ホクロ除去を行っているクリニックによっては、使用するレーザーが複数あります。
気になるのが、『レーザーの種類によってホクロ除去の効果は変わるの?』ということ。
今回は、ホクロ除去に使用されるレーザーの違いについてご紹介します!
Contents
ホクロ除去と医療脱毛で使われるレーザーの違い
医療脱毛の後にホクロが増えると感じる方や、不安に思う方がいるのは、どちらもレーザーによる施術を行うからではないでしょうか。
レーザーを肌に直接当て、ホクロを焼いたり毛根部分にダメージを与えたりする施術です。そのため、人によっては「そんな強い刺激を与えるから、ホクロが増えるのでは?」と考えるのかもしれません。
では、本当に医療脱毛後にホクロは増えるのかどうかを知るために、まずはそれぞれの施術で使われるレーザーの特徴について学びましょう。
ホクロ除去で使われるCO2レーザーとは?
ホクロ除去の方法は大きく分けてメスによる切除か、レーザーによる除去です。
このうちレーザーを使用する施術では、おもにCO2レーザーという炭酸ガスを利用したマシンが用いられます。
CO2レーザーの特徴は、水に反応すること。肌に照射すると、肌の中の水分と反応して、熱を生み出します。生み出された熱で水分が蒸散し、肌表面を削っていくのです。
つまり、CO2レーザーは、ホクロのメラニン色素そのものに反応しているのではなく、ホクロのある肌の水分に反応する熱エネルギーを利用した施術方法です。
そのため医師の腕が悪く、適切な深さまで削り取らなかった場合、ホクロの一部(根の部分)が残ってしまい、再発するリスクがあります。
再発を防ぐために使われるのが、CO2レーザーとは異なるメカニズムのレーザー機器です。ホクロ除去後の再発防止に力を入れているクリニックは、CO2レーザー以外のマシンも併用していることが多いです。
CO2レーザーが取り残してしまうホクロの根を除去するために使われるレーザーは、ピコレーザーなど複数種類あります。
クリニックによって使われているマシンは異なりますが、基本的なメカニズムは同じ。ホクロを作っているメラニン色素に反応するレーザーです。
各レーザー機器はレーザーの光の違いというより、照射するレーザーの強さや細かさなどが違い、傷跡のリスクが変わります。
聖心美容クリニックはレーザー機器を複数導入
当サイトで口コミや評判を調べてご紹介した聖心美容クリニックも、CO2レーザーとこのメラニン色素に反応するレーザーを複数導入しているクリニックです。
- スペクトラVRMⅢ(札幌・横浜)
- トライビーム(東京・大宮・熱海・名古屋・大阪・広島・福岡院)
聖心美容クリニックでは、電気メスでレーザーのように焼却する『電気凝固法』やメスで切除する『切除法』の他、レーザーを使用した治療があります。
使用されているレーザーはQスイッチYAGレーザーという種類の、2つの波長をもつレーザー機器『スペクトラVRMⅢ』と『トライビーム』です。
それぞれ導入されている店舗が異なります。関東の方は東京と横浜の両方へアクセスしやすいので、気になるマシンが導入されている医院を選んでみてはいかがでしょうか。
同じQスイッチYAGレーザーですが、たとえば、スペクトラVRMⅢはメラニン色素を持つ細胞のみを破壊するため、健康な細胞を傷つけるリスクが最小限です。
ホクロの他、毛穴の開き・黒ずみ・入れ墨・ニキビなどあらゆる用途に使われており、世界30か国以上で採用されています。
トライビームもホクロ・黒ずみ・入れ墨・そばかすなど多くの治療に使われていますが、最大の特徴は照射されるレーザーのサイズです。
『Gen Technique』という世界初の機能を搭載し、レーザーの強さはそのままに、施術時間を短く、照射範囲を小さく絞ることに成功。小さくて濃いホクロの除去などに最適です。
傷跡が残りにくいホクロ除去施術を希望する方は、ダメージを最小限に抑えられるQスイッチYAGレーザーなどを導入しているクリニックをチェックしてみてください。
とくに小さなホクロが濃くてどうにかしたい!と迷っている方は、聖心美容クリニックの多くの医院で導入されているトライビームのようなタイプ(小さい範囲の施術で活躍)を検討したいところです。
ホクロの再発リスクを少しでも抑えたい方や、傷跡の心配がある方は、レーザーを複数種類使用しているクリニックを選びましょう。
電気レーザーは電気メスのこと
ホクロ除去を行っているクリニックの公式サイトの中には、専門ページで『電気レーザー』も紹介していることがあります。
電気レーザーもレーザーの種類なの?というと、そうではありません。
簡単にいうと、電気レーザーとは電気メスのことです。
他のレーザーがホクロやホクロの根を焼き取るのに対して、電気レーザー(電気メス)は通常の切除手術と同じく、切って除去します。
そのため、一般的な切除手術と同じ程度の傷跡リスクがあります。
電気レーザー(電気メス)を使用するメリットは、切り取るので、ぷっくりと膨らんだホクロの除去や、大きい範囲の除去に向いていること。
また、焼いて切り取るので、切った直後から止血ができるのも多きなメリットです。
膨らんだホクロや、大きなホクロがある方は、切除手術に電気レーザー(電気メス)を使用しているクリニックを選ぶのがおすすめです。
ちなみに、施術中に焦げ臭いにおいがしますが、レーザーを使用するとどうしても発生するものです。
CO2レーザーによる施術でも発生するので、こればかりは覚悟しておくしかなさそうです。
医療脱毛で使われるレーザーにも種類がある
医療脱毛で活用されているレーザー機器にも、複数の種類があります。
- アレキサンドライトレーザー
- ダイオードレーザー
- ヤグレーザー
主な種類はこの3つで、メーカーによって多少名前が異なりますが、メカニズムはこの3種類に分類されます。
宝石のアレキサンドライトを使用したアレキサンドライトレーザーは、メラニン色素に反応するタイプで、毛乳頭や毛母細胞といったムダ毛を作る部位を破壊します。
メラニン色素に反応するため、濃いムダ毛ほど痛みを感じますが、某美容クリニックの解説によると、肌への刺激がコラーゲン生成を促す効果もあり、美肌効果が期待されるそうです。
ちなみに、メラニン色素に反応するという特徴から想像できるとおり、シミのケア用レーザー機器としても使用されることがあります。
ダイオードレーザーは近赤外線を発するタイプで、メラニン色素に反応するマシンとは違ったメカニズムで脱毛しています。
ムダ毛を作る部位のひとつ、毛包を直接破壊するため、アレキサンドライトレーザーでは除去できない色素の薄いうぶ毛なども脱毛できます。
濃い毛の脱毛も可能なので、うぶ毛と濃い毛の両方を脱毛したい方に人気です。
ヤグレーザーもアレキサンドライトレーザーと同じく、メラニン色素に反応して毛を作る部位を破壊するレーザー機器です。
アレキサンドライトレーザーよりも肌の深い部分にまでレーザーが届き、太いムダ毛や濃いムダ毛にも利用できます。
特徴は、肌の表面にあるシミなどの色素沈着、日焼けなどがあっても、レーザーの影響を受けないこと。そのため、日焼けした肌でも脱毛が可能です。
ただし、肌の深いところにまでレーザーが届くことから痛みが強く、かえって肌を傷つけるリスクがあります。
おすすめのレジーナクリニックは複数のマシンを導入
当サイトの『ホクロ除去と脱毛はどっちを先にやるべき?施術の順番』の記事でご紹介しているレジーナクリニックさんは、アレキサンドライトレーザーとダイオードレーザーを導入しているそうです。
先に解説したとおり、アレキサンドライトレーザーとダイオードレーザーは機能もメカニズムも異なります。
簡単にいえば、アレキサンドライトレーザーはメラニン色素に反応するため日焼けした肌や濃いホクロやシミがある部分には使用できないマシンです。
ダイオードレーザーはメラニン色素に反応しないメカニズムを採用しているため、日焼けしている人や、ホクロのある部位など黒っぽい部分の脱毛をしたい方にも使用できるマシンです。
実は、某大手美容外科クリニックでもメラニン色素に反応するマシンしか導入しておらず、日焼けが少しでもあるとその日の施術を断られてしまう、というトラブルは珍しくないのです。
せっかく何か月も前から予約していたのに、当日クリニックに行ったら「その肌では施術できません」といわれてしまうなんて、嫌ですよね。脱毛スケジュールがズレると、旅行などの予定にも影響が出てしまいます。
そのようなトラブルに遭わないためにも、ホクロ除去と脱毛の両方を検討している方は、自分のムダ毛の状態や肌のリスクで選べるよう、複数のマシンを導入しているクリニックを選びましょう。
レジーナクリニックさんのように、無料カウンセリングの中でお試し照射を受けられるクリニックを選ぶと、完全に高額プランを契約する前にリスクや痛みを知ることができて便利です。
レジーナクリニックの評判を、口コミと管理人妹の体験談の2つの視点からご紹介します。
クリニックの料金システムなどメリットについてもまとめているので、医療脱毛でクリニック探しをしている方は、ぜひクリニック選びの参考にしてみてください。
ほくろの状態によってレーザーの種類もチェックしよう
ホクロ除去で使用されるレーザー機器には、複数の種類があります。
傷跡のリスクや、再発のリスクを少しでも軽減したいなら、複数種類のレーザー機器が導入されているクリニックを選びましょう。
自分のホクロに合ったレーザーを使用してくれたほうが、きれいに除去できます。
レーザーの種類をチェックする際に注意したいのが、CO2レーザー系とは別に『電気レーザー』の名前で記載しているクリニックの存在です。
電気レーザーは正しくは『電気メス』なので、レーザーでメラニン色素部分を焼くのではなく、切除手術となります。
電気レーザーの名前が明記されている場合は、切除手術がメインとなっている可能性があるため、必ずカウンセリングで確認してください。
コメントを残す