医療保険のセカンドオピニオン【保険選びの新しいポイント】

がんなどの病気にかかった場合には医師とどういった手術するのか、抗がん剤投薬治療を行うのか、それとも放射線治療を施すのかといったような相談を受けることと思います。

セカンドオピニオン:現代の医療に浸透している

もちろん自分の体のことですし、ましてやがんという恐ろしい病気であるので、納得のいく治療法を受けたいものです。この納得できる治療法を選択できるよう、今現在診療を受けている主治医とは別に、他の医療機関に治療法などのアドバイスを受けることをセカンドオピニオンといいます。

患者の方からすればわざわざ別の医師に診察してもらうのが面倒であったり、主治医の手前別の医師の意見を聞きたいというのは難しいものかもしれませんし、主治医の側からすれば信用されていないのではないかといった懸念があるでしょうが、現代の医療ではセカンドオピニオンは浸透してきているということもあり、利用するのにそれほど気を遣うということもないようです。

保険外で全額自己負担:相場は1時間2万円

ただしこのセカンドオピニオンは、あくまで主治医とは別の医師に診察をしてもらうということになるので当然費用がかかってきますが、医療行為の診察にあたるかというとそうではなく、あくまで相談という形になるので健康保険が使えず、セカンドオピニオンにかかる費用は全額自己負担となってしまいます。

参考:公的医療保険制度について【健康保険制度】

また診察だけでなく主治医に作成してもらう紹介状も健康保険の適用はありますが、いくらか費用が掛かります。セカンドオピニオンにかかる費用の相場は2万円/1時間と言われており、これが安いかどうかは別として、セカンドオピニオンを利用することは現代医療にとっては重要なことであり、重病の治療を行うにあたっては必要なことであると思います。

セカンドオピニオン付帯の保険特典①:名医の紹介制度

実はこの費用がかかってしまうセカンドオピニオンですが、保険会社によっては医療保険にT-PEC社の提供するセカンドオピニオンサービスが付帯されているものがあり、非常に有用なサービスであるので紹介したいと思います。最近では国内生保もこのセカンドオピニオンサービスを付帯する医療保険も増えてきましたが、おおまかな特徴は2点に集約されると思います。

まずはドクターオブドクターズという名称を用いられる名医の紹介制度です。セカンドオピニオンにおいては診断の内容と今後の治療において別の医師の見解を求めるものなので、セカンドオピニオンは出来るだけ信用性の高いものであるべきでしょう。

この紹介制度によれば、いわゆる各分野の権威と呼ばれる医師や名医と呼ばれる大学病院の教授クラスや名誉教授クラスの医師から総合診断医としてのセカンドオピニオンを受けることができます。

セカンドオピニオン付帯の保険特典②:優秀専門医紹介制度

そしてもう一つの特徴がその総合相談医とのセカンドオピニオンサービスによる相談の結果、仮に非常に高度で専門的な技術を要する治療が必要であると判断された場合でも、その総合相談医が高度な治療を行うことの出来る臨床医を紹介してもらうことができるという優秀専門医の紹介制度です。

日本でも有数の名医の見解であればそのセカンドオピニオンは非常に有利なものとなりますし、またその名医からの紹介の専門医であれば安心して治療に専念できるでしょう。このセカンドオピニオンサービスの付帯されている保険はそのほとんどがT-PEC社との提携で実現しており、もちろんサービスを利用するためには付帯されている保険に加入していなければいけません。しかし逆に言えば付帯されている保険であれば保険料も上がることなくかつ利用する場合は無料で利用できるのです。

保険選びの新しいポイント:セカンドオピニオンサービス

T-PECを保険は抜きにして個人的に利用したい場合には、実は入会金に加え月の会費まであわせて年間12万円程度の費用が必要となってしまいます。これだけのために加入することはないでしょうが、今後は保険に加入する際にはこのセカンドオピニオンサービスも付帯されているかどうかもポイントになってくるかと思います。

           

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