白髪は30代以降ではなく、10代、20代のうちから若白髪を経験する方もいます。1本でも見付けると、不愉快に感じて抜きたくなってしまう方も多いのではないでしょうか。ところで、こんな白髪は改善することは出来るのでしょうか。
実は、白髪の改善方法に確実な方法は無いようです。と言うのは、白髪は、毛の黒い色素に関係するメラノサイトと言う色素細胞の働きが関係しているからです。元々髪の毛は無色透明の細胞から生えてくるもので、メラノサイトが黒くしているものに過ぎないのです。白髪になると言うことは、何らかの原因でこのメラノサイトが上手く機能しなくなってしまっていると言うことなのです。
ただ、最近では、メラノサイトが生成するメラニン色素の元となる栄養、ビタミンB12や葉酸、チロシンなどを摂取すれば良いのではないかと言われています。
まず、ビタミンB12は、魚介類、レバーなどの豊富に含まれています。葉酸は、レバーだけではなく緑黄色野菜にも豊富に含まれています。チロシンは、大豆食品やチーズなどに豊富に含まれています。また、チロシンはカツオやレバーに多く含まれているビタミンB6、柑橘系の果物に多く含まれているビタミンCなどと一緒に摂取すると吸収率を高めることが出来るようです。
ただ、食生活と言うだけに、効果が実感できているのかできていないのかがすぐには分かりにくいものです。効果が実感できるとしても、少なくとも3ヶ月はビタミンB12や葉酸、チロシンなどを積極的に摂取する食生活を継続する必要があります。
もちろん、食生活だけではなく、十分な睡眠を取ることも白髪の予防に重要です。髪の毛は細胞分裂によって出来るもので、肌と同じように細胞の一部なのです。特に夜22時から2時までの間は、細胞分裂がもっとも盛んになる時間帯で、細胞分裂に必要な成長ホルモンも分泌しやすい時間帯です。この時間帯に質の良い睡眠が取れると、黒髪を生やすためのメラノサイトを活性化することが出来ます。
夜なかなか寝付けないと言う方は、部屋の温度を調整してみたり、枕の高さ、寝具の柔らかさなどを変えてみたりしてみてはいかがでしょうか。寝る30分以上前から暗くした部屋で過ごすのも、少しずつ体を睡眠モードに導くことが出来てお勧めです。頭皮マッサージと言うと薄毛対策にするイメージが強いですが、髪の毛の生えてくる土壌である頭皮に柔軟性を持たせるためにもぜひ実践してみるのが良いでしょう。
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