自分に合った転職エージェントの選び方

自分に合った転職エージェントの選び方と基準【各社の特徴比較】

これまで、優良と評価の高い転職エージェントを中心に、各サービスを紹介してきました。(参考:転職エージェント会社特徴・評判分析)

 

では、一体どの転職エージェントがよいのか明確になりましたか?

 

ここではまとめとして、自分にふさわしい転職エージェントの選び方をご紹介いたします。

 

まず最初にやってはいけないこと1つ。

まず、これだけは絶対にやってはいけないことを紹介します。

 

それは、転職エージェント1社にしか登録しないこと。

 

ご紹介した転職エージェントはどこも優良だとしても、サービス業という点も忘れてはいけません。

 

サービス業の特徴というものはいろいろありますが、ここでしっかり押さえておかないといけないのは、サービス業の提供するサービスの質の良否を一番左右する要素は「人間」だということ。製造業などで作り出された「モノ」は、作る物の仕様がはっきり決まっており、大概は出荷時などでしっかり品質管理もされます。

 

だから、いつも買っている130円の缶コーヒーはいつも同じ味なわけです。

 

でも、「人間」の質を均質化することは中々難しい。残念なことに、人により能力ややる気等の要素で、提供されるサービスの質は大きく変わったりします。

 

例えば転職エージェントに登録したけれど、イマイチいい仕事が出てこないとか、書類選考や面談で次々と落とされてしまったなどという人も以外に居ます。

 

勿論、その人の「市場価値」に問題があったり、企業とマッチしていなかったりすることもあるかもしれませんが、転職者と企業を結びつけるエージェントの質によっても大きく変わってくるというのが実際の利用感です。

 

企業の求人に対する視点なども会社や担当によって解釈が異なったりすることもあるので、転職エージェントは「必ず」複数社登録しておくことがオススメです。

 

※最低限登録しておきたい転職エージェントは以下の三社です。

 

リクルートエージェント

 

type転職エージェント

 

マイナビ転職エージェントサーチ

 

広く浅く、求人を発掘するならリクナビがオススメ。

転職を考えているけど、どんな会社が求人しているの?を知りたいなら、まずはリクナビ系列のリクルートエージェントに登録しておきましょう。

 

求人情報の母数が大きいので、ざっくりとした希望を言うだけで様々な会社の求人にアクセスすることができます。

 

また、リクルートエージェントならではの求人情報の質の高さもあり、比較的良い条件の会社が多く見つかります。

 

転職に関する全方位的な講座や支援を行っているのもリクナビの特徴。登録しておけばいろいろイベント等の案内も届くので、登録して損はありません。

 

転職に時間をかけたくない方は、マイナビという手も。

マイナビのマイナビ転職エージェントサーチは、リクナビには及ばないものの、かなりの求人数を持つ大手。

 

しかも、転職の際に必要になる自身の履歴書等の情報入力や求人の検索などがサクサクとやりやすく、どうしても時間が取れない方にオススメです。

 

ただ、マイナビの求人情報はちょっと情報不足のことも少なくないので、そこはリクナビなど他のサイトの求人情報と比べてみてもいいでしょう。結構同じ求人がそれぞれに出ていたりするものです。

 

専門職への転職なら、DODAかType。

転職先企業の業種が比較的限られているDODAtype転職エージェントは、反面、その業種の求人分析には強い力があるといえます。

 

専門職系の方は、ぜひどちらかは登録しておきたいもの。

 

その上で、リクナビかマイナビも登録し、客観的な視点を補完するのがよいですね。地域に目を向けると、全国規模での転職を考えるならDODA、首都圏など一部の都市に焦点を絞るならTypeが良いです。

 

それぞれ、自分の領域の市場に、他のエージェントでは見つけられないような求人を持っていたりしますので。

 

余談、東京駅近郊に職場や自宅があるならリクナビ+DODA。

リクナビとDODAはどちらも、東京駅から歩1分のところに事務所があります。

 

リクナビは八重洲口、DODAは丸の内口前のビル。なので、エージェントとの面談を一度に効率よく行えたりしますし、東京駅近郊なら足も運びやすいでしょう。求人情報は日々変化していくので、エージェントとの窓口が近いのは利点です。

 

リクルートエージェント

 

DODA

 

転職エージェント登録の際のアドバイス

特に転職が初めての人は、登録時につまずく人も多いです。

 

特に自分の履歴書や職務経歴書を書こうとすると、何を書いたらよいかわからないということも多々あります。

 

そんなときは、どう書いたらいいかわからないところなどに「何を書いたらいいかわからない!」と書いてしまいましょう。

 

登録した経歴は、直接企業に行くわけではなく一旦エージェントを介します。なので、この内容では企業に伝わらないとエージェントが思ったら適切なアドバイスをもらえたりします。

 

エージェントとの面談の前に、経歴書のどの部分が書きにくいのか、自分の立場を明らかにしておく意味もあるので、経歴書入力をエージェントとのコミュニケーションツールとしてどんどん悩みなども書いてしまいましょう。

 

書いた内容はエージェントが面談前に目を通してくれて、何らかの提案なりをしてくれるはずです。

 

転職エージェントを利用はメリットが多い

転職者数は、近年増加の一途を辿っています。理由はいろいろありますが、やはり全体的にみると企業の体力が低下していることがあげられるでしょう。

 

バブルの崩壊を象徴する、山一証券の経営破たんに始まり、ダイエーやJAL(日本航空)など大手の企業が次々と破たんするようになり、その一方でIT系を始めとした新興企業の台頭など、世の中は大きく変化してきました。

 

正社員の新卒一括採用や終身雇用による生活の安定は遠い昔のこととなり、今はどの企業も「即戦力」を期待しているといっても過言ではありません。

 

1つの企業にとどまることが「安全」だった時代は終わり、逆に柔軟性の低下や視野の狭さの拡大などによる「リスク」が懸念されるようになりました。

 

そんな時代に、転職という選択肢は、新たな環境に自分の身を置くことでの自己スキルの向上に何かしら貢献するひとつの有力な方法と言えるでしょう。かといって、なんでも転職をすればいいということでもありません。転職をするならしっかりと「自分のためになる」選択をする必要があります。

 

しかし、一見簡単そうに見える「自分のためになる」転職、というものが、中々難しい。転職、という性質上、中々職場の同僚や友人にも相談できないし、どのような企業がどんな求人を求めているのかも、情報量が多すぎる上、悠長に探している時間もありません。

 

従って、自分一人で適切な選択をするのは極めて困難です。時間もない、客観性もない、では、最良の転職など出来得るわけがありませんよね。

 

そこはやはり、転職エージェントに頼ることで、客観的な自分の強みを明らかにしてかつ膨大な求人情報からより自分の意に沿う転職先を見つけていくのが最良でしょう。あなたにとって、良い転職をしてくださいね。

 

次回は転職エージェントとの面談についてです。
転職エージェントとの面談を失敗しないコツ

リクナビのスカウト登録は済ませておこう!


 
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