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FX投資テクニック スキャルピング 各通貨の状況 米ドル

ボラティリティの高い相場状況の中でドル円だけが比較的安全な投資通貨ペア

2015/07/05

米国の利上げがいつ来るかを気にしているうちになんと2015年も半年過ぎてしまいましたが、ユーロがギリシャ問題で上下を繰り返し、中国バブル崩壊懸念を背景に豪ドルが徹底的に売り込まれるなどの状況の中で、大きな利益はとれないものの、少しずつ売買すれば意外に確実な利益を収められる地味でも堅実な存在となっているのが実はドル円なのです。

基本は債券金利連動だが日経平均と円高阻止のPKOの下支えがワーク

最近外資系のヘッジファンドは欧州株を売りながら日経平均を買ってヘッジをかけているようですが、相場が下がれば翌日には必ず370億ドルを買ってくる日銀の買い支えはかなり主要国相場の中でも安心の存在であり、為替も上値は口先介入が入るようになりましたが、下値は外貨建ての債券を買うPKOが買い支えておりドル円は121円台すら簡単につかない相場を維持し続けているのです。結果としてドル円が大きくはとれないものの、確実に積み上げて稼ぐことのできるデイトレ対応通貨となっていることだけは間違い状況です。

6月の日銀ETF買い付け状況推移

日銀ETF買付状況

エンベロープの利用による小額の刈り取りがしっかりワーク

エンベロープチャートこのチャートは、エンベロープの1時間足を13時間平均で表し、上下に0.3%および0.6%で表示させるとともに過熱感を示す標準偏差は26日で表示させたものですが、1時間足であれば、ほとんどの上下が0.3%の中に納まっており、この上で売るかどうかは別として下値を拾えばかなりの確率で細かな利益をつみあげていける、スキャルピングよりは少し長い手法のデイトレ鉄板ツールとして機能するようになってきているのです。

もちろん、大きく稼ぐのには向かない通貨ペアの相場状況ではありますが、888倍のようなハイレバレッジのような海外口座を利用すれば、1万円の原資で毎日5000円、10万円なら5万円程度稼ぐのはまったく無理ではない状況であり、あっけない方法ですが、1ヶ月やれば100万円程度はそれほどリスクをとらずに実現できる状況になってきているのです。

参考:海外FX会社でおすすめのXM(XEMarkets)の評判

もちろんストップロスはタイトにおいて、十分に購入タイミングをはかることが必要ですが、添付の図の0.6%まで下がった場合にはほとんどが13時間移動平均の中心線にもどってきていることがわかり、通常は0.3%ラインで売買しても十分に機能することがおわかりいただけると思います。

もちろん、今の市場の中心的ドライバーはユーロドルですが、ヘッジファンドなども暗躍して相場を振り動かしているので、チャートだけを見ていても上か下かはよくわからず、ボラティリティの高い分、損切りの回数も増えて結果として利益が上がらない状況となっているのは確かです。

また、大きく言えば1.15から下は1.085あたりまでのレンジ相場ではありますが、幅が広すぎてレンジなのにやられる可能性が高く、また一切損きりをせずに売り向かったり買い向かったりするには相当な資金力を必要とすることからも、少ない資金で売買に参加するのは応分のリスクが伴うことだけは間違いない状況となっているのです。

もちろんここ一番の相場の動きにはついていくのがお勧めですが、あまりリスクをとらなくてもドル円で上下動をにらんで少しずつ利益を積み上げていくのもこうした不透明な相場状況では意外に堅実な方法となってくるのです。

今のところ名目物価の上昇率が2%を越えて日銀の量的金融緩和の継続に大義名分がなくならない限りは、今の状況は続きそうで、場合によっては年末に向かってドル円の127円ぐらいは可能性がありそうな雰囲気になってきています。またリスク回避で円高に戻ることも可能性がありますので、このエンベロープをみながら売買を続けたいと思っているところです。