2019年以降の、薄毛対策・発毛治療の見通しについて書きます。
初診時の写真(2010年9月18日 23歳)
半年後の写真(2011年2月26日 23歳)
直近診察時の写真(2019年9月27日 32歳)
全ての写真がご覧になりたい方はTOPページをご覧ください。
さてさて、2018年はまさに「発毛剤元年」でした。20年間にわたり、日本で唯一の発毛剤であった「リアップ」の特許が切れ、新たな発毛剤「メディカルミノキ5」と「リグロ EX5」が発売されました。
これらの新しい発毛剤のターゲットは完全に「若者」です。CMを見ても明らかですね。容姿や美容を気にする若者が増えたことで、発毛治療や薄毛対策はおじさんだけのものという時代は終わりました。
また、個人的にも2018年は「フィナステリドからデュタステリド」に治療薬を変更したことで、さらなる発毛を実感した年でもありました。
今後は、さらに「治療薬選びのための遺伝子検査」と「発毛剤」が普及し、ハゲ人口が減少していくと見込まれます。
2019年以降、発毛治療と薄毛対策はこう変わる!!
これまでの発毛治療の経験と傾向から、今後の発毛治療と薄毛対策は以下のように変化していくと予想しています。
- 「育毛剤」の時代が終了
- これからの主役は「発毛剤」に
- 「遺伝子検査」に応じて治療薬を選択する時代に
- 発毛専門クリニックには「短期間」だけ通う時代に
- 発毛治療はさらに「若年齢化」
個人的には、ここ10年あまり発展を続けてきた「発毛専門クリニック」の利用の仕方が変わってくると予想しています。
クリニックで自分に合う薬の内容や処方量さえわかれば、あとはクリニックに頼らずもっと安く薬を手に入れようとするのが普通だからです。
逆に言えば、発毛専門クリニックでしかできない「遺伝子検査」は、自分に合う薬を見つけるために今後より流行していくと思います。
また、昔と違い、今では若い人たちがヘアケア商品を買う時代です。薄毛に悩む若い人たちは、効果が出ない「育毛剤」には見向きもせず、確実に効果が出る「発毛剤」を求めていくはずです。
以下でより詳しく紹介していきます。
育毛剤の時代は終わる
これまでのヘアケア商品の主役は、ずばり「育毛剤」でした。
育毛剤は各メーカーにとってまさにドル箱。新商品を出せば売れる状態が続きました。
結果として、育毛剤の種類は現在100種類を超えています。魅力的な広告に溢れ、ネットにある薄毛サイトのほとんどが育毛剤を販売するために存在している状態です。
この「育毛剤時代」は現在も継続中ではあるものの、このところ少しずつ、風向きが変わりつつあります。
育毛剤で髪の毛生えた人、誰もいなくね?
そうです。これまでメーカーのカモであった消費者が、さすがに気が付きつつあります。
育毛剤は医薬部外品。医薬品ではないので、もちろん「治療効果」はありません。また、そもそも「育毛=今ある髪を育てる」意味ですから、「発毛=新しい髪を生やす」効果はありません。
また、生まれたころから情報社会で生きてきた「今の若者たち」は育毛剤を買っていません。SNSで良い商品はすぐに広がるだけではなく、効果がないものも拡散されます。今の若者は、正しい情報を得てから商品を買うのです。
そして、間違いなく「発毛=新しい髪を生やす」効果がある塗り薬こそが「発毛剤」です↓↓。
発毛剤(塗るミノキシジル)の時代へ
今後、育毛剤に替わり、新たにヘアケアの主役となるのは間違いなく「発毛剤」です。
なお、発毛効果のある薬はこの世でミノキシジルだけですので、ミノキシジルが配合されている塗り薬を「発毛剤」と言います。
育毛剤と値段がほぼ同等にも関わらず、発毛効果があるのですから、少なくとも育毛剤をあえて選ぶ理由はありません。
これからの数年間でたくさんの発毛剤が発売され、これまで育毛剤で効果が出なかった人がこぞって発毛剤に乗り換えるとともに、容姿を気にする若い人たちに発毛剤が流行ると予想できます。
発毛剤の新商品が続々と
2018年までの約20年間、日本の発毛剤は「リアップ」一択でした。
ところが、リアップの特許がようやく切れ、2018年8月にアンファーから「メディカルミノキ5」が発売。香取、草彅コンビのCMで話題になりました。
さらに2018年11月には本田圭佑選手をCMに起用し、ロート製薬から「リグロEX5」が発売されました。
こうして、20年間リアップ1種類だった発毛剤が、2018年に3種類まで増えたのです。新しく発売された2つの商品CMを見ると、ターゲットはより若者向けです。
2019年以降、さらに発毛剤時代に突入するのは、ほぼ間違いありません。そしてこれはいい傾向です。
発毛剤は医薬品であり、医薬品を販売するのは一気にハードルがあがるからです。
育毛剤のように簡単に作って販売することはできませんので、自然と良い商品だけが市場に出回り、良い商品だけが拡散され、消費者がカモになることはなくなるはずです。
発毛剤は医薬品(薬)ですから、副作用があるのでは!?と考えるのは正しいです。ですが、ミノキシジルは塗るだけでなく飲むこともできます。副作用リスクは基本的に飲むミノキシジルの話で、頭皮に塗る場合には副作用を心配する必要は基本的にありません。
現在の発毛剤3種類の比較
ただし、現時点において3種類の発毛剤は、どれも大差ありません。以下の表をみてください。
リアップX5 | 大正製薬 | ||
メディカルミノキ5 | アンファー | ||
リグロEX5 | ロート製薬 |
どの商品も「5」という数字が商品名に入っていますが、これは「ミノキシジル濃度5%」を意味しており、どれも同じです。
その他の成分で差別化しているのでは!?と感じるかもしれませんが、はっきり言って大事なのは値段とミノキシジル濃度です。
この3種類しかない以上、発毛剤時代は、まだまだこれからと言えます。現在のところ、欲しいミノキシジル濃度を選ぶことができず、どれを試しても効果は大差ないでしょう。値段もほぼ変わらないので、決め手に欠ける状況と言えます。
なお、自分はその他飲み薬(ミノキシジルとデュタステリドとサプリ)を含めて現在の料金は「月に10,300円」なので、コスパは高いと感じています。
発毛剤でも髪が増えないのはなぜ?
発毛剤は「新しい髪が生える効果がある薬」なので、発毛剤を使えば髪が生えるのは当たり前のことです。
ところがリアップは昔からありますし、リアップを使っても髪が減っていった人はたくさんいます。
自分の父もまさにその1人。リアップを使い続けてハゲていきました。
なぜでしょうか?
ズバリそれは、新しい髪が生えてもすぐに抜けてしまうからです。
AGA(男性型脱毛症)は進行性の脱毛です。ヘアサイクルが乱れ、新しい髪が生えても成長する前に抜けてしまいます。
発毛剤(ミノキシジル)には、基本的に抜け毛を減らす効果はありません。毛量を増やすためには、発毛剤(ミノキシジル)で攻めるだけではなく、抜け毛を減らし、今ある髪が成長するまで守る対策が必須なのです。
そして、抜け毛を減らす効果がある薬は、2種類あります↓。
抜け毛を減らす薬〜フィナステリドとデュタステリド〜
発毛剤(ミノキシジル)で新しい髪を生やしても、AGAの人はその髪が成長する前に抜けてしまいます。
それを防ぐ飲み薬が「フィナステリド」と「デュタステリド」です。
ミノキで攻めて、フィナorデュタで守る。
これが、現代医学の発毛治療の定石であり、もちろん自分もこの方法で若ハゲを克服しました。
もともとは「フィナステリド」一択で、フィナステリドの登場により薄毛が治療できるようになったのですが、現在はより新しい薬「デュタステリド」が登場したのです。
そのため、基本的にはフィナステリドかデュタステリドのどちらかを選ぶ必要があります。
フィナステリドやデュタステリドはどちらも「薬の成分名」です。一方、有名なプロペシアやザガーロは「薬の商品名」です。プロペシアにはフィナステリドが含有されており、ザガーロにはデュタステリドが含有されています。
【参考写真】自分はデュタステリドに変えてさらに髪が増えました。
自分は、2017年12月24日からデュタステリドを服用しています。
お医者さんと相談してフィナステリドから切り替えたのです。髪の推移はコチラです。
2017年12月24日撮影
(ここまではフィナステリドだけ)
2018年2月25日撮影
(フィナステリドからデュタステリドへ変更)2018年4月29日撮影2018年6月29日撮影2018年9月28日撮影
(通院頻度が3ヶ月に1回に減少)
2018年12月21日撮影
2019年3月29日撮影(追記)
2019年6月27日撮影(追記)
2019年9月27日撮影(追記)
もう5年以上ずっと髪の量を維持するだけの期間が続いていたのですが、デュタステリドに変えて少しずつ髪が増えました。
その結果、通院頻度も2ヶ月に1回から3ヶ月に1回に減り、その分料金も大幅に安くなりました。
フィナステリドとデュタステリドどちらを選ぶかは、本当に重要だと身をもって体感しました。
「遺伝子検査」で治療薬を選択〜フィナとデュタどちらを選ぶべきか〜
では、フィナステイリドとデュタステリドのどちらを選ぶのか、どうやって判断するのでしょう?
今では、発毛専門クリニックで「遺伝子検査」を行うことで判明するのです。
遺伝子検査といっても、抜いた髪の毛を提出するだけです。毛包(もうほう)を検査することで、フィナステリドとデュタステリドのどちらが自分により効果が出るのかが判明するのです。
いずれにしても、より効率的に髪の毛を生やす時代です。今後は「薄毛対策のスタート=遺伝子検査」が当たり前のものになっていくでしょう。
なお、自分が通っている「Dクリニック」では、遺伝子検査のみでも実施してくれます。
検査料は19,000円、検査結果が出るまで1ヶ月かかりますが、どちらの薬を選べばいいかわからないまま対策をするより、絶対に良いと思います。
まずは、無料カウンセリングで詳しい説明が聞けますので、ぜひ気軽に利用してみてください。
発毛専門クリニックには短期間だけ通うように変化
AGA(男性型脱毛症)の治療薬の入手方法も、時代に応じて変わりつつあります。
これまでは、自分のように発毛専門クリニックに通院して、専門医から治療薬が処方されるのが普通でした。
ところがご存知のとおり、最近ではインターネットで海外から安く個人輸入する人が続出しています。その多くはもちろん発毛失敗に終わっているのですが、それは薬の品質だけでなく、何をどれだけ飲めば自分に効くのか判断できなかったことが理由です。
また、自分の判断で長期間にわたり薬を飲むというのは、想像以上に不安を伴います。
そこで今後は「発毛専門クリニックに短期間だけ通う」人が増えると予想できます。
発毛専門クリニックで、遺伝子検査や血液検査を実施し、自分に処方される薬の内容と量がわかれば、あとはもっと安く自分でなんとかしますよ。と考えるのが現代的であり、コスパが高いからです。
実際に、通院しなくても薬だけ売ってくれる「イースト駅前クリニック」が流行ってきており、治療薬の入手方法も時代に応じて今後も変化していくと思います。
ただし、必ず一度はクリニックで専門医に相談しましょう。そうじゃないと何mg飲めばいいかもわかりませんよね( ^^ )
発毛治療はさらに若年齢化
発毛専門クリニックに通う患者さんは、年々、若年齢化しています。
その理由は大きく2つあり、
- 若い男性が容姿や美容により気を使うようになったから
- 若くから対策する方が効果もコスパも高いから
です。
これに関しては、23歳から「Dクリニック」に通っている自分がまさに典型例です。
大学生の頃から薄毛に悩み、思い切ってクリニックに無料相談に行ったことで人生が変わりました。
また、20代から対策を始めたことが功を奏し、効果がすぐに出ました。薬の量も比較的少なくて済み、おかげで料金負担も他の人に比べてはるかに安く済んでいます。
>>「 AGA治療を20代から始めて体感した6つのメリット」
このメリットを世の中に発信するために、サイトを運営し始めたといっても過言ではありません。
今後も、20代や30代で発毛治療を始める人がより一層増えると予想できます。
まとめ〜これからの発毛治療を考える〜
以上、これまでの発毛治療の経験や最近の傾向を踏まえ、今後の発毛治療について考えてみました。
今後は、若い人ほどより効率的に、高いコスパで薄毛を改善できるようになっていくと思います。
薄毛を克服したものとして、自分が絶対に言いたいことは
- 安易に育毛剤には手を出さないこと
- 最初はクリニックで自分に合う薬と量を知るべし
- そこからは自己責任で、薬の入手方法を決めるべし
ということです。
フィナステリドの登場により、すで薄毛は治る時代になっています。そしてこれからの時代は、どうやって薄毛を治すか、自分自身で選択する時代です。
自分は、発毛専門クリニック「Dクリニック」に通って薄毛を克服しましたが、処方されている薬が心から自分に合っていると感じています。もうハゲる気配もありません。
安易に育毛剤に手を出すことなく、まずは自分のように専門クリニックで「自分に合う薬と量」を見つけてみてはいかがでしょうか。
そこから先は、自己責任で、自分の選んだ方法で髪を維持してください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。2019年も、当サイトをよろしくお願いいたします。
「顔出しのハゲサイト」を運営する!とスタートした当サイトも3年目を迎えました。発毛専門クリニック「Dクリニック」に通院してからは8年が経ちます。自分の経過はコチラです↓