FXで勝てるようになるための投資日記の書き方
前回「FXで勝つ為にまず投資日記をつけよう!メリットについて」で投資日記の重要性について書きました。
今回は具体的に投資日記はどんなことを書けばいいかに焦点をあてたいと思います。
投資日記を日記を分類すると、大きく二つに分けられると思います。
一つは、本日の出来事を記載するもの。もう一つは、出来事よりも心情に重点を置いたものです。これはどちらが正しいというよりも、本人のスタンスの違いでしょう。
自分が読んで、後から想いが蘇ってくるのなら、どちらもアリという事になります。
これが投資日記だとどうなのかと言うと、以前ならばどちらの書き方でも正しいと思っていましたが、今なら出来るだけ詳細に書いた方が良いと思えます。
投資日記も分類すると、
- トレードの結果、手法など
- 心情や気持ちの整理
の二つに分類する事ができますが、仮に時間に余裕があるならば出来るだけ詳細に書き込んでいく事が良いでしょう。
特にFXをしていると、為替相場だけ夢中になりがちですが、日経平均やNYダウ指数などについても一言二言、感じ取った事を書く事をおススメします。
すると、それは長い時間かけると誰にも真似できない、秘密のトレード極意書に変わっていくからです。
トレードとは日々の積み重ねであると同時に、知恵比べ的な意味合いがあります。どんなに成績優秀でも、トレードでは長期間勝てません。また、自分が尊大になれば、相場からしっぺ返しを喰らうでしょう。
だから、凄腕トレーダーほどジンクスや占いめいた事を気にしたりします。それと同じで、投資日記を書いていくことで精神の安定と同時に、トレードに対する真摯な気持ちが養われていきます。
私が投資日記を書くまでの経緯
私がFXを始めた当初は、無茶苦茶なスキャルピングスタイルでした。
しかし、ビギナーズラックというか偶然相場が良かったのでしょう。それでも何とか、プラスで一週間なり一カ月の相場を終える事が続きました。すると、無知とは恐ろしいものでFXが簡単だと思います。枚数を増やせは、もっとお金を稼げると意気込みます。
所謂、一人FX DQNと言うかFXヤンキー状態です。妙な自信だけがあり、負けても次が勝てる、今日負けても明日は絶対に勝てる、なぜなら初心者なのに数カ月勝ちっぱなしだから、という自意識過剰に陥っていました。こんな考えで勝ち続ける事は不可能です。
当時の私は負けても気にせずに
- まだ貯金がある
- 明日は勝つ
- 来週は給料日だから問題なし
- 相場が悪いだけ、手法は問題ない
- お酒を飲んで負けを忘れる
等と、全て都合よく考えて真摯に相場に取り組んでいませんでした。
これで、かなり貯金を減らして、我に返る為に相場日記というかトレード結果をエクセルに書くようになったのが最初です。
具体的にどうするか?投資日記の書き方
それでは具体的な投資日記の書き方について言及します。
トレードには種類があり、スキャルピングなどで毎回書くのは不可能でしょう。それでも、ノートを片手に何か思った事を書いていくのは大事です。特に負けた状況については、事細かに書くべきです。
私が最初にやっていたのは、米ドル/円の時間足チャートを片っ端から、エクセルに張り付けるという手法です。
すると、例えば5分足や1分足なら建てるチャンスだと思っても、実は大きな時間足で見ると無意味な状況という事が分かったりします。次に急激な値動きは、実は指標が発表された事が理由だったりすると、その時間帯は取引を中止にする。
逆に流れに乗るなど、手法が幾つも思い浮かんでくるのです。個人的な考えでいうと、移動平均やボリンジャーなどテクニカルを重視する人が多いですが、個人的には賛成しません。それらは後追いで理由付けできるので、それを投資日記に書き込み、反省するのは無意味でしょう。
もちろん私もバカではないので、移動平均を多くの人が頼りにして結果的にその通りの値動きになる事があるのも知っています。しかし、投資日記を自分だけのオリジナルのものにしたいなら、自分の言葉で書き連ねるべきなのです。
その時の上昇なり下落の理由をテクニカルという単純な要因にしたら、今後も相場で勝つことは苦労します。
投資日記というのは難しい面もあるので、具体的に再度書きます。私のルーチンとしていたのは以前なら、仕事終わりの夕食後からスキャルピングを開始して、休憩やネットで情報収集を挟み、夜中までトレードという日々がかなり長期間続きました。
しかし、これで前記した通りかなりの大金を失ったのです。
それが投資日記を書くようになってからは、ノートなりエクセルも同時に開いておいて数回トレードしたら何か気付いた事を書くようにしました。
また、チャートだけを闇雲に見ているのではなく、合間で投資日記を見ていると、先日も負けたという記憶が鮮明に蘇るのです。
すると、建て枚数を少なくしたりトレードの自制に繋がります。これは悪く言えば勝てるチャンスを見過ごした事になりますが、良く言えばお金を失わずに済んだ事です。
冷静になると、運だけで勝ってきて、確かな手法もないのに今日や今、トレードで勝てる確率はかなり低いのです。無駄なトレードをしない為にも、投資日記を傍に置いておくのは、どんなお守りよりも有効です。
それでも負け続けるなら
本来ならある程度やっても勝てないなら、引退するのがベストですが、悲しいかな世の中にはFX以上に手軽で興奮させてくれるものがありません。
株は資金が必要でルールも面倒、先物も同じです。バイナリーオプションも同様で、取引している人が本当にいるのか疑問です。
こうなると、仕方がありません。本来の意味とは違ってきますが、手元にある投資日記に罵詈雑言を自分に対して書いていきましょう。すると、多少は効果があります。
自分自身に対して、文句や悪口を書いていくのは不思議な気ですが、何度も続けていると不思議と二重人格のようになって、素直に自分の言葉を受け入れます。
私が単細胞なだけというのもありますが、このお陰で重要指標のトレードや止める事ができました。本来なら最高の興奮なのですが、大人しくチャートも見ない事に慣れると、意外に平気なものです。
最後に
ここまで書いていると、最終的にFXは長期投資が良いような気もしますが、大損をするのも長期が多いので一概に言えないでしょう。投資日記に以前は手法を思いつくかぎり書いていました。
そして、その方法が投資本やネットに書いてないと分かると得意気になったのですが、基本的には順張りと逆張りが一般的です。あとはこれを応用するだけなので、それがどのような時にどうなるのか、詳しく書いてみる事もおススメします。
その時の日経平均、NYダウ、原油など注目するチャートは、為替以外にもあります。みなさんが儲かって、このブログのお陰だと思ってくれたら幸いです。