FXに必要なドルベースのチャートを無料で見れるサイト【チャートの図書館Investing.com】
FX取引をしていると、否応なしに「チャート」と付き合うことになります。
辞書で「チャート」について調べると以下のように紹介されています。
- 海図。また、航空地図。
- 図表。グラフ。
- カルテ。または病歴。
- 株式などの相場動向のグラフ。
FXや株などの取引の場合において、「チャート」とは4の意味になりますが、相場という先の見えない場所を旅する上での1・海図・航空地図のような地図のようなものでもあり、その航跡を記す2・図表・グラフでもあり、相場という病に取り付かれた私たちの3・カルテ・病歴のようなものでもあると考えると、全ての意味において当てはまる点があるようです。
つまり、「チャート」とは、相場の過去であり、現在であり、未来であり・・・要するに全てであり、相場を分析をする上で無くてはならないものになっています。
特に相場を数学的立場から分析し動きを予想・解析する場合の必須アイテムで、例えば「ドル円チャート」はアメリカドルと円の値動きを示し、「ユーロ円チャート」ならば欧州の通貨であるユーロと円の値動きを示したグラフを意味します。
一般的に使われるチャートの種類として、「バーチャート」「ラインチャート」「ローソク足チャート」などが有り、一番ポピュラーな「ローソク足チャート」は実は日本生まれのチャート(江戸時代の米相場で使われていた)ですが、世界中のトレーダーにひろく使われているチャートとなっています。
ところで、現在みなさんはどんな通貨でFX取引を行っているでしょうか?
一般的には
アメリカドル円 (USD/JPY)、ユーロ円(EUR/JPY)、イギリスポンド円(GBP/JPY)
が入門書や解説書によく登場しますし、実際の取引高も上位です。
いくらか慣れてくると、オーストラリアドル円(AUD/JPY)、ニュージーランドドル円(NZD/JPY)、南アフリカランド円(ZAR/JPY)でスワップ狙いのスイングトレードなんかをやってみたくなりますし、 ニッチな動きをするカナダドル円 (CAD/JPY)スイスフラン円(CHF/JPY)も試してみたくなることでしょう。
もちろん、そのためにアメリカドル円ならアメリカドル円のチャート図を、ユーロ円ならユーロ円のチャート図を眺めることになるのですが、そもそもすべて×××/JPYと日本円をベースにしているにも関わらず、なぜ別々のチャートを見る必要があるのでしょうか?
ベースが同じなら日本円の値動きだけに注目していれば事足りるような気がしませんか?
素朴な疑問で、実は私も最初はそうおもっていました。
じつはこれ、半分は正解で半分は間違いです。
現在、世界でもっとも使われているいわゆる基軸通貨はアメリカドルです。
そのため、米ドル以外の通貨と円を取引する際には、基本的にはアメリカドルを円で購入し、そのアメリカドルで他の通貨を購入するという二重の手間を踏んでいるのです。
面倒なので、この手間はFX会社のほうで自動的にやってくれていて、レートも掛け合わせて算出したものが表示されています。
例えば「EUR/JPY」場合、1ユーロ1.4ドル(EUR/USD=1.4000)で1ドル100円(USD/JPY=100.00)だとすると
EUR/JPY = EUR/USD × USD/JPY
140.00 =1.4000 ×100.00
で、1ユーロ140円と算出されます。
ですから、ユーロ円(EUR/JPY)の取引をする場合、ユーロ円のチャートだけでなく、本当はアメリカドル円(USD/JPY)とユーロアメリカドル(EUR/USD)のチャートも併せて見る必要があるのです。
ですが、ユーロとアメリカドルはまだポピュラーな部類に入るので、そのチャートはどのFX会社でも簡単に手に入りますが、スイスフランとアメリカドルや南アフリカランドとアメリカドルのチャートなんかは用意してある会社のほうが珍しいですし、ネットで検索したとしても思うようなものが手に入るかはわかりません。
そんなときに私が使っているのがInvesting.comです。
チャートの図書館Investing.comとは
チャート左上の「Majors」で通貨ペアの種類の変更、「Chart type」でチャートの種類(ローソク・バーなど)の切り替え、「Time scales」で1分~1ヶ月までの単位時間の変更、「Studies」でさまざまなテクニカル指標の表示が出来ます。
「Majors」に希望する通貨ペアが無い場合は、チャートのタイトル(ここなら上部の”USD/JPY”と太字で表示されている部分)を左クリックすると
そこがアクティブウインドウになり、直接入力することによって
入力したチャートが表示されます(TRY/USDなんていうマニアックな・・・)
また右のロールバーを下にドラッグすると
CFDなどで役立つ先物関係や各国株式指数のチャート、それにメジャーなものだけですが個別の株式のチャートなども見れますので、デスクトップに置いておいて損はないかと思います。