトチェンジをして大胆な事はしなくなり消極的になります。

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上記はNYダウの年足チャートで、2008年から2016年現在までのものとなります。

大統領選挙は2008年と2012年に行われ、それぞれでオバマ大統領が勝利しています。後半2年の株価上昇説を唱えると、2011、2012、2015、2016のNYダウの大きな上昇という事になりますが、そのような結果に反映されていません。

もちろん、年数が少ないというサンプル数の問題もありますが、それよりも世界経済など大きな流れが影響を与えていると判断できます。

続いて、米ドル/円の年足チャートを紹介します。

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上記のチャートから、1996、2000、2004、2008、2012、2016年という大統領選挙があった年には、トレンド転換や相場が大きく動いたと見られなくもありません。しかし、これも故事付けと言われたら反論がありません。

現時点で今年いちばん大きく相場が動いたのは、イギリスのEU離脱騒動時です。2008年の大陰線もリーマンショックの原因が大きいでしょう。この様に、後から相場を見て好きなように判断するのは、危険な考えとも言えます。

先ほどの株価の後半上昇説ですが、本当に株価にインパクトがあるなら為替相場にも何かしらの影響がありますが、米ドル/円に関しては後半2年の方が値動きが小さいように思えます。

2017年の世界経済予想 悲観的な意見が多い

少しダラダラと書いてしまったので、気を引き締めなおして2017年の経済予想を書いてみます。

まず2017年に経済に対しては、悲観的な意見が多いです。ユーロの移民・テロ問題、アメリカや世界経済の悲観を唱える経済識者も多いです。さらに、経済のスタグネーションや金融危機10周年周期説を唱える専門家までいます。

しかし、始まる前から危機を煽る年というのは、意外に反対に動く事もあります。また逆にその通りに動いても、FXトレーダーとしては停滞よりは、相場が動いてくれた方が良いので、嬉しい人も多いでしょう。

日経平均や株価に対しては、識者や大手証券会社のコラムなどは、順調に底堅い値動きを予想する人が多いですが、それは経済の専門家がそんなに悲観的な記事を書く事はできないでしょう。

個人的には悲観的な意見に同調しつつも、未来は不透明といった感じとなります。予想というのは、現状に満足な人や自信がある人は断定的な意見を出せるものです。私のような、底辺トレーダーはその自信の無さから力強い意思決定機関が弱まっています。

だから、このブログを読んでいる方は、専門家の意見も半信半疑で自分の相場観を頼りにして下さい。為替の予想は難しいですが、世界は格差がどんどん広がっているので、そう考えると個別株で現在も一強に近いぐらい強い銘柄を購入するのが、無難な投資法かも知れませんね。

この世界的な動きが来年も持続すれば、ほぼほぼ日本もお金持ちだけが得をして楽しめる社会に様変わりするでしょう。こうなると、庶民は宝くじが当選するか、株や為替で大儲けするしかありません。

最後に

来年の予想というのは本当に難しいですが、日経平均や株というのは金価格や原油先物、他にも影響を与える指数が多々あります。困った時は初心に帰る為にも、それらを参考にするのも良いでしょう。

最後に世界経済ばかり関心がありますが、2017年は大方の予想で衆議院選挙がある見通しなので、崇高なFXや株トレーダならそれで儲けたらどうでしょうか? 後は大震災も起こりそうで心配ですね。