ポンド/円が大暴落!その理由とは?今後の為替相場はどうなるか・・・
前回は「ポンド米ドルが安値更新!どこまで下がるのか?今後の見通しについて」でポンド/米ドルが安値更新という記事を書いたのですが、その舌の根の乾かぬうちに、今度はポンド/円が大きく下落(円高)しました。
まずは、チャートを見て下さい。
(記載元:GMOクリック証券 )
このチャートによると、10/7 午前8時で4円以上の円高になった事が分かります。
ぞの理由としては、ネットなどでニュースを調べてみると、色々と書かれていますが多いのは
- ポンド/米ドル安値更新
- フランス大統領の重要発言
- アルゴリズム取引の弊害
など、様々言われていますが、正直なところその理由は分かりません。
これが海外時間なら、またちょっと違った要因が考えられますが、東京時間の午前8時というのが、今回の注目すべきポイントだと言えます。例えば震災時やリーマンショックなどを除くと、午前8時という時間帯でこんなに大きく動いた事は記憶にありません。否、震災時でも4円は動いていないでしょう。
東京時間の早朝というのは、一般的に相場に参加する人は少ないものです。
しかし、それでこんなに急激に値が下がるという事は、自動取引をしている人がそれだけ多いという事です。
少し前までは、東京時間やその早朝などは参加者が少なく、相場の方向感が分かり易い事からスキャル向きだと言われていましたが、今後はそんな事も言えなくなります。また、どの時間帯も爆弾が仕込んであると思った方が良いでしょう。
これは、ますますFXで儲けるのが困難になったと、個人的に痛感しています。
(記載元:GMOクリック証券)
このチャートは5分足ですが、この短時間で4円以上急落した事が分かります。多分、何の前触れもなかったので、これがFXの恐怖たる所以です。後付けで理由を付けるのは簡単ですが、実際には成す術がなく対応出来ないのが現実です。
Contents
ポンド円はどうなる?今後の相場の見通し
以前ならFXに多少の自信がありました。それは儲けるというよりも、こうなったらこの様に動くという自分なりの長いトレード生活から学んだ、自己ルールというか経験則があったのです。
しかし、最近は過去の経験は全てリセットにして忘れるべきだと思っています。
トレードには強い信念と強靭なルールがあれば、相場の荒波が来ても、それを乗り越えられると信じてきましたが、最近の相場ではそれすらも、脆くも崩れていきます。
それでは直近の相場がどうなるのかと、言われるとこれも正直に言って分かりません。円高に振れる可能性が高いのですが、ネットを開き著名な経済関係の識者などは、円安と言っている人も多いです。
また、アメリカの動向などを見ていると、私の円高方針・方向は間違いで、円安に動く気配も感じます。
少し気弱な私から言えるのは、どちらに動くにしても長期投資なら絶対にストップの損切注文を入れておくべきです。
それがあるのと、ないのでは全く違います。どんなにトレードに自信があっても、たった一度のミスで大損どころか借金する事になるのが、FXです。2ちゃんねるなど、掲示板を見ればFXで損した人の断末魔を読むことができます。くれぐれも、注意してトレードして下さい。
最後に
ポンドは昔から殺人通貨などと言われてきましたが、それが一時期は落ち着いてきたのですが、EU離脱が決定して再び殺人鬼に変貌しました。
というか、元の状態に戻ったとも言えます。今までの感覚で、値動きが荒いポンドで軽くトレンドに乗って儲けるか、と思ったらそれは難しいという事を頭に入れて下さい。
あの優しいポンドは、遠い向こうに消えてしまったのです。今後、円高でも円安でもポンドは想定以上の荒い動きになる事は間違いないでしょう。