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アメリカ 各国の情勢

アメリカの難民受入拒否の行く末は?トランプ大統領のテロ効果対策とは

トランプ大統領が発足してから1週間以上が経過しました。

毎日のように関連するニュースが飛び込んでくるので、食傷気味に感じる人も多いでしょう。私もまさかトランプが大統領になるとは思っていなかったので、その後にあまりにも多くの報道がされる中で、正面から考えてみたり、または逆の意味、反対なのでは、もっと先の事を考えてなど、自分なりに深読みしました。

しかし、その結果としてはまったく分かりません。彼が何を考え、どの様に導いていくのか、見当もつきません。結局、結果次第で如何様にも解釈と言い訳が出来ます。

大統領に就任以来、熱心に仕事をしています。それは感心するべきなのか、自分の力を見せびらかしているのか、それとも立ち止まる事や反対意見が怖いのか、分かりません。歴代大統領と比較しても就任1週間でこんなに大統領令に署名した人はいないと思います。

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署名した主な大統領令一覧

  1. TPP離脱
  2. オバマケア撤退
  3. 原油パイプライン建設
  4. 中東や北アフリカ出身者、難民の受入停止
  5. 他にも、妊娠中絶団体への支援供与中止、入国厳格化など

今までトランプ大統領への反対集会、デモの原因となったのは、主に②と⑤が大きかったと思います。経済弱者と女性の権利を奪う事で、そこが大きな不満だったのですが、先日は以下のような騒動が起こりました。

1月27日、トランプ大統領がテロ対策として大統領令に署名。中東やアフリカの7カ国出身者の入国と、全ての難民の受け入れを一時的に停止。この混乱は早速、アメリカ各地の空港で起きて、60人上が入国できない騒動となりました。

すると、アメリカ内外で反発や抗議の声が殺到し、連邦地裁判事や司法長官が連名で、「大統領令は違憲」という非難する声明を発表。流石のトランプ大統領も混乱を収束する為、大統領声明で、ビザ発給を再開を約束し、態度を軟化させる事となりました。

白人層の代弁者になる

このような騒動が発生すると、普通の感覚ならトランプは一体何を考えているのか、大統領の器ではないと思います。

しかし、トランプに投票した中産階級白人層は、特に問題視をしないでしょう。

逆に、なぜ難民を受け入れるんだと拒否反応を示すはずです。結局は、一方の意見とそこには絶対に相容れない反対意見があるのです。どちらも正義で正論だと思っているので、これが質悪くて問題を深刻化させています。

私は極東の地方都市でノホホンと暮らしているので、この問題の本質も理解できないでしょう。絶対と断言出来るほど、アメリカに行く気もないので客観的に捉える事ができます。

まず、アメリカは移民の国だと言う声があります。それは意見として理解できますが、それを言ったら世界中が地球人のものだと言っているようなものです。

昔から長年アメリカに住んでいる白人保守層には、彼らにしか理解できない考えがあります。カウボーイハット、リーバイスのジーンズ、ウエスタンブーツ、大排気量の大型車、ハーレーなどのスタイルです。

そんな人々にとっては、大都市に白人以外が住み着くのは、不快極まりないのです。日本人でも外国人が観光として訪日する分には良いが、実際に大挙して押し寄せて景観が変わるように文化を浸透したら、絶対に不満なはずです。

今回は混乱が発生しましたが、トランプが大統領でいる以上、今後も似たような事が間違いなく発生すると思います。その根拠は、さらなる大統領令が控えているからです。これは選挙公約なので、間違いなく徹底するはずです。

我々というか日本人や世界が考えるアメリカや強いアメリカと、トランプなど中部在住の白人層が考えるアメリカには大きな隔たりがあります。

今後控える大統領令で更なる混乱? 真の目的は!

現時点では約10ほどの大統領令に署名しましたが、こんなのはまだまだ序の口です。今後もトランプの独断と、アメリカファーストが続いていきます。

今後控える主な大統領令一覧

  • 生体認証ビザ追跡システム導入
  • モスク監視
  • オバマ大統領令キャンセル
  • 国家による業界規制の撤廃
  • 中国への45%関税導入
  • 治安維持強化
  • 石油掘削量増大
  • OPECからの独立
  • イラクの石油備蓄接収  など

これ以外にもたくさんありますが、キリがないので諦めました。アメリカとして混乱になりそうなのは、モスク監視生体認証システムでしょう。これは人権やら、多くの問題が発生すると思います。

しかし、私はちょっと気が付いたのですが、トランプは女性蔑視と言われていますが、実は大統領令には最初に紹介した「妊娠中絶団体への支援供与中止」以外には、女性が反対するものはありません。

確かに、移民やテロ対策で不満に思うかも知れませんが、大多数はそこまで過激な対応はしないでしょう。

次に、中国への重税と原油関連の対応が今後の大きな分かれ目です。もしかしたら、メキシコ壁建設もロシアとの蜜月も、全てはテロ対策と中国弱体化が大きなウエイトを占めているかもしれないです。本来の目的というか、真の姿はこれに尽きると思います。

真の目的は何か?

要するに、アメリカが復権するには、アメリカが現状維持でも周囲が勝手に弱くなればよいのです。

力を失った中国、そこに原油をさらに独占すれば、後はロシアと手を組んで憎むべきイスラム国を一網打尽すれば、大勝利になるという考えではないでしょうか?

まずは混乱が発生しても、如何様にもなる大統領令で様子をみて、次々に本来の大統領令で世界を牛耳るという戦法ですね。