他のお子さんと比較したり、育児書に書かれている睡眠時間と比較して、「うちの子、睡眠時間が足りていないかも!」などと思ったことはありませんか。と言うよりも、「赤ちゃんって、どのくらい睡眠時間を取っていれば良いのだろう?」と疑問に思うこともあるかも知れません。赤ちゃんは睡眠不足の状態が続くと、脳や体などの発達に支障が出ることがあると言われていますから。では、赤ちゃんの睡眠時間の目安について見ていきましょう。
生後2ヶ月までの赤ちゃんの睡眠時間の目安は?
まず、生後1ヶ月までの新生児期の赤ちゃんの睡眠時間は、短い子でも16時間以上は欲しいところです。よく眠る子だと、22時間以上も寝てしまう子もいるようですね。
新生児期は空腹のたびに泣くので、数時間置きに授乳して授乳以外の時間は寝ている赤ちゃんがほとんどです。中には、1時間も経たないうちに起きてしまう子もいるのですが、こんな子でも睡眠時間をトータルして16時間以上あれば大丈夫でしょう。
そして、生後1ヶ月を過ぎて2ヶ月までの間は、最低14時間以上寝ていれば問題ありません。これくらいの時期から、ママやパパのちょっとした物音で目を覚ましてしまう赤ちゃんが多くなります。こんな時に睡眠不足の心配をしてしまいそうですが、トータルして14時間以上の睡眠が取れていれば、それほど心配しなくても大丈夫でしょう。
生後4ヶ月までの赤ちゃんの睡眠時間の目安は?
生後3ヶ月以降になると、多くの赤ちゃんが夜に6時間以上と、まとまった睡眠を取れるようになっていきます。ただ、特に母乳育児の場合には、数時間置きに母乳をあげなければいけないママもいるのですが、睡眠時間には個人差があるのでそれほど気にすることはありません。
それで、生後3~4ヶ月までの間の赤ちゃんの睡眠時間ですが、最低13時間は欲しいところです。ちなみに、生後3ヶ月以降になると、体内時計の調整に関与するホルモンが分泌される関係で、生活リズムを付けやすい時期になります。
なかなか夜型の生活が改善できないと言う場合には、昼間に寝ている赤ちゃんを無理に起こす必要は無いですし、夜8~9時になったら寝かせる努力だけでもしてみましょう。
1歳までの赤ちゃんの睡眠時間の目安は?夜泣きも始まる頃
生後6ヶ月以降になると、昼寝、夜の睡眠が1回ずつにまとまりやすくなります。ただ、それでも赤ちゃんの睡眠には個人差があって、昼寝をしかけてもすぐに起きてしまったり、昼寝の時間がまとまらなかったり、夜の睡眠時間がまとまらなかったりなどの悩みを抱えるママもいます。
また、生後6ヶ月以降になると、夜泣きが始まって睡眠不足に悩まされるママも増えます。夜泣きの期間は半年くらい続くことが多いのですが、その間は足りない睡眠は昼寝で上手に補うようにしましょう。
生後6ヶ月から1歳までの間は、トータルで11時間以上寝ていれば問題ありません。
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