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ベルギー 各国の情勢

ベルギーが米国債券保有世界三位の実態とは?

2014/06/16

ベルギーの米国債保有高がなんと世界で三位に浮上して話題になっています。こんな小国が米国債保有三位のはずがないと皆さん懐疑的になるわけですが、実はこれは嘘ではないようなのです。「なんだアメリカがベルギーに買わせているのか」という話にもなるわけですが、実はそれもどうも違うようなのです。それではこの実態は何なのか?まあ誰しもが思い当たるのはロシア?ということになるのですが、これもどうも正しくないようなのです。

ベルギーにはユーロクリアというユーロ市場の集中決済機構がブリュッセルに存在するのですが、どうもここを証券会社や銀行が利用しているようで、表面的にベルギーでの売買が大きくなっているように見えるのです。

実はこの取引の犯人は中国ではないかという話が急激に大きなノイズになってでてきはじめています。この米国10年債利回りの低下というのは今年5月の最大の謎といわれ、売り浴びせをしていたヘッジファンドがイエレン発言の撤回から仕方なく損切りで買い戻しをしているからという話がもっぱら定説だったのですが、どうやら中国がリバランスでこうした海外の機構を利用して他国の銀行を使って売買していたのではないかという説がかなり信憑性の高いものになってきているのです。

この外貨準備にともなうリバランスといったものは、いわゆる買い切り玉になるものですから買ったら買いっぱなしということで売り戻しがでないだけに市場への影響はかなり大きなものになります。しかもまとまった金額となれば、どこかが買い支えているのではないかといった噂になるのも当然の話であり、憶測が憶測を呼ぶきっかけとなるのです。

ロンドンフィックスの時間帯にまとまった為替の売買がでたりするのも憶測を呼ぶものとなるのですが、結局為替の場合には、投機ではなくこうした曲がりなりにも実需になっているものが市場に大きな影響を及ぼすことになるというわけです。

正直なところ、中国のようなところが特定国の債券を大量保有していて、デフォルトから換金で一気に売りに走ったりすることになると大変な騒ぎになるのは間違いないわけで、こうした超大国の外貨準備というのはかなり注目しておく必要のある内容であることがわかります。どこまで本当の数字がわかるかはかなり微妙ですが、不可解な動きが出るときというのは、こうしたオペレーションが働いていることを疑ってみるというのも重要であり、情報を集める必要がありそうです。

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