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相場が動かなくなるとだれも損もしなければ儲からないのがFXの特徴

昨年に比べますと、明らかにFX市場は動きが鈍くなっており、膠着状態が続いています。とはいえ6月に入ってからは多少動意づいていることは間違いないのですが、1日に動くレンジが狭いために大きく損もしない代わりに儲けもでない状況が続きます。

これは個別の個人投資家もそうですし、自己売買をおこなうインターバンクも同様の状況で、もっと言えば扱いボリュームがあって利益になるFX業者も同様の状況になってしまいます。さらに同じようにいらついているはずなのがヘッジファンドです。利益を出すことを史上命題にしているトレーダーは動かないから仕方ないではすまない状況となっています。

つまり、動かないなら動く仕掛けがでてくる可能性が高くなるのが、こうした膠着状態後の状況となることが多く、注意をして市場をチェックし続けることが重要となります。特にヘッジファンドは人と違う方向に動くことで利益を確保するのが商売ですから、かならず膠着後にはなにか仕掛けを出してくるのが定石となります。

ただし、こうしたヘッジファンドは一枚岩ではありませんから、同じ方向にすべてのプレーヤーが仕掛けてくるわけでもなく、このあたりは見極めがかなり難しくなってきているといえます。

たとえば、日経平均も昨年末に上がって以降低迷していますが、それでもいくつかの主力ヘッジファンドが買いあがろうとして取り残される状況に陥っています。個人投資家としては市場の動きに丹念についていくしかありませんが、高値をつかんでしまうことだけは避けなくてはなりません。

通常こうした大きな動きがでるきっかけとなるのが経済指標や要人発言などになりますが、いわゆるイベントドリブン型の仕掛けはFOMCやECB理事会など中央銀行の動きに連動することも多く、様々な動きの可能性を予測しておくことが求められる状況です。

この間、市場参加者がおっかなびっくり見続けているのがNYダウの動きで、殆ど下押しすることもなく上昇を続けているのは非常に気になるところですし、何かがきっかけとなって大きく下落しはじめると、為替も連動する可能性が高まることだけは間違いありません。

ファンダメンタルズでは捉えられないこうした兆候をどうキャッチするかも為替で投資する人間にとっては重要なポイントとなりますが、激変の事態は通常いきなりやってくることが多く、注意のしようがないケースが殆どです。できることがあるとすればしっかりストップロスを入れておくということでしょう。