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イギリス 各国の情勢

イギリスのEU離脱の可能性、ポンド為替への影響、見通しについて

2018/04/24

イギリスのキャメロン首相は、EU離脱を問う国民投票について、可能性を示唆しています。現在はヨーロッパ各地で、各国の関係者が会合を重ねている状況で、このまま進めば2016年6月23日に国民投票が実施される予定で、仮に引き伸ばされても遅くても2017年末までに実施する事が確約されています。

現在の国民の反応は、各世論調査結果を要約すると、パリ同時多発テロ事件以降は愛国心と保守的な傾向が強まり僅差ですが離脱が半数を上回り、国民から支持を得ています。

イギリスはEUの中でも、ドイツに次ぐ経済規模の大国で軍事力も巨大です。ドイツを含めた他の欧州各国にとって、離脱は大打撃なので今後の展開としては、引き止めに奔走すると予想出来ます。仮にイギリスが正式に離脱する場合は、EU条約により、最長で2年間の交渉が続き、その間はユーロとイギリスはますます混沌とし、経済状況も悪影響が出ると予想出来ます。

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イギリスの目的と不満

簡単に言うと歴史的背景からイギリスはEUの中心であるドイツやフランスとは、政治的に問題が多くそれが火種となっていました。よって、EUに加盟はしていますがユーロは未使用という複雑な背景があります。

また、イギリスはEUに対して、法規制や通貨問題、移民政策などで強い不満があり、独自の権利を主張しているので、仮にEUに留まるとしても様々な問題を先延ばしにしたとしか言えません。

イギリスは日本と同じ島国なので、ドイツや他のヨーロッパ諸国ほど、一つのEUという思想には反対する声がが根強く、また移民に寛容な態度も出来ず、制限の声が非常に大きいです。

さらに複雑にしているのが、現在のイギリス経済は好調で、それは自由な競争社会による結果と言えます。一方でEUは巨大な公務員組織が非常に力を握り、その保守的な思想や対応が、イギリスから見ると時代遅れで不満になっています。

ポンド円の今後の見通し

イギリスがEUから正式に離脱した場合、経済的な大ダメージからポンド円の下落が予想されますが、別の見方からは欧州のリスク危機から脱したとも捉えられます。

短期的には下落ですが、長期的には上昇と予想でき、またより米ドルに相関した値動きになると言えるでしょう。

EU依存からアメリカ色が反映し、通貨と見ると豪ドル・カナダドル的な位置づけになるでしょう。ポンド円は160円台で取引されていますが、2012年は120円代で推移していたので、そこまでの下落も想定すべきです。

EU離脱の是非を問う国民投票まで残り僅かとなりました。FX会社のセントラル短資FXでは英国現地レポートをロンドン在住アナリスト松崎氏によりリアルタイムで提供してくれますので、より最新の英国情報を入手したい方は口座を開設しておくのをおすすめします。

ポンド円を取引する際の注意点

ポンド円はドル、ユーロに次ぐ人気のメジャー通貨で、最初は取引を躊躇していてもその値動きが激しい事から、為替取引に自信があるベテランや機関投資家ほど惹きこまれる魅力があります。

しかし、別名「殺人通貨」と呼ばれるほどその1日の値幅変動が大きく、その衝撃から軽はずみでレバレッジ最大で取引するとあっという間に損失から退場に追い込まれる投資家も多く、素人は手を出さないのが賢明です。

1992年9月には、今でも語り継がれる有名なポンドがヘッジファンドから攻撃されて大暴落した「ポンド危機」が発生しています。最近の傾向として、世論調査などで離脱優勢になると一気に売りが加速して、1日で数円以上が簡単に動く事も珍しくありません。

ハイリスクハイリターンな投資になることは間違いないでしょう。レバレッジは低めで投資をすることをおすすめします。

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イギリスの最新動向

ロンドン市長のボリス・ジョンソン氏は、イギリスがEUを離脱すれば恩恵を受け、ポンドが強くなると示しました。また反対に、英中央銀行のカーニー総裁はEU加盟がイギリス経済にプラスだと表明し、離脱すればロンドンのグローバルな銀行などが移転すると述べたのです。

投票日の前後数週間はポンドの急落など市場の混乱防止で資金を追加供給する事も発表されたので、状況は一進一退で今後の動きが読めない展開が続いています。

関連記事:イギリス議会の今後の流れについて【EU離脱の可能性、経済・為替への影響について】

英国国民投票の最新情報はセントラル短資FXで入手できる

英国EU離脱問題では為替への影響も大きくなることが見込まれ各FX会社では英国EU離脱情報の提供サービスが開始されています。

上述しましたが、数あるFX会社の中でセントラル短資FXが英国現地レポートをロンドン在住アナリスト松崎氏によりリアルタイムで提供してくれますので、より最新の英国情報を入手したい方は口座を開設しておくのをおすすめします。

ポンドに投資したいなら外貨預金よりFXがおすすめ

ポンドに投資したいのであれば外貨預金よりもFXがおすすめです。FXであれば24時間取引でき、買いからも売りからも投資することができるため、英国EU離脱問題でどちらに動いても利益を得る可能性があります。もちろん国民投票時期の取引は為替の変動が激しくなる見込みですので、ハイリスクな通貨となりますので、レバレッジは低く抑えることをおすすめします。

一方、外貨預金は手数料が高く、金利も低いためおすすめできません。FXのように瞬時に取引をすることができませんので、ポンドに投資したいのであればFXで始めることが賢明です。

ポンド円FX(GBP/JPY)はコスト面ではスプレッド1.0銭と他社より狭いインヴァスト証券(トライオート)が有利ですのでおすすめします。1,000通貨(1,000ポンド)から投資ができるため比較的少額からポンドに投資をすることができます。

また、ヘビートレーダーの方はヒロセ通商がおすすめです。月100,000通貨取引をした場合には10,000円キャッシュバックされるため、スプレッドが実質0.97銭(通常1.3銭)となり、コスト面でかなり有利となります。

その他、ポンド円FX取扱業者の詳しい情報は以下のサイトを参考にしてください。

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また、英国株を取引したい場合は以下をご参考ください。

参考:イギリス株を買う方法 ~英国、欧州株も空売りもできるサクソバンク証券とは

追記:英国EU離脱が決定しました

2016年6月23日国民投票の結果、EU離脱派が勝利し、英国のEU離脱が正式に決定しました。最新情報について記事にしましたので参考にしてください。

イギリスのEU正式離脱、その時の為替相場はどう影響したか?FX参戦できず・・・

また、英国EU離脱で注目の株銘柄についてなど、今後の投資方針についてもまとめましたので参考にして下さい。

⇒イギリスEU離脱で稼ぐ!注目の株投資銘柄とFX手法について