FX通貨ペアはどれがおすすめか?初心者向けに特徴と評価を書きました。

今回はfxにおける各通貨ペアの特徴を書いていきます。

どの通貨ペアにも独特のクセがありますので、それらを知らずしてfxに取り組むのは得策ではありません。

おすすめ第1位:ドル円(USD/JPY)

先ずは日本人に馴染みが深いドル円から。テレビのニュースでもよくレートが取り上げられており「fxといえばドル円!」という方も多いのではないでしょうか。

ドル円の流動性

取引高はユーロドルについで第2位で、3位のポンドドルにはかなりの差をつけています。ユーロドルの取引高を連合によるチートだと見れば、実質的には日米の通貨ペアが取引高1位とも言えるかもしれません。

ドル円の値動きの特徴

値動きは他の通貨ペアよりもかなり綺麗です。5分足レベルでも教科書通りのような動きをよく目撃します。また逆張りが比較的ワークしやすく、スキャルパーの主戦場となっているような気がします。

逆張りがワークしやすい理由としては、「ミセスワタナベ」と呼ばれるドル円専門の(?)個人投資家集団や、年金や生保などの機関投資家、更には実需の取引を持ち込む企業の存在が大きいと思います。

ドル円総合評価

クセが少なく、非常にやりやすい通貨ペアだと思います。ただしボラティリティは他の通貨ペアよりも低めなので、やたらめったら大きな利益を狙わず、コツコツと利益を積み重ねていくスタイルが良いかと思います。

おすすめ第二位:ユーロドル(EUR/USD)

こちらもfxをされる方には馴染みの深い通貨ペアと言えます。

日本国内の一般的な認知度は低いと思いますが・・・

ユーロドルの流動性

取引高はダントツの1位です。ユーロは名前の通りヨーロッパ全体を指しますので、流石の取引量となっております。

ユーロドルの値動きの特徴

ドル円よりもややクセが強く、突然吹き上がったり急落したりといった動きが多いです。トレンドが出来た時の動きはドル円に勝るとも劣らないほどの綺麗さがありますが、今ひとつ方向性がはっきりしない時に上下に暴れることが多いです。

ユーロドルの総合評価

むやみに触ると火傷しがちな凶暴さがあります。とはいえボラティリティがドル円よりも高く、長いトレンドも発生しやすいので、損小利大型の取引をされる方に向いていると思います。

難しい保ち合い時にどう動くのかが、この通貨ペアを攻略する鍵だと個人的には考えておりますが、実際にやってみるとなると色々と大変です。

おすすめ第3位:ポンドドル(GBP/USD)

ややアンダーグラウンドな香りがする通貨ペアです。国内の個人投資家では、ポンドを中心に取引をする、セミプロのような方が何人かおられる印象です。

ポンドドルの流動性

ユーロドル、ドル円に次ぐ3位の取引量を誇っています。とはいえ上位2ペアとは少し差をつけられており、流動性に関してはやや不安な部分もあります。

ポンドドルの値動きの特徴

俗に「殺人通貨」と呼ばれるだけあって、非常に凶暴な動きをします。ユーロドルの吹き上がりと急落を更に激しくしたような感じです。

また、これはじきに解消されるのでしょうが、現在のイギリスはブレグジットで揉めに揉めており、ブレグジットに関する要人発言での乱高下がしょっちゅう観測されています。

ポンドドルの総合評価

上級者向けの通貨ペアと言うことが出来ると思います。ポンドを触るメリットはその圧倒的なボラティリティにありますが、これは諸刃の剣とも言えますので、リスク管理だけは徹底的にやる必要があります。

おすすめ第4位:ユーロ円(EUR/JPY)、ポンド円(GBP/JPY)

ひとまとめにするのもどうかと思いますが、これらクロス円も国内の個人投資家に人気なので一応触れておきます。

ユーロ円、ポンド円の流動性

クロス通貨ですのでシェアは低いですが、メジャー通貨同士なのでそれなりにあると言っても大丈夫かと思います。

ユーロ円、ポンド円の値動きの特徴

リスクオフ、リスクオンの動きがドル円よりもはっきりとしています。米ドルと円はリスクオフ通貨と超リスクオフ通貨のペアですが、こちらはリスクオン通貨と超リスクオフ通貨ですので。

※ユーロ円とユーロドルの違い、どちらがおすすめなのかについては
ユーロドルとユーロ円どちらがおすすめなのか?

ユーロ円、ポンド円の総合評価

ボラティリティはクロス通貨なのでとても大きいです。特にポンド円の値幅は凄まじいです。個人的にはドルストレートが好きなので、取引は殆どしません。上級者向けだと思います。

で、個人的におススメの通貨ペアは?

おすすめは圧倒的にドル円です。まずはドル円の動きに慣れてから、ユーロドルやポンドドルに挑戦する事をお勧めします。特にポンドを触るときは細心の注意を払いましょう。

またドル円の魅力として、取引の材料となる日本国内やアメリカで起きたニュースを詳しく分析しやすいという点があります。ヨーロッパやイギリスでのニュースはどうしてもピンとこない部分がありますので・・・

まとめ

  1. 各通貨ペアにはそれぞれのクセがあります。
  2. ドル円はボラティリティが低いのが難点ですが、動きは非常に綺麗です。
  3. ユーロドルは保ち合いの動きに警戒さえすれば、比較的やりやすい通貨ペアです。
  4. ポンドドルはクセが強いですが、上手くトレンドに乗れると大きな値幅が取れます。
  5. クロス円はボラティリティが高いので気をつけて下さい。
  6. まずは馴染みの深いドル円から取引しましょう。

今回は各通貨ペアの特徴に関しての記事でしたが、他の通貨ペアにも各自特徴がありますので、それらを触る時にはあらかじめチャートを分析して、大凡の傾向を掴んでおく事をお勧めします。

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