レオパレス株価暴落中!一体何があったのか?倒産するのか?今後の見通しについて

レオパレス株価

レオパレス株が現在市場を騒がしていますが、今回は果たしてレオパレスに何があったのかについて書いて行こうと思います。


レオパレスの株価

レオパレスの株価は現在このような感じになっています。

レオパレス株価

レオパレス株価暴落

2018年頃には1000円近くあった株価が急落し、現在では335円になっています。

しかも、画像でストップ安になっている事から分かるように、現在は投資家の売り注文が殺到している状態で、ここから更に落ちていきそうな感じとなっています。

レオパレスに何があったのか

このような状況に陥ったのにはいくつかの経緯があります。そちらを時系列順にご紹介していきます。

2018年5月末に発覚した法令違反疑い。

これは「ガイアの夜明け」という有名なテレビ番組が独自調査を行い発覚したそうです。具体的には、「界壁」と呼ばれる、火災防止や防音に必要な壁が屋根裏に作られてなかったそうです。勿論これは建築基準法違反ということで、ここからレオパレスは背中に火がついたかちかち山状態となります。

6年ぶりの赤字転落。

この告発により国交省がレオパレスを調査したところ、一部の建築で不正が行われていた事が確認されました。また、これに関する特別損失が拡大し、レオパレスは赤字に転落しました。2018年9月の中間連結決算は58億の赤字であったそうです。

さらに不正が発覚

ここからしばらくはニュースもなく、株価も一応は落ち着きを取り戻していたのですが、再びガイアの夜明けがレオパレスのさらなる不正を暴きます。

2月5日の放送によると、不正の疑いがある物件にもかかわらず、発覚後からしばらく経った現在でもレオパレスから修理が来ていない、という内容でした。

そうして国土交通省が再び動き、レオパレスにより不正の疑いがある建築物が、なんと1324棟も確認されたという事を発表しました。

この一連の動きにより、消えかけた火にガソリンが投入されたような感じになりました。そして平成31年3月期連結決算の赤字予想が、入居者の引っ越し費用の負担や、違法建築の修理などで経費がかさんだ事により、なんと380億円〜400億円と、いよいよよく分からない数字になってしまったのです。

それでも止まらないレオパレス。

国交省が発表したのは1324棟という数字ですが、実際の所は不正が常態化していたらしく、また、当初の界壁とは違う不正も芋づる式に発覚したため、完全に収拾がつかなくなってしまったようです。

レオパレスの調査によれば、レオパレスが手掛けた、なんらかの不備がある建築物はなんと1万棟(調査したのは1万5千棟ほど)を超えているようです。しかもまだまだ調査を終えていない建築物があるらしく、いよいよどうしようもなくなっているようです。

レオパレスは倒産する?しない?

レオパレスが現在倒産の危機にある事は事実ですが、レオパレスは現在賃貸業に力を入れており、どうもそちらがメインの収入源らしいので、本当に倒産するのかは微妙なところです。

ですが、今回の件でレオパレスの信頼は完全に失墜しており、しかもまだまだ不正が見つかりそうな状態ですので、わざわざ火中の栗を拾いに行く必要は無いのではないかと思います。黒字に戻ればレオパレス株を買ってみてもいいかもしれません。

レオパレス事件から学ぶ事

レオパレスの壁がペラペラなのは不正が発覚する前から周知の事実でしたが、やはり「安かろう悪かろう」をモットーとしている会社の株は買わない方が無難なのかもしれません。

かの大投資家ウォーレンバフェットは、コカコーラの味に感動してコカコーラ株を大量購入した、という逸話をどこかで聞きましたが、やはり自身がいいと思った企業の株を買う事が大事なのではないでしょうか。

まあ、レオパレスの壁の薄さにビックリする人はいても感動する人は居ないでしょうから・・・

まとめ

  1. レオパレスは不正が次々と発覚し、収拾がつかない状態となっています。今後の動きにもよりますが、株価は100円を切るのではないでしょうか。現在は売買もロクに成立していないような状況らしいですが、一体どの地点で落ち着くのでしょうか。
  2. レオパレスが倒産する可能性は、現在はフィフティフィフティと言えるのではないでしょうか。勿論50パーセントの確率で倒産する企業は非常にヤバイという意味です。
  3. レオパレスは以前から明らかに何かやらかしていそうな企業でしたから、そういう企業の株を買うのは良くないのかもしれません。

このような不祥事系の出来事で大暴落をするのが株の怖いところです。やはり株もFXと同様に、資金管理が大事なんだという事を再確認しました。皆様もお気をつけて取引をしていただければと思います。

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