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日本ではFX取引の57%を個人投資家が占めている

国内ではアベノミクス以来、FX投資を再開されたり、新たにはじめる投資家の方が増えているといわれています。これまでの国内店頭、取引所取引FXを含めた口座開設数は500万件を超える量になっているそうですが、実取引数は80万件程度となっているそうで、複数の口座利用者もいることでしょうから潜在的に常時取引をしているのは50万人程度ではないかと見られています。

しかしながらこのボリュームが金額ベースでは国内ではFX取引の実に57%に及んでいるそうで、個人投資家の動きが為替市場に大きな影響を与えていることは間違いない状況であるといわれます。特に国内個人投資家のひとつの動きの特徴としては、逆張りで価格が上にいくと必ず売ってきて、下げれば買い向かうということがはっきりとしていることから、ドル円などの動きにもこうした投資傾向が顕著に現れていると言われはじめています。

これは特に東京市場ではドル円の動きにもしっかり現れるようになっており、ユーロ円なども似たような動きを示現するようになっているようです。世界全体における日本の投資家の売買動向となると、もう少し薄められてしまうようですが、それでも微妙に影響を与えるだけの力をもつようになっているのです。

たしかにGMOクリック証券が世界で第一位の取引高であるとかDMMがそれを追っているといった話を聞きますと、少なからず国内の個人投資家が為替市場に影響を与える存在になっていることは間違いないようで、特定の通貨ペアについては、今後もさらに大きな影響を与える存在となる可能性が高くなってきているのです。

日本人投資家の関与度が高いのはなんといってもドル円ですが、クロス円としてのユーロ円も同様の動きをすることが多く、豪ドル円についても一定のチェックをしておくことが必要になると思われます。一方ポンド円などは、ポンドドルとユーロポンドの影響を大きく受けることになりますから、逆張りにはそもそも向かないところがあり、こちらは日本人投資家ならではの動きからかなり乖離した状況を生み出しているということができそうです。

これまで市場を動かすとなるとヘッジファンドのような大きな玉をもった勢力が主流と見られてきましたが、日本の個人投資家の売買行動もまとまった動きになると見過ごせない状態になってきているということができるのです。これまではあまりこうしたことが語られて来ませんでしたが、今にようなはっきりとしたトレンドの無い相場状況では想像以上に大きな存在感を示すものになってきているのです。