汗に臭いは無い?【汗臭さを改善させるための食生活、臭い対策について】

冬はそこまで気にならなくても、夏になるとやたら汗の臭いが気になることはありませんか。でも、実際のところ、汗や皮脂自体には臭いが無いようですね。ただ、汗は出てから時間が経つと次第に臭います。私の肌には元々皮膚常在菌が住み着いていて、これらの菌が汗や皮脂を分解して臭いを発生させているのです。

ちなみに、私たちの汗や皮脂の臭いは、体の部分によって異なりますよね。それは部位によって汗や皮脂の成分が異なること、住んでいる常在菌が異なることなどが関係しているからです。汗や皮脂の臭いの成分は、脂肪酸だと言われているようですね。なので、食生活では脂肪酸を作るような食品の摂取を出来るだけ控えることが重要です。脂肪分や糖分の多い食事は控えて、脂肪分や糖分の代謝を促進する効果が期待できるビタミンやミネラルを積極的に摂取することをお勧めします。

また、臭い対策として、自分の体の中でも特に臭いの発生しやすい部分に関しては念入りにケアを行う必要があります。まずは、頭皮は髪の毛があって蒸れやすい上に、皮脂も多く分泌されやすいので常在菌が繁殖して臭いが発生しやすい場所です。それから、皆さんがよく分かっている臭いやすい場所と言えば、脇の下ですよね。脇の下は足や腕などの他の場所とは違う汗が分泌されやすく、特殊な臭いが発生しやすいようです。さらに、足も汗をかきやすい場所で、靴で蒸れやすいために常在菌が繁殖しやすく臭いが発生しやすい場所です。

ところで、汗はサラサラのものとベタベタのものの2種類ありますよね。実は、皮膚の汗腺が2種類あって、サラサラ汗は主に運動の後に出るものです。体温を調整するために汗を分泌するエクリン汗腺から出る汗が、サラサラ汗です。サラサラ汗がサラサラなのも、99%が水分で出来ているからなんです。こんな汗であれば、もちろん臭いはありません。

一方、ベタベタ汗は、フェロモンの関係している汗の分泌されるアポクリン汗腺の関係しているものです。ベタベタ汗にはタンパク質や脂肪などの成分が含まれているからこそ、ベタベタ感があるのです。サラサラ汗とベタベタ汗とで色の違いもあって、サラサラ汗は無色透明でベタベタ汗は乳白色です。こんな汗の臭いを予防するためには、制汗剤の含まれているデオドラントスプレーなどを使用して汗の分泌自体を抑えてしまうと良いかも知れませんね。そして、かいてしまった汗自体も、放置せずにすぐにふき取ることが重要です。

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