コーヒーは色々ある飲み物の中でも、健康にも不健康にもどちらにも考えられる飲み物ですよね。本当は健康的な飲み物なのでしょうか?それとも、不健康な飲み物なのでしょうか?
コーヒーは糖尿病を予防する?
まず、コーヒーは糖尿病の原因になるものだと考えている方はいませんか。
実は全く逆で、コーヒーは糖尿病予防の効果が期待できるようです。
誰がそんなことを言ったのかと言うと、アメリカやオランダの研究者のようです。コーヒー好きの方に2型糖尿病の発症率が低いことが確認できたようです。
具体的には、1日に7杯以上もコーヒーを飲む方には、1日2杯までしかコーヒーを飲まない方に比べて糖尿病の発症リスクが少ないことが分かっているようです。アメリカでは、カフェイン入りのコーヒーとカフェイン入りのコーヒーを飲んだ場合とで、糖尿病の発症率の違いを調べた研究もあるようです。
この研究の結果、カフェイン入りのコーヒーを飲んだ場合は、男性で5割、女性で3割も糖尿病の発症リスクが下がったようです。カフェイン無しのコーヒーを飲んだ場合でも、男性で3割、女性で2割も糖尿病の発症リスクが下がったようです。
このように考えると、カフェイン有りでも無しでもコーヒー自体を飲むことに糖尿病に対する予防効果がありそうですよね。
実は「コーヒーを1日に1杯でも飲んでいる方は、空腹時の血糖値が高くない。」と言うことが、厚生労働省でも発表されているようです。
コーヒーの効果は海外だけではなく、日本でも言われているのです。食後にコーヒーを飲めば、血糖値の上昇を抑えることができそうですね。それから、コーヒーの良い効果と言えば、誰もが知っているように偏頭痛を軽減する効果がありますよね。この効果の理由は、コーヒーが脳の血行を良くしてくれるからなのです。
コーヒーのカフェインは頭痛薬に含まれていることも多いのですが、この効果があるこそなのでしょうね。偏頭痛だけではなく、ボケ防止にも効果的だと言われています。眠気覚ましとしてコーヒーを飲む方も多いでしょう。
コーヒーの注意点、デメリット
ただ、コーヒーを飲むのも健康な人限定です。糖尿病の方がコーヒーを飲んだところで、かえって糖尿病を悪化させることがあります。糖尿病の中でも2型糖尿病の場合は、カフェインで血糖値が低下しにくくなってしまうことがあるのです。
コーヒーのデメリットは、鉄分の吸収を阻害してしまうことにもあるのです。特に女性の場合は、毎月のように生理があって、時期によっては貧血に悩まされる方もいるかも知れませんね。こういう方は、できるだけコーヒーを飲むのは控えた方が無難です。また、カフェインのとりすぎにも注意しましょう。(参考:カフェインの摂りすぎは死を招く?)
この他、甘いもの好きでコーヒーに砂糖をたっぷり入れて飲む方も多いのではないでしょうか。糖尿病の予防効果があるはずのコーヒーでも、このような飲み方をしてしまえば結局は血糖値を上昇させる原因になってしまいますよね。出来るだけコーヒーは無糖ブラックの状態で飲むことをお勧めします。
これが出来なければ、少しでも砂糖を減らして飲むよう心掛けることが大切です。
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