食事で摂取したものは体内で分解される際に、大腸菌やウェルシュ菌などの悪玉菌によってアンモニアなどの臭いの元となる成分が発生します。腸内環境が悪いのは不健康の証拠のように言われることが多いのですが、まさにその通りです。腸内環境が悪くなるほど、体臭が強く発生しやすくなってしまうのです。臭いの元となる成分を体外に排出しきれずに、体内に溜まることで汗や呼気などに臭いが発生しやすくなってしまうのです。
ちなみに、汗をかかない人が最近増えてきていますが、汗はかかない人のほうが体臭が強くなります。
参考:汗をかきにくい人が増えている?【汗かきの体臭を改善させる方法】
ココアの体臭予防効果とは
ただ、こんな体臭の悩みも、ココアを飲むことで改善できるようですね。
でも、「ココアを飲んでいるだけでなぜ?」と思いませんか。まず、ココアには「リグニン」と言う不溶性食物繊維が含まれていて、腸内の水分を含んで数十倍も膨らんでくれるのです。そして、腸壁を刺激することで、腸のぜん動運動を促進して便を排出しやすくすることが出来ます。それから、食物繊維には体内の老廃物や毒素を吸着する働きがあります。
また、腸から吸収された臭いの元は肝臓に戻るのですが、肝臓で臭いの元が上手く解毒できれば体臭にならずに済みます。ココアの不溶性食物繊維には、肝臓の解毒力を高める効果も期待できるのです。このようにココアには体臭を予防する様々な効果が期待できるのですが、ただココアを飲むことだけを考えてしまうのはもったいないですよね。どうせ飲むなら、ココアの不溶性食物繊維がたくさん含まれているものを選ぶのが良いでしょう。市販品のココアには実に色々な種類のものがあり、多くの方が何となく飲みやすいココア飲料を選択してしまうのではないでしょうか。
ピュアココアの効能
でも、実際のところ、ココア飲料には不溶性食物繊維はそこまでたくさん含まれている訳ではありません。不溶性食物繊維がもっとも多く含まれたものは、ピュアココア(純ココア)です。成分表示や商品名の書かれているところを見れば、「ピュアココア(純ココア)」とか「ココア飲料」などの記載があるはずです。きちんと確認してココア選びをしましょう。
ピュアココア(純ココア)では甘みが物足りないと思ったら、オリゴ糖を使用してみてはいかがでしょうか。甘さがアップして飲みやすくなると同時に、腸内環境を整える効果も期待できます。
このように考えてみると、1日1杯のココア習慣を作ってみるのも良いかも知れませんね。寒い冬はホットココアで体を温める効果もありますし、暑い夏はアイスココアで口の中をすっきりさせるのも良いでしょう。
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