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トルコ トルコリラ 各国の情勢 各通貨の状況

トルコ 政策金利0.5%引き上げで8%へ!トルコリラ今後も下落リスクが高い

トルコが政策金利8%に!

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最近は世界の大きなニュースが毎日のように飛び込んでくるので、私のように各局の報道番組を楽しみにしている身としては、気の休まる暇がありません。そんな中、ノーマークだった以下のような話題が入ってきました。

トルコ中銀が11月24日、政策金利を発表し現行の7.5%から0.5%引き上げて「8%」にすると発表。

市場の予想では据え置きが予想されていたので、これは大きなサプライズとなり、トルコリラ相場は乱高下となりました。

try82(記載元:楽天証券 )

上記チャートは、トルコリラ/円の15分足チャートで、赤線楕円で囲んだ部分が政策金利発表時で、大きく上下に乱高下している事が分かります。

本来と言いますか普通に考えると、政策金利が0.5%引き上げられるのはサプライズとして歓迎され、数時間ないし数日、最低限当日終値までは上がると思いますが、その考えも空しく1時間弱で下がっています

その理由としては色々と言われていますが、単純に今回は相場の過熱感や為替相場全体でドル高が続いている事が背景にあると推測できます。

要はトルコよりも、アメリカのトレンドが現在の相場全体をけん引している、という事です。

しかし、これは結果論なので私も冷静に判断し記事にしていますが、実際にトルコリラ/円をトレードをしていたら、この瞬間を逃すまいと絶対に上がる方向に建てていたはずです。これが、相場・FXの難しいところですね!

トルコリラの今後はどうなる1

普通に考えると、通貨というのは「国の強さ」を示しています。しかし、日々FXトレードに励んでいるとそんな事を忘れてしまいます。特にスキャル中心なので、一層そんな事を気にしなくなります。でも、実は大変重要な事ではないでしょうか?

トルコリラは現在、市場関係者やエコノミストの予想以上に、対米ドルで売られています。

それはトルコ株の下落にも繋がり、このまま進めば国としての機能不全にも陥る可能性があります。

もちろん、行き過ぎているという意見もあるのでえ、一旦トレンドが反転すれば反対に急激に買い戻される可能性も捨てきれませんが、そんな淡い期待を抱くのも危険でしょう。それほど、ネガティブな空気で覆われています。

アメリカがトランプ次期大統領を決定してから、米ドル高・長期金利上昇

この流れが当たり前となっています。

それは即ち

アメリカ資金流入・途上国資金流出

という事です。

一度この流れが世界に広まると、ある程度行きつくまで、断続的に続くと思うのがベターな考えでしょう。逆張り投資もありますが、それで短期的に成功しても油断すると、大きな本流の流れで大損する可能性が高いです。

トルコリラの今後はどうなる?今後の見通し

今回の報道でも改めて認識したと思いますが、政策金利というのはその国の根幹をなす最重要命題です。上げても下げても、メリットとデメリットが共存し、絶妙なバランスが必要とされます。

現在(2016年11月)の高金利通貨は

1位:ブラジルレアル(14%)
2位:トルコリラ(7.5%→8%)
3位:南アフリカ(7%)
番外1:アメリカ(0.5%→12月or来年1月でアップ?)
番外2:日本(0.1%→アメリカに追随してアップするか?)

以上のようになっています。

普通に考えると、アメリカの利上げ観測でアメリカに資金が集まり、ドル高株高の流れとなっています。トルコに限らず、ブラジルや南アフリカの道としては、さらに利上げに踏み切ると思われますが、それも難題が山積みです。

これらの国はインフレ抑制の為、自国を守る為に、高金利となっています。簡単に言うと、高金利にして何とかバランスを取って、先進国(アメリカ)にお金が流れないようにしていたのです。これが本格的に先進国に流れ出したら、いくらまで金利を上げるのでしょうか?

トルコは2008年に、政策金利16.75%という異常な数値を記録しているので、現状よりも倍程度余力が残っているとも言えますが、当時とは状況も違いますし、これはどうなるのか判断出来ません。

try83(記載元:楽天証券)

2008年当時のトルコリラ/円は、80円~100円で推移しています。それを考えると金利を上げると、円安方向に振れる余地も残っているように感じます。

まとめ

今回の政策金利アップは、アメリカの動きに対抗するものだと思います。今後はトルコやブラジル、南アフリカなど高金利通貨国がどのような動きを取るのか、注目されます。(関連:南アフリカランドが7.7円に急騰!5週間ぶりの高値の原因と今後の見通し

ますますFXトレーダーには、悩ましい日々が続いていくのは、間違いありません。

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