2016年12月15日に公認会計士・弁護士などの高スキル人材を専門に派遣するMS-Japan(6539)が東証マザーズに上場しました。
参考:MS-JapanのIPO評価分析 ~マザーズ上場売出規模が大きく見送りが賢明か~
少子高齢化に伴い労働人口の減少が続く日本では高スキル人材の需要は高く、そんな高スキル人材の派遣を行う同社の様子が気になっている方も多いのでは無いでしょうか?
この記事では、上場後の状況を確認して振り返っていきます。
(この記事は2017年2月9日に書いています。)
MS-Japanの上場後から今日までの状況
MS-Japanは公開価格2080円で売り出され、上場初日は公開価格付近で推移し終値は公開価格から微増の2200円でした。
IPO銘柄の多くは上場初日に株価が上昇して、その後下落調整期間を経て株価が定まっていくことが多いのですが、MS-Japanは全く逆の株価の動きをしました。
特にこれといった追加材料も無いのに、上場翌日以降からジリジリと株価は上昇、そして、上場1ヶ月後に突然大きく株価が高騰一時は4000円に触れるラインまで上がりました。
その後は一旦下降しますが、2月初めの四半期決算にて良好な業績・特別配当の実施を発表!それを受けて株価は上昇し3300円を境に±200円の高値レンジで推移しています。
IPO前の私のMS-Japanに対する評価
IPO前の私のMS-Japanに対する評価は、参加オススメ指標30で見送りを推奨していまして。
上場初日の結果は予測通りでした。
初日は公開価格をウロウロして微増の終値でしたので、リスクを取ってまで取りに行くリターンでは無かったと思います。
ただ、その後に株価がここまで上昇するのは予想外でした。
高スキル人材の派遣という事業にキラリと光る物を感じてはいましたが、こんなに早期に市場に評価されるとは思ってもみませんでした。
今年は企業にキラリと光る物を感じたら積極的に投資していくようにしていきます。
今後のMS-Japanの株価予想
今後のMS-Japanの株価は、事業性が社会にマッチしていき業績の上昇が見込まれ、業績の上昇に伴い徐々に株価も上昇していくと予想します。
既にMS-Japanの株価は高値で推移しているので、短期で見れば多少調整をしていく可能性はありますが、大局的に見れば上昇していくでしょう。
私のIPOの結果
私はMS-JapanのIPOはリターンが乏しいと判断した事と、他のIPOに資金を集中する為に見送りました。
振り返って結果を見ていくと、他の案件の方がリターンが高かったので、この選択は正解だったと思います。
昨年の年末は複数のIPOが重なりアタフタしてしまったので、今年はIPOが続く年末には、いつもよりも多めに資金を用意していきます。