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各国の情勢 日本

東芝の上場廃止の可能性はあるのか!?今後の株価の動向を予想

2017/02/16

東芝の今後はどうなる!

近年は政治や経済で大きなニュースが多いですが、遂に白物家電の雄「東芝」も、シャープのような状況になりつつありますね。政府は日本企業は国際競争を勝ち抜く力があると、声高にアピールしますが、私には懐疑的でした。

それは、バブル時代の恩恵というか過去の栄光に胡坐をかいているだけですよね。そのツケは確実に、払うように出来ているのです。

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現在の東芝を待ち受けるもの

  • 損失105億円が、実際は7000億円に膨れ上がる見込み
  • 2月14日が損失正式発表だが、それまで株価どうなるか!
  • シャープ買収した台湾の鴻海が、東芝も買収する噂
  • 今後は原発工事から完全撤退する見込み
  • 半導体部門も一部分社化、株式も一部売却へ

過去の国内企業のケース

今回の東芝の巨額損失を見ていると、心のどこかでやっぱりなと思ってしまいます。

日本の電機メーカーは、東芝に限らず間違いなく岐路に立たされています。政府は少子化、人口減でもなんとか踏みとどまろうと必死ですが、もしかしたら一番被害というか悪影響を受けるのは、今までの日本を支えてきた電機メーカーかも知れません。

東芝が今後どのようになるのか、過去の同様ケースを振り返ってみます。

■シャープの場合

  • 台湾の鴻海傘下で、2015年と2016年は大幅赤字
  • 今後は一部ヒット商品で活路見出すニッチ企業へ

■ソニーの場合

  • 世界のソニーも今や遥か昔、PS4のみ好調でそれ以外は
  • 赤字が継続。電気製品もスマホも売れない。

■パナソニックの場合

東日本大震災のイメージで、東電は損失多いイメージがあります。その東電に肉薄する損失多い企業がパナソニックです。主要企業では、東電の次に赤字多く、今後も成長は見込めない。

これらはかつては、日本を代表する電機メーカーでしたが、その後は悪いニュースが当たり前の企業にまで成り下がりました。大企業が一度、本格的に傾くとそれを立て直すのは容易ではありません。

ざっと思い付くだけでもドミノ倒しのように、リストラ、新製品技術の流出、人材確保困難、株価下落、資金調達困難などが悪循環として続いていきます。もちろん、肝心の製品が売れるはずもなく、海外企業に買われるのをじっと待つのが、唯一の手段となります。

東芝の株価見通しと今後はどうなるか?

東芝のケースを考えていると、日本の白物家電メーカーが陥る最悪のケースに突入している気がします。

今後、東芝が電機メーカとして全盛期並みに戻るのは、絶対に不可能だと思えてなりません。

(記載元:日本経済新聞 )

上記の東芝チャートで、2009年最安値はDVD事業の撤退と、パソコン事業でアメリカに巨額賠償金の支払いが原因です。その後も白物家電の不振や、薄型テレビや液晶パネルの価格競争で負けた事が大きな痛手です。そこに、今回の巨額損失です。

■東芝の今後の株価予想

  • 直近の命運を握るのは、大手銀行の融資次第です。今後も資金調達のメドが立てば、当面の安心感から一時的に株価は上がる可能性があります。
  • 半導体売却、原発撤退が好感されれば株価アップ?
  • しかし、最悪のケースとなる可能性が十分あります。それは上場廃止です。

■上場廃止の可能性はあるか?

  • まず、今後は株価が上がる可能性もありますが、それは短期的なもので、それよりも下落する可能性の方が高いでしょう。
  • 次に上場廃止ですが、これは十分にあり得ます。数か月前からこの話題が一部経済専門家の間では噂されていました。近年では、JAL、吉本興業、武富士、スカイマークなど有名企業が多数廃止しています。損失額では、これらを上回っていますし、十分可能性が高いです。廃止すれば、株価は紙くずとなるので、そんな危険な会社の株価を今、焦って買い建てする必要はありません。

まとめ

東芝の今後も不安ですが、他の電機メーカーにも疑念があります。特に手広く様々な事を行っていると、そこで火が付くと、一気に大ダメージとなり取返しがつかなくなります。直近としては、今後の業績発表と融資状況を見守り、上場廃止になるのかニュースを逐一チェックする次第です。

関連記事:東芝不正問題で株価暴落中!買うべきか?空売りすべきか?

2017年2月15日追記:東芝決算発表延期となりました。続編を書きました。
東芝は一体どうなるのか?上場廃止の可能性も高い!