FX初心者のための役に立つブログ

FXに関するブログです。FX初心者向けのわかりやすい解説ブログを目指しています。

FX投資テクニック テクニカル分析

FX初心者向けのテクニカル分析の紹介【単純移動平均線がおすすめ】

FX取引で最も重要なのは、精神面/メンタルです。メンタルを大事にするのは取引だけでなく、スポーツや仕事、もちろん勉強などもそうですよね。

しかし、これは昭和的な考えと言うか、少し漠然とし過ぎています。何か問題が発生したら、それはメンタルが原因というのは結果から逃げている気もします。

メンタルが重要なのは間違いないのですが、メンタルを克服するというか安定させる為に重要となってくるのが、手法でありテクニカル分析となります。私のような万年底辺トレーダーでも、なんとか猛者揃いの相場で生き残れたのは、テクニカル分析のお陰だと思っています。

テクニカル分析に対しては、懐疑的な人と確信的に信用している人に分かれるでしょう。

その相場状況によって、または使い方次第で全く違ってくるので、そのどちらでも良いですが100%勝てる手法などは存在しないのですから、一つの目安としてテクニカル分析を参考してはどうでしょうか?

最近はどのFX会社もチャートを開けば、テクニカル分析が異様に豊富です。

初心者ならきっと、そのどれもが気になって肝心のトレードに入るまで時間が取られますよね。

でも安心して下さい。FX黎明期からトレードを重ねている私には、皆さんには見えないものが見えるのです。

それは、基本的には過去の時間足からの単純な計算によって、導き出しているに過ぎません。よって、そこには魔法や魔物も存在せず、どんなに複雑な計算で求めた結果でも、その常識外/想定外の値動きに直面したら、テクニカル分析は意味がなくなります。

そうなると、テクニカル分析の否定派のようですが、そんな事はありません。これは生活上の道具と同じで賢く使うべきなのです。私達はチャートの上では、犬や猿、またはまな板の鯉と同じです。

どんなに偉ぶっても、為す術もなく負ける時もあれば、賢い番犬のように泥棒を捕まえる事も出きるのです。その為には、テクニカル分析も積極的に活用した方が良い、という結論なのです。

テクニカル分析は何を使うべきか?

テクノロジーが進化しているなら、最新のテクニカル分析を使う事が勝利への近道だと思いますよね。

多分、移動平均などに比べると平均足、ボリンジャーバンド、一目均衡表などは新しいテクニカル分析だと思います。

しかし、結果については大差がないでしょう。かく言う私も以前は様々なテクニカル分析を試みましたが、結局今使っているのは最もオーソドックスな、単純移動平均線のみとなっています。

その理由としては、

  • 最も多くの人が利用しているから
  • 多くの人が利用する事は、その結果が反映されやすい
  • 単純な平均線なのでチャートも見やすい
  • 絶対的なテクニカル分析がないので、王道路線を取る
  • 移動平均ブレイク、または逆張りは基本中の基本

以上がざっくりとした理由となります。

私もFX初心者と同じで未だに相場に夢を見ている一人です。それは未だに退場するほどの大負けはしていないが、相場を引退するほどの大金も得ていないという事です。

テクニカル分析をしても、大金を得ていない人の意見は説得力がないように感じるはずですが、逆に言えば負けない要因と、私の意見や考えをより良く改良すれば、大きく勝てるかも知れないという事です。あとは本人の着眼点や想像力、努力の差によるところとなります。

単純移動平均線の重要ポイント

まず単純移動平均とは、終値を基にした計算で一定期間の平均値が分かります。平均というのは実は意味が大きくて、FXの場合は強さや弱さを測る目安として、平均の役割はとても重要です。

単純移動平均を使っても勝てないのは、きちんと使いこなせてないからです。まず、移動平均線は期間を設定出来るようになっていると思いますが、この数値をきちんと意味を理解して入力しましょう。

日足チャートならば一週間や1カ月を意味する、5や21あたりを入れるのが基本です。

次に1時間足ならば、6や8、24など時間単位での区切り良い値を入れるのが良いです。これらの数値は平均を求める上で重要なので、きちんと入れる事で完全なら平均線へと近づきます。

続いて平均という意味の概念をきちんと理解する事です。

これは例えば、車の燃費などと同じ意味です。渋滞時や一般道、そして高速、さらにエアコン使用時や搭乗者数では燃費が違いますよね。それと同じで、単純移動平均線が効果発揮しやすい点を見極めるという事です。

長いトレード生活で感じたのは

  • 時間足チャートなら重要指標時は効果が得られない
  • 同様に選挙開票日などイベント時も平均線の意味がない

単純移動平均を使っても順張りと逆張りで手法が違ってきますが、これは車の燃費の説明と同じで、基本的には平常時に目安として参考にするのが一番です。

という事は、大きな値動きをする時は全て省いて考えるのが、正しいノイズなしの見方となります。

まず1日の値動きでも、東京時間開始の午前9時、そして夕方の16時や17時、そしてニューヨーク時間開始の21時や22時。この辺りは値動きが活発ですよね。さらに指標が発表される事もあります。

その際に想定外に大きく値動きをしたら、移動平均が大きく変わる時になります。もちろんそこで積極的にトレードしても良いですが、平均という言葉の意味を考えると、値動きが落ち着いている静かな時に変わったものこそ本物とも言えます。

まず日足ベースで大きなイベントがないのに移動平均線で変化が見られ、同様に時間足でも日足方向に移動平均線のトレンドが同方向に変わったら、それは新しい始まりなのでは、と思って良いでしょう。

そこから正しく建てられたら、まずは基本的なポジションを持てたという事になります。もちろん負ける事もありますし、漠然とし過ぎていますが、移動平均線も正しく使えばある程度の目安とはなるという事です。

fx2
(記載元:GMOクリック証券)

上記チャートは偶然、トランプ次期大統領の上昇相場を捉えていますが、根気よくトレードをしていると数回に一度は大きくトレンドを捉えて勝てる事があります。

それ以外は負けも嵩み、さらに利益が出ても少ない時もあるでしょう。しかし、相場で勝ち続けるにはその何度かあるチャンスを効果的に掴む事が分かれ目なのです。

この日足でトレンドを掴む手法には、単純移動平均線でも十分ですし、さらに昼間は働いて会社員にとっては時間足で夜から参戦するトレードは敷居が高いと思うからです。

日々の激務で疲れ果て、さらに21時頃からのニューヨーク時間でトレードするのは、お金を捨てるようなものです。

まとめ

テクニカル分析はトレードで絶対に勝てる聖杯ではありませんが、上手に使いこなすのが凡百FXトレーダーが、常勝トレーダーに変わる近道です。テクニカルは迷信だと思っている人も、少し頭を柔らかくしてまずは単純移動平均線からでも使いこなしてみて下さい。