リクナビエージェントの特徴、評判について

リクナビエージェントの特徴、評判について

リクルートージェントは、株式会社リクルートキャリアが提供する転職エージェントサービスの名称です。社名に冠する「リクルート」といえば、もはや知らない人はいない位、国内では有名な会社ですね。

 

この会社、元は東京大学の学生新聞の販売代理店から発足しました。当時から求人案内や企業への人材紹介に特化し、また会社そのものが特定の大企業との繋がりやしがらみを全く持たない「公平な」立ち位置にいたことで求人紹介・人材供給サービスとして様々な企業や学生・転職希望者等の共感を生み、経済成長時代の波とともに大きく成長してきた歴史があります。

 

近年では、長く日本の雇用形態を支えてきた新卒の無期正社員の人材発掘に変わり、人材の短期的・流動的ニーズに応えられる専門的なスキルの発掘・提案力がエージェントサービスを提供する各社に求められています。

 

その中でリクナビエージェントの特徴といえば、人材紹介の草分け時代から培った豊富な経験を有することや、人材紹介だけでなく一般派遣の業態もグループで連携して担うことで、企業側の具体的なニーズのキャッチアップや変化への対応が素早い点が挙げられます。

 

例えば、単に求人レベルの案件を集めるのではなく企業の人事戦略そのものをキャッチアップしたり、場合によっては任されるなどの立ち回りをしています。その場合はいわば、エージェンターが採用企業の人事担当者そのものの権限、もしくはそれに近い権限を持っていたりするわけです。

 

そう聞くと、転職者側は緊張してしまうかもしれませんが、そこはやはり、企業と転職希望者の橋渡し役であるエージェント。

 

「この人は使えるか?」ではなく、「この人はどうやれば使えるか?」という目線で、例えば目につく欠点などはアドバイスやフォローをしてもらったり、自分の強みを客観的に評価してくれるなど、転職希望者の意に沿う活動もしっかりしてくれます。なので、過度な緊張は無用です。

 

リクルートエージェントのメリット

リクルートエージェントを利用した方の声で多いのが、エージェントのヒアリング能力に関することです。

 

単に転職希望者の強みを引き出すとかいう短絡的なヒアリングではなく、今の職場の雰囲気がどうであるかとか、一体どういう動機で転職に至ろうと考えたとか、中々一言で表現しづらくあまり整理できていないようなこともひとつひとつヒアリングの中から聞き出し、転職理由などを整理してくれます。

 

場合によっては「そういう話は他でも同じと思いますよ」という指摘をしたりと、転職動機として弱いと見受けられる部分があれば、ちゃんと指摘をしてくれたりします。やはり目線が、「なんでも転職させる」ではなく、きっちりと人物像を見極めようとする姿勢が強いです。

 

また、応募書類の添削や面接のアドバイスなどもやはり経験豊富な点が活きているようで、利用者の評判は総じて良いです。

 

あと、国内最大手という規模を活かして、転職支援の講座や支援も多く行われています。転職に関して、全方位的に任せられるエージェントと言えるでしょう。

 

リクナビエージェントのデメリット

業界最大の規模を持つエージェントならではのデメリットもあります。

 

やはり、企業は求人を出すとき、まずはリクナビに出す。これが正直大半でしょう。

 

従い、世に言う「ブラック」な企業も当然集まってきてしまいます。求人内容と実際の業務が違っているというクレームが転職者から入ればエージェント側も今後その企業との付き合い方に注意するようになってくれると思いますが、毎年沢山の企業が誕生・廃業している中、全ての企業の状況を逐一確認はできないでしょう。従って、募集を出している企業の健全性評価については転職希望者側の自己防衛も必要になります。

 

また、特徴でも述べましたが、エージェント自体が高度な活動をしている場合などは特に、エージェント主導で話が進んでしまうきらいもあります。「自分はどういう理由で、いつ、どのような企業を目標に転職しようとしているのか」など、しっかり自分の意思を固めておかないと、気付いたら転職していた、という可能性もないとは言い切れません。

 

エージェントの役割が大きいということもあってか、担当者間での能力差の指摘も比較的多く挙がっていることも注意が必要です。職務経歴書の添削等も、時間がかかるケースも報告されています。総じて、エージェントに対して受け身で動くことは避けた方がよいかと思います。

 

リクルートエージェントがおすすめな人とは

総じてリクルートエージェントは、エージェントの役割範囲を広げることで企業や転職希望者のマッチングの精度向上や負担削減を実現しようとしています。

 

しかしそのためにはエージェント一人が担える業務領域の拡大・成長を図る必要がありますが、現状の口コミを見る限りは担当者により当たり外れが生まれているようです。

 

リクルートエージェントがオススメな人は・・・

 

・転職に際し、自分の強み弱みを正しく認識している、もしくはしたいと思っている方
・転職活動そのものに明確な目標設定をして、それに向かったステップアップの転職を前提としたい方
・ある程度時間に余裕がある方

 

と言えます。とりあえず今の仕事を辞めたいから、などという動機では、中々優良求人の紹介迄至るのは難しいかもしれません。

 

リクルートエージェントへの登録を考えている方は、転職動機などを自分なりに整理しておくことをオススメします。といっても、必ずしも転職希望先企にいきなり出せるレベルのものを考えておく必要はなく、ホンネベースでも結構です。そしてその話に、今後やりたいことを合わせて考えておきましょう。その上でエージェントとの面談を受けると、話をトントン拍子に進められます。

 

リクルートージェント

リクナビのスカウト登録は済ませておこう!


 
TOP リクナビ マイナビ DODA 転職基礎知識