マイナビエージェントの特徴と評判について【IT転職に強い】

マイナビエージェントの特徴と評判について【IT転職に強い】

マイナビエージェントを運営する株式会社マイナビは、創業1973年、当初は「株式会社毎日コミュニケーションズ」だった社名を2011年10月、現在の社名に変更し今に至っています。

 

当初の社名に「毎日」とあるように、もともとは毎日新聞社の関連会社として創設されましたが、現在は出資比率も下がり、独自の経営を志向するようになっています。

 

マイナビは、業界では後発ということもあり、やはり最大手のリクナビを意識してか提供するサービスや機能はリクナビと良く似ています。言い換えればリクナビの2番煎じと取られる部分もあり、差別化が図りにくい一面も。そのため企業側の求人も、登録者数の多いリクナビに集まってしまうため、求人の質の面で物足りなさを訴える人も。

 

反面、自社開発したポータルサイトの使い勝手の評判は比較的高く、リクナビに無い機能も積極的に取り入れて、転職希望者の手間や負担をすこしでも軽減する姿勢が見え隠れします。

 

マイナビエージェントのメリット

マイナビエージェントを使うメリットは、求人を効率的に探すためのツールが揃っているというところですね。

 

求人を探すためのポータルサイトを比較的早く立ち上げたことから、ポータルサイトの使いやすさの評価が高いです。例えば、登録している履歴書を見直さなくても応募できる企業を一覧で表示してくれる機能があり、応募の手間が削減されます。

 

他にも、スカウトメールでメール本文に応募先企業名や大凡の募集要項が書き込まれていて、確認が容易なこと(エージェント会社によっては、ポータルサイトにログインしないと、募集要項等を見ることが出来ない作りになっていたりして、スマホとかだと特に非常に不便)など、使う側の視点に立ったユーザビリティを築き上げているなという感想です。

 

ユーザビリティというのは主にIT用語で、ざっくり言うと「いちいち説明書を見なくても不便さを感じない作りになっているか」を示す指標として用いられたりしますが、転職希望者の約半分がIT業界向けのエンジニアというのもあって、そのあたり、ある意味「プロ」の利用者からの鋭い要望への対応を真摯に進めてきた結果なのかもしれませんね。

 

マイナビエージェントのデメリット

デメリットでいくと、どうしても避けられないのが規模の面と求人の質で、口コミ上もネガティブなコメントが多く寄せられている部分といえます。マイナビは、リクナビに対抗してきた歴史があるため、逆にいえばリクナビとかぶるサービスが大部分です。

 

そして、リクナビのほうが転職希望者の登録数が格段に多く対象業種も被っているため、企業側からすればリクナビに募集を出した上でマイナビにも募集を、という事に対するメリットを感じにくいのかもしれません。

 

また、求人情報も月並みな記載が多く企業の内情が見えにくかったり、ひどいものでは募集要項で書いてある内容と実際に転職したあとの仕事内容が全く異なっていたなどクレームじみた口コミも見受けられました。

 

このあたりは、「企業が掲出してくる求人案内が実態に即しているのかを見極めるためにエージェント会社がどれだけ手間と能力を割いていますか?」というエージェント会社の努力の具合が見えてくる部分でもあるので、注意が必要です。

 

まとめ

以上から、マイナビエージェントは、企業探しを効率的に行える反面、探し出した企業(募集要項)が本当に自分に合っているものなのかどうかの裏どりはある程度自分で能動的に動いて調べていく必要があります。なので、企業の見極めがなかなかできない最初の転職の方とか、企業経験の少ない方はちょっと避けたほうがいいかもしれません。

 

マイナビエージェントを使った転職では、自分に適合する企業がないかを探し出すためのファーストステップとして広く浅く企業を探してみるなど、第一段階での効率的な企業探しが効果的といえるでしょう。

 

そのうえで、いくつか絞った企業に対してはエージェントでの面談や自分で企業分析をしてみるなどして求人情報の裏を取り、そのうえで眼鏡に適った企業のオファーを受けるという2段階を踏むことで、より転職への成功が近づいてくるでしょうね。

 

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