毎月の生理の症状は、生理痛と出血だけでもかなりブルーになる症状ですよね。
でも、それだけならまだ良いのです。もっと大変なことと言えば、生理痛の症状が「月経困難症」と言われるまでに発展してしまうことです。
日常生活に支障が出る場合は月経困難症を疑うべき
通常の生理痛だと下腹部の鈍痛で済む方も多いのでしょうが、月経困難症の場合は下腹部の激痛になることが多いのです。
このように考えると、「毎月のことだから仕方がない。」と言って我慢してきたあなたの生理痛も、もしかしたら月経困難症によるものなのかも知れませんよね。
月経困難症の症状には、下腹部痛以外にも腰痛、頭痛、吐き気、便秘、下痢、乳首の痛みなどもあります。
「これらの症状は普通では?」と思う方もいるでしょう。確かに、我慢できる程度の症状であれば、月経困難症ではなく通常の生理痛の症状です。
逆に、日常生活に支障が出るほど我慢できない痛みとなってくると、月経困難症である可能性が高いです。
ただならぬ痛みは病気が進行している場合も多い
ところで、この月経困難症と言うのは、ただ単に生理痛が日常生活に支障が出るほど酷いだけのものだと思っていませんか。
もちろん、そう言うものも確かにあります。でも、中には症状だけの問題ではなく、子宮内膜症や子宮筋腫、卵巣のう腫などの病気によって月経困難症が起こっていることもあるのです。
このようなものに関しては、治療を遅らせてしまうと大変なことになるかも知れません。
我慢はしないで!早期発見・早期治療
今は特に妊娠を考えていなくても、「将来的には健康的な子供を産みたい。」と考えている方は多いのではないでしょうか。
こんな方が婦人科系の病気にかかってしまうと、不妊の原因になることもあります。
「生理があれば必ず妊娠できる。」と言う訳ではなく、世の中には生理は毎月きちんと来ていても不妊に悩まされている女性も多いのです。
早めに気付けば症状を改善できる可能性があるのなら、日常生活だけではなく将来にも関係する深刻な病気は早めに気付きたいものですよね。
ストレスが心身に及ぼす影響
では、病気に関係無い生理痛に関しては、何か対策する方法はあるのでしょうか。生理痛の原因としては、子宮を収縮させるホルモン「プロスタグランジン」の分泌量が多いことの他、心身のストレスが挙げられます。
心身の疲労は生活習慣や食生活の乱れでも起こりますし、骨まで染みるくらいの寒い場所で過ごしていれば当然子宮周りも冷えてしまいますよね。ストレスに関しては、血管を収縮して血液の流れを悪くすることがあります。
「原因不明の病気」と言うと、ストレスが関係していることが多いくらいにストレスは健康に大きな影響を与えるものです。
また、プロスタグランジンの分泌量は、婦人科で処方してもらう薬で抑えることもできるようです。
「何でも薬に頼る。」なんて言うのは良くないので、まずは生活習慣や食生活を整えることから頑張ってみてはいかがでしょうか。
そして、それでも改善が見られない場合、明らかにおかしい症状があると思われる場合には、婦人科で相談して生理痛の原因を特定するのが良いでしょう。
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