一口に為替のトレードと言っても、実際のところは様々なスタイルがあり、各自のトレードスタイルによってはそのスタイル特有の技術が必要だったりします。
私は一応一通りのやり方を試してきたので、今回はそれに関して考察してみたいなと思います。
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スキャルピング
・・・まあスキャルピングと一括りにしても、jfxの小林芳彦氏が行うような秒スキャや、ボルマンが得意とするようなデイスキャ等、人によってかなり保有時間や決済幅が違うわけですが、ここでは秒スキャを念頭において書いていきます。
a.スキャルピングの魅力
とにかく資金効率が高いという事が挙げられます。前述の小林氏のような相場のプロフェッショナルであれば、多い時で1日100pipsを取ることもあるようです。また損切り幅が小さいため、少ない資金でもロットを大きめに入れる事が出来ます。
勿論資金効率の高さというのは、メリットデメリット共にあり、勝てなければとんでもないスピードで資金を失う事を意味します。
b.スキャルピングの難点
秒スキャ、と言われるだけあって、1秒単位での細かい値動きを追いかけながら、エントリーにせよ決済にせよ、瞬時に判断をする必要があります。そのため針に糸を通すような繊細さが求められるだけでなく、他のプレイヤーよりも先んじて優位性のある場所で取引をしなければなりません。
またエントリー回数も非常に多いため、判断力を一定に保ち続けることも大事です。
c.私の評価
資金効率が素晴らしいというのは、お金を忙しなく働かせる事が出来るという事ですが、間違いなくそれ以上に自分が忙しくなります(笑)
スキャルピングは他のトレードスタイルと比べて職人芸的な部分が強く、かなりの訓練を積まなければモノにならないかと思います。しかしモノにさえすれば、相場で生き残る為の最強の武器になるかと思います。
ちなみにですが、私はどう考えても性格的に向いていなかったので、秒スキャは現在やっておりません。
デイトレード
個人投資家と言えばやっぱりデイトレードです。私は好きです。
a.デイトレードの魅力
一番の魅力は、スキャルピングほど忙しくなく、スイングトレードほど暇ではない点でしょうか。それなりに相場に張り付きつつも、ある程度の余裕もあるという事です。
またスイングトレードよりも逃げ足が素早いため、突発的なニュースや雇用統計等のイベントによる急な値動きに対する耐久性もあります。
b.デイトレードの難点
特に無いです。一番クセのないトレードスタイルなので、リラックスして臨む事が出来ます。
勿論相場特有の難しさはあるので、デイトレードが簡単だとか一番稼げるというわけではありません。
c.私の評価
一番長くやってきたスタイルですので、安心感はあります。時々浮気もしますが、結局はデイトレードに帰ってくる感じですね。
スイングトレード
スイングトレードというのは、数日間から数週間ほどポジションをもつスタイルです。どちらかといえば兼業トレーダー向きの手法ですね。
a.スイングトレードの魅力
腰を据えたトレードが出来る点です。また相場に張り付く必要がないため、仕事をされている方にとっては一番やりやすいスタイルではないでしょうか。勿論専業の方でも、スイングトレードなら副業をしたり遊びに行く時間も取れるでしょうから、それなりに美味しい手法だと思います。
b.スイングトレードの難点
デイトレードの部分でも書きましたが、スイングトレードだとストップロスの位置が深かったり、そもそもストップすらかけてなかったりするので、急な値動きには弱いです。特に国内口座ですと、下手をすれば追証になります。資金管理が他のスタイルよりも重要になってくるでしょう。
また、当然の事ながら資金効率は悪いです。なにかと時間がかかります。
c.私の評価
そんなに悪い手法だとは思わないのですが、気の短い(というか金が無い)私には向いてなかったです(笑)
まとめ
- スキャルピングは職人芸であり、かなりの技術を必要としますが、大勝ちしている人にスキャルパーが多いのもまた事実です。
- デイトレードは一番やりやすいスタイルですが、だからといって他のスタイルよりも勝ちやすいという訳では無いです。極めるならスキャルピングを極めた方が勝てるのではないかと思います。
- スイングトレードは時間のない方でも出来るスタイルですが、とにかく一度のスパンが長いです。また突発的な値動きに備えるという意味では、海外口座でやった方がいいかもしれません(スワップは酷いですが・・・)
本文を見れば分かるように、大雑把で短気で金の無い私は、現在デイトレードをメインのスタイルとしております(笑)
勿論そうじゃなくても、最初はデイトレードが一番良いかと思います。スキャルピングやスイングトレードは、デイトレードに慣れてから挑戦するという形が一番良いのではないでしょうか。難易度に差はないと思うのですが・・・。
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