9月の利上げは見送り決定!アメリカの利上げはいつになる?今後の投資方針について
記事を書けば書く程、混迷の一途に陥るのが現在のこのブログとアメリカの利上げ観測です。
前回の記事「9月に利上げはあるのか?米雇用統計で利上げ慎重にシフト?」で書きましたが、今度こそ利上げの期待が高かったのですが
FRBは21日の連邦公開市場委員会(FOMC)で、政策金利の据え置きを決定、追加利上げを見送った
と報道が一斉に流れました。為替市場は一時的に混乱しましたが、それは毎度の事でもあり結果的に円高トレンドで推移しています。
米イエレン議長は、それでも年内の利上げに意欲的ですが、それが本心なのかポーズなのかは、まったく判断できません。
年内は残り2回のチャンスがあり(もちろん特例もありますが)、11月と12月のどちらかで1度は上げるという意見が根強くあります。それも常識的に考えて、12月の利上げという事で一致していますが、ここまでくるとどうなるかまったく分かりません。
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日米の経済混乱
最近はニュース番組をかけると、豊洲市場の盛土問題ばかりで小池都知事がどのように解決するのか、その報道に占拠されていました。経済ニュースなどはまったく無視され、安倍総理よりも存在感があるのが、また見事なものです。
しかし、先日は流石に日銀の金融政策決定会合と記者会見、米FOMCとビッグイベンドが目白押しという事で、その動向が詳しく報道されました。しかし、結果的には面白みに欠ける内容であり、一般人にとっては関心が薄い内容となったのが事実です。
日本の場合はある意味で仕方がありません。日銀政策委員会のメンバーを見れば分かりますが、エリート中のエリートが集まって必死に考える次なる一手は、結果的に効果的な成果は得られないのです。
それを必死で誤魔化そうと、知恵を出し合っています。はっきり言うと、現在の黒田総裁は白川前総裁の無策・無能っぷりの尻拭い的な意味合いが強く、一見すると行動力は有るように感じますが、それが有効な政策となるかは別問題です。
どの政策が正解なのかは時間が経過しないと判断できませんが、閉塞感だけは間違いなくあります。
その一方で、アメリカの混乱と低迷が気になります。政策金利の上げ下げは重要な意味合いがありますが、今までこんなに慎重なアメリカを知らないからです。政治とは、結局のところ実行力と決断力です。
どちらにしろメリットとデメリットがあるなら、実行するのがアメリカの良い所だと思っていたのですが、あまりにも保守的でまるで日本の様になり、決断力が鈍っています。
それも昨年、あれだけ来年の利上げをする発言をしながら、未だに一度も無しです。これでは、"オオカミが来た"と嘘をつく少年の様です。
為替の動向、FXトレーダーとして
6月のイギリス・EU離脱以降、為替相場は方向感がなく停滞していました。この様な値動きは、例年なら頻繁にある事ですし、そこまで気にしませんが、今年は何と言って米大統領選挙がある年です。その年にイギリス問題や米利上げ観測が、さらなる混乱を招いた事態となっています。
私は最近、さらに資金を絞ってトレードしています。はっきり言ってこんなに少ない資金でトレードして、一流トレーダーの様に意見を述べるのは恐縮なのですが、そこは勘弁して下さい。
個人的には年々FXが難しく感じています。年取る事で、攻めるトレードが出来なくなる事も要因ですが、反発するタイミングが掴めないのです。
また、確率計算や手法がまるで幻に感じてしまうほど、通用しなくなっています。
スキャル中心の短期トレーダーも長期トレーダーも油断や過去の常識を捨てて、何よりも自己資金を守るという一点のみを考えてトレードするのが無難だと思います。
(記載元:GMOクリック証券)
上記の米ドル/円チャートからも、先日は久しぶりの大きな値動きがあった事が分かります。
日足で250pipsほどの値動きがあったので驚きました。注目は上記の1分足チャートで、これだけだと円安方向に動いたと思いますが、結果的にはその後円高に振れて動いています。これが日足の大上ヒゲの原因です。
こんな事があるのがFXなのですが、こんな事が今年の相場は特に多いと感じています。上下に動きと、両方取れるという人もいますが、大半の人は両方で負ける事になります。そんなにオイシク勝てる人はいません。
仮にそれができるのなら、このブログで何度も書いてきました、あっという間に大金持ちになれます。
最後に
日銀政策決定会合は年8回開催されます。
次回は10月31日~11月1日で、注目はもちろん終了日の11月1日となります。そこで黒田総裁が会見で何かしらのサプライズを行えば、為替市場は大インパクトとなります。
一方でアメリカは11月1日~2日にFOMCが開催されるので、利上げはないという情報が多いですが要注目となっています。仮に日銀が前日に何かしらの発表があり、続いてFRBも発表すれば、為替がどのように動くか見当も尽きません。