献血ルームの看護師の給料、年収、待遇について
血液センターに勤める場合、いったいどのくらいのお給料がもらえるのでしょうか。
インターネットで検索をしてみましたところ、非公開が多いため、作者が血液センターに勤めていた頃の給料について、ご参考までに書いてみます。
献血ルーム看護師給料の目安
年齢26歳。看護師歴5年目でした。基本給は、18万7008円でした。
看護師の基本給としては、いまいちと言ったところでしょうか。
これに加え、いろいろの手当てがついてきます。血液センターに勤める場合、献血バスに乗るか、献血ルームに通うかによって、手当てでもらえる額が大幅に変わります。
献血バスに乗るのと、献血センターに勤めるのと、どちらの場合の手当ての方が多くもらえるかというと、献血バスに乗る方がはるかに手当ての額が多いです。
では、どうして、手当てが多くもらえるのでしょう。
献血バスと献血ルームの給料の違い
まず、献血バスに乗るのと献血ルームで働くのとでは、残業時間が大幅に違います。
献血バスに乗る場合、現場の採血時間に間に合うように出勤をし、採血物品をバスに積み込み、現場までバスに向かいます。朝残業が出来るということです。
さらに、採血が終わり血液センターに戻ると、採血の片付けが待っています。
献血に使用する資材は、医療材料です。温度管理や鍵付きの倉庫にしまっておく必要があるため、毎日積み下ろしをするのです。
また、献血バスに乗る場合、移動時間も勤務時間としてカウントされるため、交通渋滞などでバスの到着が遅れた場合でも。残業時間に含まれます。
次に、旅費というものが付きます。献血バスに乗って採血をする場合、血液センターから現場までの距離に応じて、出張旅費というものがつくのです。旅費は、等級によって金額が決まっております。つまり、距離×等級で出張旅費としていくらか手当てがもらえるのです。
最後に、休日出勤についてです。献血バスも献血センターも基本的に年中無休(12月31日、1月1日を除く)で、稼働しています。暦の上での休日に出勤する場合は、休日手当てが付きます。
これは、献血バスに乗っても献血ルームに勤めても同様に支給されます。これらをふまえてお給料を計算すると、献血バスに乗る場合、25万円を超えるほどの給料を頂いていました。
献血ルームに勤める場合、出張手当・残業手当が差し引かれる額になるため、20万円前後となりました。
血液センターの看護師の待遇について
基本的に、日本赤十字社に勤める人たちと同じ待遇です。
有給休暇は、採用6ヶ月後に10日間、採用1年6ヶ月後に11日間付与されます。育児休暇も取得可能です。
社会保障は、健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保健・厚生年金基金、完備です。採用直後は、常勤嘱託職員として採用され、人員の増減に合わせ、正社員登用されます。
ほぼ、全員の看護師が正社員登用されますが、時期については、欠員が出たら昇格という形式をとります。そのため、待っていればいつか正社員登用されますが、時期については他の看護師の頭数によって、人員が不足していればすぐに昇格できますし、人員が潤沢であれば、待たされるという具合です。
育児休暇は表向きには、取得可能とされています。しかし、育児休暇を取得する場合、欠員とはならないため、追加での採用となりません。現場としては、1人欠の状況で業務を回さなければならないため、残された看護師としては厳しい勤務となります。
嫌がらせをしてくる看護師もいるため、産休に入ったまま退職をするなどのケースがある血液センターもあるようです。
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