オーストラリアドルに投資するメリットは?スワップ狙いは微妙だが資源大国で将来性は高い

オーストラリアドル投資

今回は豪ドルに関する記事です。正式名称はオーストラリアドル、つまりオーストラリアの通貨なわけですが、これに関して概要や投資するメリットがあるか無いかについて書いていきたいと思います。

オーストラリアと豪ドルについて。

FXを始めて間もない頃、豪ドルという名称を始めて聞いて「オーストラリアなのにドルなの?」と思ったのですが、昔は「オーストラリアポンド」がオーストラリアの通貨だったようです。もし今もそうだったら「豪ポン」とでも読んでいるんですかね(笑)

オーストラリアという国の特徴としては、資源国であるという点ですね。石炭と天然ガスが世界で最もあるそうです。あとは鉄鉱石なんかが有名ですかね。小学生の頃社会科で習ったような記憶があります。

そして一番重要な「オーストラリアドルはリスクオフ通貨なのかリスクオン通貨なのか」ですが、これはリスクオン通貨です。つまり、相場に波風が立ってないときは上がりやすく、色々と揉めてる時は下がりやすい通貨です。

豪ドルは昔は高金利通貨だった。

豪ドルの大きな特徴の一つです。昔は今で言うトルコリラやメキシコペソのような高金利通貨だったようです。

それでいて資源国で先進国という事で、スワップ戦士たちに人気の通貨でした。

政策金利のグラフを載せているレポートがありましたので、そちらを見てみましょう。

 

政策金利豪ドル

引用元:https://www.daiwa-am.co.jp/specialreport/market_letter/ML20190306_1.pdf

2011年の段階でも4.5パーセントほどあったみたいです。もう少し昔なら7パーセント以上あった時期もあったようです。

しかし、グラフを見れば解るとおり、オーストラリアの政策金利は右肩下がりを続けています。

そして最近更に利下げ。現在は殆ど旨味のない通貨に。

今年の6月には3年ぶりとなる更なる利下げを行い、政策金利は史上最低の1.25パーセントになりました。

そして更に7月には追加利下げをしたため、ついに豪ドルの政策金利は1パーセントの大台に突入しました。

金利比較

これに関しては世界的な通貨安競争が起きている事と、関係の深い中国の経済が米中貿易戦争によりかなり怪しい事が背景にあります。

そして今後に関しては、恐らく経済が劇的に良くなるようなことがない限りは、利上げの見通しは立たない事が予想されます。

つまり、スワップ狙いの通貨としては、ほとんど旨味がなくなっていると言うことになります。更に利下げする可能性も勿論あります。

テクニカル的には?

本ブログでは何度も主張していますが、基本的にはスワップの差益より為替差益の方が遥かに重要です。豪ドルのテクニカル的な価格はどうでしょうか。

豪ドル月足チャート

豪ドル円の月足ですね。利下げにより売り込まれていたのがよく分かります。

最安値は50円代後半で、上は100円程度まであります。現在は真ん中のあたりですが、ポテンシャルという意味ではそれなりにあるのではないでしょうか。

オジドルチャート

こちらはオジドルですね。まあ、こちらは豪ドルを買うとマイナススワップになりますが、パリティを超えてた時期もあります。そう考えるとオーストラリアって意外と凄いですね(失礼)

オーストラリアドル自体は非常に魅力のある通貨だと思います。

個人的な見解を述べさせていただくと、現在は高金利通貨ではありませんが、やはり資源国ということで、一定数需要の出続ける通貨である事は、非常に魅力的なように思います。

ですから、チャンスがあれば豪ドル円ロングで、リスクオンからの利上げからの上昇からのスワップ差益という、夢のような展開が望めるのではないでしょうか。非常にポテンシャルの高さを感じます。

しかし、現状はいつか近い将来、本気のリスクオフが来る日が確定しているような状態ですので、長期投資としては様子見に徹するのが手堅いように思います。今から50円に落ちると凄く困りますからね・・・

まとめ

  1. オーストラリアは資源大国であり、その点がこの通貨の値動きを読み解く鍵となりそうです。
  2. 現在は政策金利が非常に落ち込んでいます。スワップ狙いであればしばらく見通しが立っていないのが現状のように思います。
  3. 豪ドル自体のポテンシャルは非常に高いと思います。高金利だったらいいんですけどね・・・

やはり需要ある先進国の通貨という事で、豪ドルは利下げもやりやすいんですかね。

そういえば最近立ち直りつつあるトルコリラですが、こちらもまた最近は荒れてきつつありますね。またそちらの方も記事に出来たらと思います。

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