FOMC利下げ後、株価暴落!市場はパニック!今後の見通し

まず最初にお詫びしなければならないのは、FOMCの結果が出次第記事を書く予定が、大幅に遅れてしまった事です・・・

まあ、直後に書いてたら書いてたで、かなりトンチンカンな事になってた可能性があるので結果オーライなのですが、今後はもう少し速報性を上げたいですね。

FOMCでは予想通り0.25下げ。だがしかし・・・

先週木曜日のFOMCは無事(?)予想通りの結果となり、政策金利を0.25パーセント下げるという発表がされました。

そこで注目はパウエル議長が利下げサイクル入り(今後まだまだ利下げをするよ宣言)を示唆するかどうかになりましたが、その点はこのような発言がありました。

https://jp.reuters.com/article/july-fomc-rate-cut-idJPKCN1UQ2G0

パウエルFRB議長はFOMC後の記者会見で、利下げの背景には軟調な世界経済や通商戦争のほか、低過ぎるインフレ率を押し上げる意図があったと説明。ただ今回の決定は利下げサイクルの開始であるとはみていないと言明した。

と言うわけで、パウエル議長は今後の利下げサイクル入りに関しては割と強めに否定をしました。あくまでも今回は将来のリスクを考慮した一時的な利下げであり、今後に関してはまだ未定だよ、という事ですね。

この発言により利下げ期待でのポジションが解消され、ドル円も一時109円台を突破しました。

利下げでドル買いも変な感じだなと思っていましたが、まあ、期待にはそぐわなかったと言う事ですね。私は市場にせっつかれたから嫌々利下げした感が滲み出ているように思えました。

ちなみに前日に行われた日銀金融政策決定会合は、追加緩和を示唆したにも関わらず発表後円高になっていました(笑)バズーカの弾切れを完全に見透かされているような印象がありました。

そしてあの男が吠える。市場は一気にパニックへ。

FOMC通過後はドル買いが続き、ドル円はレンジでユーロドルは相変わらず死んでいるみたいなお馴染みの流れが出来上がりつつありましたが、その代わり映えしない甘えた(?)状況を見てあの男がFOMCの翌日に、大ニュースを持ち込んで来ました。


https://jp.reuters.com/article/us-china-tariff-instantviews-idJPKCN1UR5QK

トランプ米大統領は1日、3000億ドル相当の中国製品に対し10%の制裁関税を課すと発表した。

パウエル議長

まあ、パウエル議長はこんな感じなんですかね(笑)狙い澄ましたかのようなタイミングで中国への追加関税を持ち出して来ました。

これにより市場はパニック状態となり、ドル円は凄まじい下落をしました。

対中制裁発言により暴落

ザ・ナイアガラですね。貿易戦争の再燃と共に、前日にパウエル議長が否定した利下げサイクル入りへの期待も復活した感じです。もうどうにも止まらないと言った動きですね。

トランプ大統領が何を狙いに追加関税の発表をしたのかは定かではありませんが、個人的には、どうせやるならFOMC前にやればいいのにと思いました。そうすれば大統領お望みの大幅利下げにも期待出来たと思うのですが・・・まあ、この人も一体何を考えいるのかよく分からないですね。

ドル円の今後の見通しについて。

現在相場の主役となっているドル円に関しては105円〜104円が当面の防衛ラインになると思います。ここは去年に耐えたゾーンですね。ここをハッキリ抜ければ天下分け目の100円台の攻防戦が始まりそうです。

また、一部で期待されている為替介入ですが、恐らくトランプ大統領の承認が必要となる手段ですので、まあ、100円あたりまでは無理でしょうね。やったら大したものです(笑)

まとめ

  1. FOMCは利下げサイクル入りを否定しましたが、トランプ大統領が無理矢理それを捻じ曲げているような状況となっています。
  2. ドル円は現在ナイアガラ状態です。フラッシュクラッシュのような大変動にも要注意です。

ドル円に関する最大の問題点は、円以外の主要通貨ペアでは依然としてドルがかなり強い点にあると思います。ユーロドルなんて今1.11台ですからね。

トランプ大統領も過度なドル安は望んでいないような節がありますが、全体的に見ればまだまだドル高ですので、中々ドル高方面の材料を提供してくれないように思えます。ドル円とスイスフランが犠牲となる、あるあるパターンとなりそうなのが現況なのではないでしょうか。

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