リンスは使い方次第で頭皮トラブルの原因に【フケやかゆみの原因】

「シャンプーの後にはリンスを使用する。」なんて言うのを、小さい頃からマニュアルのように実践している方は多いでしょう。でも、こんなリンスは、考え方を誤ることで頭皮トラブルの原因にもなってしまうようです。

ところで、そもそもリンスの役割とは一体どのようなものなのでしょうか。リンスを使用した後に、髪の毛が指通り良くなることから何となく分かるでしょう。髪の毛の表面を油分でコーティングして、髪の毛の指通りを良くするだけではなく、静電気の発生を予防する役割もあるようです。なので、リンスの中には、油分や界面活性剤が使用されているものが多いです。

ただ、もしこの油分や界面活性剤が頭皮に残ってしまうと、頭皮の毛穴詰まりの原因になることがあります。ただでさえ、頭皮はＴゾーンの倍以上の皮脂の分泌で、毛穴が詰まりやすいのです。毛穴詰まりを悪化させてしまうと、正常な新陳代謝を妨げて健康的な髪の毛が成長しにくい頭皮環境になってしまいます。

では、リンスは使用しない方が良いのでしょうか。いえ、賢く使用すれば、リンスの良い部分だけを上手く発揮させることが出来ます。まずは、シャンプーの後に軽く髪の毛の水気を切ってから、リンスを髪の毛の中心部から毛先にかけて揉みこみながら馴染ませます。

この時、頭皮にリンスを使用しないように気を付けて下さい。

ちなみに、「最近フケや痒みが起こりがち。」なんて言う方は、頭皮にリンスを使用していませんか。こんな方はリンスの使い方を改善することで、今まで悩んできたフケや痒みなどの頭皮トラブルを改善することが出来るかも知れません。

それから、リンスを使用した後は、トリートメントとは違って特に時間を置く必要は無くすぐに洗い流します。そもそも、リンスは髪の外側からコーティングして保護するためのもので、トリートメントは髪の内部に浸透させることでダメージを修復させるためのものです。このリンスとトリートメントの違いを頭に入れておけば、きっと正しい使用方法が出来るでしょう。

リンスのすすぎには十分に時間をかけて、成分が髪の毛に残らないようにしましょう。洗いには十分に時間をかけても、すすぎにはそれほど時間をかけていない方は多いのではないでしょうか。こんな方こそ、すすぎは洗い以上に意識的に時間をかけて行うべきです。すすぎには少なくとも３分は時間をかけた方が良いようですね。シャンプーのすすぎも同じなので、ぜひ意識してみましょう。