ボブボルマンの投資手法と組み合わせが有効だと思う手法について

前回、ボブボルマンの手法についていくつか私見を述べさせていただいたのですが、今回は前回の続きで「ボルマン手法にプラスαで導入したい考え方」というテーマで書かせていただこうと思います。

前回の記事⇒ボブボルマンの投資手法では勝てないのか?それでもおすすめする理由について

マルチタイムフレーム(mtf)の導入。

ボルマン手法というのは、5分足またはティックチャートのみを使ってエントリーポイントを探っていく手法な訳ですが、実際問題として短期足のみでトレードを考えていくのは木を見て森を見ずな事にもなりかねません。

そこで長期足と短期足を組み合わせる「マルチタイムフレーム手法」をボルマン手法へのプラスαとして取り入れるのがいいと思います。

具体的には、長期足のレジスタンスやサポートを使ったり、ただ単に流れ(長期足が上昇トレンドか下降トレンドかレンジか)を把握したりして、その上でエントリーを探していく感じになります。

とはいえ、マルチタイムフレーム的な考え方は、慣れるまでが大変です。

この辺りはチャートを見続けるしかないと思います。

その他インジケーターの導入

ボルマン手法では25ema(私は特に必要ないと書きましたが・・・)のみをチャート上に表示させる訳ですが、他のパラメーターの移動平均線を入れてみたりするのはいかがでしょうか。

まあ、移動平均線のパラメーターは主なものだけでも非常に多いので、どれを入れればいいかが難しいのですが、一番意識されているのは各足の200smaだと思います。

かの有名なグランビルの法則が日足200smaを想定しているらしいので、その影響ですかね。

他にもパラメーターはいろいろあるのですが、フィボナッチナンバーを取り入れた移動平均線だけは要らないと思います(笑)

それと、移動平均線というのは非常に微妙な部分があり、適当なパラメーターでも結構機能しているように見えたりします。その辺りは気をつけた方がいいのかなと思います。

その他、オシレーターの導入

使うとすればストキャスティクスとかRSIですかね。

私はほとんどど使わない(気になった時にたまに覗き見するぐらい)のですが、順張りにありがちな突っ込み売りや買いを避けたいのなら、これらのオシレーターを使ってみるのも一つの手だと思います。

ですが、ストキャスティクスなんかはトレンド発生時の張り付きが日常的にありますので、あんまり頼りにし過ぎるのはどうなのかなと思います。あくまで補助として使うべきでしょう。

それと前項で書き忘れたのですが、私はボリンジャーバンドが大嫌いなので、あれは必要無いと思います(笑)

参考:テクニカル分析は何がおすすめなのか?平均足スムーズドやボリンジャーバンドを使った感想

逆張りをしてみる。

「それはボルマン関係ないじゃん!」という声が聞こえてきそうですが、意外にこれは大事なんじゃないかと思います。

勿論、逆張りが上手くいかないから順張り手法を勉強しよう、という方は別です。あくまで逆張りの経験がなく、今まで順張りしかした事がない方の話です。

怖いようでも逆張りを何度かしてみると、逆張り勢の心理がよく分かるようになります。

すると逆張り勢が逃げたくなるタイミング(ビルドアップからのスイング)をある程度掴む事が出来るようになります。

順張りには順張りの苦しさがありますが、逆張りには逆張りの苦しさがあります。この辺りの事が分かるようになると、トレードスキルのレベルアップが望めるのではないでしょうか。

私見ですが、ボルマン自身も逆張りで何度も焼かれたのではないでしょうか(笑)その上で順張りの手法を編み出して行ったんじゃないかと思います。

勿論、逆張りが悪という訳ではありません。高いところで売り、安いところで買うというのは相場の基本ですから・・・

まとめ

  1. ボルマン手法からプラスαで導入したいものは色々とありますが、個人的なおススメはマルチタイムフレームです。オシレーターよりも先にマルチタイムフレームに慣れることをお勧めします。
  2. 思い切って逆張りをしてみる、というのは非常に大事だと思います。勿論普段よりロットを落としてでも大丈夫です。逆張りの経験値は順張りにも必ず生きてきます(逆もまた然り)

今回はこんな感じで書いてみました。

とはいえあまりに多くのものをいきなり導入すると、頭が混乱したり、そもそも当初のボルマンから大きく離れたやり方になったりするかもしれません(それはそれでいいんじゃないかと思いますが・・・)

一つ一つ積み重ねていくのが良いのではないでしょうか。そうすれば自ずと、ボルマン手法の良さや問題点がよく見えてくるのではないかと思います。

FX 5分足スキャルピング ──プライスアクションの基本と原則

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です