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アメリカ 各国の情勢

米大統領選挙が正念場!テレビ討論会第一ラウンドはクリントン優勢!?

2016/11/02

このブログで何度も取りあげてきたアメリカの大統領選挙(参考:11月8日がアメリカ大統領選挙の投開票日!為替はどう動く?過去の傾向を検証)も遂に、正念場を迎えてきました。

先日、9月26日にクリントン氏とトランプ氏による初のテレビ討論会が行われ、その動向にアメリカ国内はもちろん、日本を含めた世界中の人々が注目しました。

驚くのはそのテレビ視聴者数で、米国内だけで8000万人以上とされ、過去の大統領選挙と比較しても、最多とされています。

アメリカの人口は3億数千万ですが、そこに移民や海外で暮らすアメリカ人、または日本に住む我々の様にニュース番組で後から視聴する人も含めると、その数は10億人とも20億人とも言われています。要するに、多くの人が大注目したという事です。

米大統領選挙とそのテレビ討論会の面白いところは、それまでに散々、自国経済の立て直しや世界経済、さらにテロ対策を焦点としながら、最終的には大統領候補二人の健康問題に論点がすり替えられ、それがテレビ討論になると見た目や笑顔の多さなどで優勢さが判断されてしまいます。

それならいっその事、討論をすり抜ける技術だけ学び、後は役者やモデルの様に顔とスタイル良い人を選べば良いと思ってしまいます。

アメリカは本当に不思議な国です。肥満体質の多さもきっと、世界でもトップクラスでしょう。

また、薄毛の人も多いと思います。それなのに、大統領には外見を要求して、過去には何度もテレビ討論会という名目で、結果的に外見重視で大統領を選んできて、ケネディやビルクリントンなどがその代表でしょう。

要はこれも、外見良いアメリカンヒーローに自身を救って欲しい、という願望の表れなはずです。

少し話が脱線しましたが、結局は見た目が重視という事のようです。

テレビ討論会後大方のメディアは、クリントン氏の優勢としています。それを受けて、ダウ平均株価は130ドル以上値上がりし、世界中のオンライン賭けサイトでは、クリントン氏の大統領になる確率が上昇する事となりました。

CNNの緊急世論調査で勝者を訊いたところ、ヒラリー氏62%トランプ氏27%とここでも優勢になっています。

大統領選挙、今後の行方はどうなる!

今回のテレビ討論会を見ていて率直に感じたのは、ちょっと面白味に欠けました。

クリントン氏が感じの良い熟女になってまるで小池都知事のようで、片やトランプ氏は歯が抜けたと言うよりも毛が抜けた舛添元都知事です。この二人から大統領が選ばれるのは、都知事選挙以上の悲劇でしょう。

ところでこれはFXブログなので、為替相場として大統領選挙を見ていると、スキャルピングには適さない相場だと思います。

逆にこんな相場だからこそスキャルすべきという声もありますが、私はお勧めしません。

記事を読んでくれている方は、大半がFX素人でまた普段は毎日きちんと働いているサラリーマンだと思います。そんな方達が、無闇に勝負を賭ける相場ではないと思います。

それでも勝負をしたいなら、基本的には円高路線が続いているので、その事を頭に入れておいて下さい。

そして、一番肝心なのはまだ大統領は決定していないという事です。テレビ討論会もまだ終わっていません。

今後の予定は

・第二回テレビ討論会…10月9日
・第三回テレビ討論会…10月19日
・大統領選挙    …11月8日
・新大統領就任   …2017年1月20日

となっています。

クリントン氏だと勝手に予想して、相場に挑むのは時期尚早だと思えるからです。万が一、一転してトランプ氏優勢になったら、相場が反転する可能性が大だからです。

何といえばしっくりくるか分かりませんが、アメリカは何事もイベントにして勿体ぶる国です。映画やドラマでも、成功したら間違いなくパート2、3が作られます。

引っ張れるだけ引っ張って、ドラマチックに盛り上げるのです。これが北朝鮮なら、どれだけマスゲームとミサイルを発射するか分かりません。日本海がミサイルの墓場となるでしょう。

※個人的な相場観…円安方向に振れる可能性は少ないと思いますが、それでは円高の勢いがあるのかと言われると、正直自信がありません。大統領が決まっても、相場に与えるインパクトは少ないかも知れません。

最後に

長く書いてきましたが、ざっと調べたところ、第一回テレビ討論会で優勢な方が、限りなく大統領の椅子に近づくそうです。

すると、初の女性大統領が誕生という事になります。しかしデータの恐ろしいのは、あくまでも過去の分析に過ぎないのです。これがサンプルケースが数千、数万となるものなら参考にできますが、大統領選挙なら別な気がします。

しかし、テレビ討論会を見た所では、トランプ氏に良い参謀がいるように見えません。彼が勝つには、第一回目が絶対のポイントだったはずです。先手必勝、先制攻撃、それで彼は現在の位置まで上り詰めてきたのです。このまま失速と見るのが、無難な考えでしょう。

クリントン氏は健康問題を克服でき、メール問題もクリア出来たみたいなので、ここまま一気に突き進むと思います。最近の選挙のトレンドとして、日本だけでなく世界でも最初に有利な方が、その勢いを持続させます。

個人的にはトランプ新大統領と森喜朗五輪会長、舛添都知事の強力スリートップの会談が楽しみでしたが、これは不可能となりました。残念無念です。

続いて書きました。
1週間後に迫った米大統領選挙の行方と2017年の株価・為替経済予想