IG証券のノックアウトオプションは儲かる?海外FXとの比較

ノックアウトオプションの概要

今回はIG証券が提供していて話題となっている「ノックアウトオプション」についてメリットとデメリットをご紹介していきます。

ノックアウトオプションは儲かる?海外FXとの比較

ノックアウトオプションを一言で言えば「国内業者なのに海外FXのような取引が出来る」と言えます。

簡単に海外FXとの比較をしてみますと

レバレッジ

驚くべきことに、ノックアウトオプションの方がハイレバレッジの取引が出来ます。ノックアウトオプションは証拠金が0近くまで耐える仕様なので、例えばドル円1万通貨なら、1万円と少しあれば100ピップス逆行までポジションが耐えます。この辺りの仕様については後述。

ゼロカット

ゼロカットはどちらともあります。ノックアウトオプションの方はゼロカットとは言いませんが、意味合いは一緒です。最初に決めた最大損失額以上の損失は出ません。

ボーナス取引

ノックアウトオプションにボーナス取引は流石にありません。やったら会社が潰されます(笑)

スプレッド

此処がかなり大事で、スプレッドは基本的にはノックアウトオプションの方が優れています。

ノックアウトオプション詳細
(引用元:ノックアウト・オプション銘柄詳細情報

この点がノックアウトオプションを使う最大のメリットと言えるでしょう。ちなみにスワップポイントもノックアウトオプション有利です。

その他

入出金の手軽さと税金は圧倒的にノックアウトオプションが有利です。

税金の方は国内FXと同じ20パーセントですので、雑所得扱いの海外FXより色々と分かりやすいです。

ボーナス以外は海外FXとほぼ一緒で、レバレッジとスプレッドとスワップはノックアウトオプションの方が優遇されていると言えます。そして入出金と税金に関してもノックアウトオプションが有利です。

ですので、儲かるか儲からないかで言えば「儲かりやすい」のは確かだと思います。ボーナス取引以外は、ノックアウトオプションの方が優れている面が多いです。

それともう一つのメリットとして、ノックアウトオプションの方が取引銘柄が多いです。為替だけではなくオレンジジュース先物の取引とかまでできます。やるメリットは全く分かりませんが、、、

ノックアウトオプションと海外FXの比較、デメリット編

ボーナスが無い以外でノックアウトオプションが海外FXよりも劣っている面もあります。

指値注文が出来ない

ノックアウトオプションはエントリー時の指値&逆指値注文が出来ず、エントリー注文は全て成行でする必要があります。いずれ出来るようになる日が来るかもしれませんが、システム的に難しいのかもしれません。取引スタイルによってはこの点がネックとなる方もいそうです。

利益確定の指値と損切りの逆指値は可能です。

MT4が使えない

というのも結構大きいかもしれません。チャート監視をMT4でしてエントリーをIG証券ですればいいだけなんですけどね。

取引単位が1万通貨

ですので1000通貨単位でロットを調整したりは出来ないです。

逆に言えば、この程度しかデメリットがないと言えます。

ノックアウトオプションの仕組み

ここでノックアウトオプションの仕組み的なことについて軽く触れておきます。

ノックアウトオプションの概要
IG証券公式サイトより

基本的には、ご自身で取引していただいて慣れるのが一番だと思いますが・・・

説明をするのが大変なので一例を上げます。例えば私が1万円を取引口座に入れていて、ドル円を1ロット(1万通貨)取引しようとします。

ポジションは FRB が利下げするらしいのでショートとしておきましょう(笑)

そうしてその時にKOレベルというものを決めます。これは最大損失額で、90ピップスとしておきます。

こうしておくと、たとえFRBが今から緊急利上げ(笑)をしてドル円の値が上にぶっ飛んでも、90ピップスとKOプレミアム(大体 1~1.5 pips 分くらいです)以上の損失は出ません。

勿論、KOレベルの手前で逆指値を掛けることは可能です。この逆指値は滑る可能性もありますが、普通にかかれば先程のKOプレミアムを払う必要はありません(正確には最初に払ったプレミアムが返金されます)

今回の例で言えば、仮に逆指値を80pips逆行でかければ、80pipsで損切りになれば普通のFXと変わらない損失ですし、万が一何かあって逆指値にかからなくても、90pips+KOプレミアム以上の損失にはならないという事です。

まとめ

  1. ノックアウトオプションは海外FXと同等以上に資金効率の高いトレードが可能です。ただし使いようによってはハイレバレッジ特有の危険性もあるので、そこは注意しておきましょう。
  2. ノックアウトオプションの登場により、海外FXの魅力が少なくなった気がします。ボーナス取引の威力は健在ですが、乗り換える方も多くなるでしょうね。
  3. 仕組み的なことは調べるよりも実際に取引していただく方が早いです。

今後は国内業者でこの方式をリリースする業者が増えるかもしれません。かなり革命的な商品ですので、皆様もぜひ一度試されてみてはいかがでしょうか。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です